「初めての洗濯で色が落ちちゃった!」
「洗濯表示通り洗ったのに風合いが変わった!」
なんていうお洋服のトラブルはめったにある事じゃありませんが、あなたの身に絶対起こらないとも限りません。
そんな時は、そのお洋服を販売しているメーカーさんに問い合わせてアドバイスをもらいましょう。
その問い合わせ方法をご紹介します。
まずは取り扱い方法を再確認
お洋服に何かトラブルが起きたとしても、まず落ち着いて自分の洗濯や取り扱い方法に間違いが無かったか確認しましょう。
慌ててメーカーさんに問い合わせてはいけませんよ!
お洋服を買う時にはその後のメンテナンスまで考えている方は稀で、正しい取り扱い方法を理解していなかっただけかもしれません。
取り扱い絵表示を見る
お洋服にトラブルが起きる可能性が高いのは洗濯の時。
最初に自分の洗い方が間違えていなかったか確認します。
すごーく簡単にいうと、一番左の絵(水洗いに関するマーク)が×になっていなければ家庭で洗えます。
例えばこのの絵表示は一番左の絵に×がついていませんよね。
これは家庭で水洗いできるということ。
ただしよく見ると、”手洗い”と書いてあります。
厳密にいえば、洗濯機が使えないということになります。
特に注意しなければならないのはこちら。
一番左の絵が×になってます。
このようなお洋服は水洗いできません。
その代わり一番右の絵に×がついていませんよね。
これはクリーニング店でドライクリーニングするお洋服ということです。
このようにまずは洗濯方法が間違えていなかったか、しっかりと確認しておきましょう。
洗濯表示の詳しい読み方についてはこちらのページが詳しいです。
注意事項もしっかり確認
続いて取り扱い上の注意事項も確認しておきます。
絵表示の裏や別のタグに記載されていることが多いです。
ココ見たことない人も多いんですよね。
注意事項は記号や絵ではなく、しっかりとした文章で書かれています。
例えばこのタグには・・・
- 色落ちする可能性があります
- 蛍光増白剤が入っていない洗剤を使ってください
- 長時間水につけないでください
- 乾燥機を使わず陰干しで乾燥してください
こんな感じです。
その他には、シワ加工やプリーツ加工などを施してある特殊なお洋服について、この加工は永久に続くものではない、という表記もよく見かけます。
メーカーさんに問い合わせる手順
ここまで確認して取り扱い方法に間違いが無かった場合には、メーカーさんにその旨を連絡してみましょう。
取り扱い方法をメモしておく
まず、必ず聞かれるのが”どのような洗い方をしたか”ということです。
洗剤の種類、洗濯機のコース(洗い○分、すすぎ○回など)、乾燥方法をすぐに答えられるようメモしてから連絡するようにしましょう。
メーカーさんの詳細を確認
品質タグにはメーカーさんの連絡先と所在地が必ず記載されています。
その情報を元にメーカーさんへ連絡します。
”洗濯したらこのようになってしまった”というトラブル内容を伝えると、担当部署へつないでくれます。
品番の確認
上記の取り扱い方法の他に必ず聞かれるのが、製品番号になります。
こちらも品質タグに記載されています。
大抵の場合、タグの一番上に記載されている数字とアルファベットの羅列が製品番号です。
この番号を照会して、製造年月日や上代を調べます。
アドバイスを聞く
ここまで伝えるとメーカーさんから何らかの返答があるはずです。
もしくは”現物を見たいから送ってください”というパターンもあります。
お客さん側の取り扱いに問題があったり、経年劣化などやむを得ない理由ならそのようなアドバイスを、製品自体に問題があった場合には、返金や代替品との交換などの対応が一般的です。
注意事項
ここまでがメーカーさんに問い合わせる手順です。
その他、ここは注意したいというポイントをご紹介しておきます。
品質タグは取っちゃダメ
肌に触れて気持ち悪い!などの理由で品質タグを切り取ってしまう人がいますが、それは絶対にやめましょう。
ここまで読んでくれた方ならわかると思いますが、そこには大切なことがたくさん書かれています。
品番がわからなければアウターフォローが受けられない可能性すらあります。
海外製品
並行輸入品や海外で直接購入したお洋服は、日本の正規代理店を通っていないお洋服になります。
そのため品質タグは全て外国語になっているので、当然ですが日本の問い合わせ先が記載されていません。
有名ブランドなら日本の窓口がわかるかもしれませんが、その場合にも正規代理店を通っていないという理由でアフターフォローが受けられない場合もあります。
この辺りのことも理解したうえで購入するようにしましょう。
経年劣化と耐用年数
一つ理解しておかなければならないのは、お洋服は着用と洗濯を繰り返すことにより確実に劣化していくということ。
そのため、お洋服には耐用年数という目安が設定されています。
それはどんなに高価だったお洋服も例外ではありません。
そして大抵の場合、目に見えて状態が変化するのは洗濯がきっかけになることが多いです。
経年劣化に関しては、洗濯方法を間違えていなくてもいずれは起こり得るという事を理解しておきましょう。
まとめ
- お客様の着用、洗濯、管理の責任
- 製造したメーカーさんの責任
- (クリーニングしたならクリーニング店の責任)
お洋服を取り扱っていくうえで、それぞれにこのような責任があるといわれています。
お洋服に何かトラブルが起きても、まずは取り扱いが正しかったのかを確認しておくことが大切です。
そこをしっかりと把握しておくと、メーカーさんとのお話もスムーズに進みます。
トラブルが起きていないお洋服も、一度取り扱い方法を確認しておくといいかもしれませんね。