ハイアールから販売されているハンディ洗濯機COTON(コトン)。
衝撃的なデビューからしばらく経ち、ユーザーさんのレビューも増えてきましたね。
「クリーニング代が節約できる!」とのレビューも多いですが、その実力や如何に!
洗濯機というか”しみ抜き機”
このように、洗濯機というよりは”しみ抜き機”ですね。
携帯用というには少し大きすぎるかもしれません(ペットボトルよりちょっと小さいくらい)が、なかなか手ごろなサイズです。
見た目もなんかオシャレ?!
丸洗いするわけではなく、部分的なしみ、汚れをピンポイントで落とすための道具です。
ここが、しみ抜き機ですよね?という理由です。
しみをCOTON(コトン)の機械力を使って叩き落していく仕組みです。
擦ったり揉んだりすると生地が傷み、毛羽立ちや擦れの恐れがあるので、しみ抜きの基本はしみを叩き出していく作業になります。
しかもその回数は1分間に700回もトントンと叩いているとの事!
とても人間には不可能な離れ技です。
その方法は、クリーニング店でのしみ抜きと理屈は同じなので、使い方によっては強力な道具となりそうです。
さすが、元々SANYOとして業務用クリーニング機器を販売していたメーカーですね。
魔法の道具ではない
繰り返しになりますが、COTON(コトン)の機能は、水を出しながら高速でトントン叩くことです。
このような道具はプロのクリーニング店には当然ありましたが、家庭用のものはありませんでした。
プロ用しみ抜き機の家庭版なのです。
しかし、全てのしみに対応できて安全が確約されているものではない、ということは覚えておかなければなりません。
あくまで、しみ抜きをサポートする、あるいは質を向上する機能を備えているのであって、全てのしみを落とす魔法の道具ではないのです。
そのため、しみを落とすためにはそれ相応の知識と経験が必要になります。
クリーニング店でも、特殊な設備や薬品で簡単にしみを落としているわけではなく、状況に応じて方法を変え、知識、経験、時間、技術をフル活用してしみを落としているのです。
クリーニング屋的アドバイス
とはいえ、あると便利なのは間違いないです。
コツを掴めば家庭洗濯の幅は広がり、しみも落としやすくなるでしょう。
そこで、実際にCOTON(コトン)を使ってしみ抜きするときの注意点をご紹介します。
被害の拡大に注意!
COTON(コトン)を使うときは、下にキッチンペーパーを敷き、そこへしみを移し取って行く作業となります。
しかし、安易にしみに触ると、ペーパーが吸いきれないほど汚れが溢れ出て、元のしみよりも範囲が広くなってしまう事があります。
特にインク系には注意です。
(インクはご家庭で完璧に落とすのは難しいので、最初からクリーニング店へ持って行ったほうが無難です。)
しみの動きを見る!
しみが落ちる可能性があるものは、しみ抜きを開始した時点で多少薄くなるなど、何らかの動きを見せます。
COTON(コトン)でしみ抜きを始めて、しばらく作業しても全く変化がない場合には作業を中断したほうが無難です。
方法を変えたり、温度をかけたりしなければ、まず落ちません。
無闇に長時間しみ抜きすることは、生地を傷めることに繋がります。
前処理剤の効果を上げる!
シャツの襟、袖の皮脂汚れは、洗濯前に固形石鹸や台所用洗剤で前処理してから洗濯機に入れると、汚れ落ちが格段に上がります。
このような方法をすでに実践されている方も多いのではないでしょうか?
このときにCOTON(コトン)を使う事により、前処理剤が生地の奥まで入り込み、さらに効果が上がる事が期待できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
COTON(コトン)は使い方によっては強力なしみ抜き機となるのがお分かりいただけたと思います。
ご家庭では、クリーニング店のように多種多様なしみを取り扱うわけではありません。
主には食べこぼしや皮脂など人間からの分泌物が多くなるでしょう。
何でも落とそうとするのではなく、付着しやすいしみだけでも落とし方を覚えれば、家庭洗濯のレベルもグーンと上がります。
ということで、表題の”クリーニング代が節約できる?!”に関しては、”その人のテクニックによります!”ということになってしまいます。
COTON(コトン)で一瞬にして簡単に落ちるしみは、普段の洗濯を工夫(あるいは普通に洗濯しても)するだけで落ちるものが大半ですから。
アクア ハンディ洗濯機(チタンゴールド)AQUA COTON コトン HCW-SHW10-N