主婦が抱える洗濯への疑問を、プロのクリーニング屋が解決します!
今回は「洗濯機の手洗いコースと毛布コースって何が違うの?」という疑問。
確かに洗濯機って○○コースと、色んな名前がついたプログラムが設定されていますよね。
しかし、「何だかとくわからないから、とりあえず標準コースで!ポチっ!」という方が多いのではないでしょうか。
でもこれじゃ勿体ないです!
洗濯コースを使い分けると、洗濯物の種類に合った適切な洗い方ができるようになるんですよ!
手洗いコースと毛布コースって何が違う?
ポイントをおさらい
それでは、今回の”手洗いコースと毛布コースって何が違うの?”という疑問についてのポイントをおさらいしておきましょう。
洗濯コースの呼び名について
洗濯コースの名前はメーカーさんが独自につけているので、共通した決まりごとはありません。
それが混乱を招いている部分もあるので、色々な呼び名を確認しておきましょう。
時間が短縮されているプログラム
洗濯時間を短く、濯ぎ回数を減らすことによって全行程の時間を短縮したプログラムです。
- 倍速コース
- スピードコース
- 時短コース
大きい洗濯物を洗うプログラム
毛布、タオルケット、カーテンなど、いわゆる大物を洗うプログラムです。
給水量が多く、強い水流で洗える設定になっていることが多いです。
- 毛布コース
- 大物洗いコース
優しく洗うプログラム
デリケートな素材や、装飾があるお洋服を洗うために、負荷を抑えたプログラムになります。
全行程を通して短時間、洗濯槽をほとんど動かさずに優しく洗えます。
ちなみに、ドライマークコースという呼び名で勘違いして「ドライクリーニングできるの?」と勘違いされる方も多いのですが・・・、家庭でドライクリーニングはできません!
ドライクリーニングとは水ではなく、有機溶剤を使って洗うクリーニング方法です。

- ドライマークコース
- 手洗いコース
- デリケートコース
洗濯コースの使い分け
基本的には標準コースでしっかりと洗うのがおススメです。
汚れが落としきれていないと、時間の経過とともに酸化して変色してしまいます。
汚れた洗濯物が少ないならコンパクト洗剤+スピードコースで時短洗濯してしまうのもいいですね。
その際には、襟袖など汚れやすい部分は下洗いしてから洗濯すると効率よく洗うことができます。
手洗いコースはお好みで。
(個人的には洗濯機を使うよりも自分で手洗いした方が安心ですし、経済的だと思ってます。)
このように洗濯物の種類によって使い分けることができれば、立派な上級者ですよ。
一度、お持ちの洗濯機にはどのようなプログラムが組まれているか確認してみてはいかがでしょうか。