ポロシャツは普段着に仕事着にと大活躍するアイテムですが、黒や紺など濃色だと色落ち(色あせ)が気になりますよね。
お気に入りなのに、劣化が気になって何となく着る回数を減らしてみたり・・・。
そんなあなたに朗報!
なるべく色落ち(色あせ)を抑える上手な洗い方をご紹介しますよ!
色が落ちたり褪せたりする理由
まずはじめに、色が変退色しないお洋服はありません!
でもちょっとの工夫でその程度を抑えることは可能です。
色落ちしたり、色が褪せたりする理由がわかれば、その対処方法も見えてきます。
主な原因をチェックしておきましょう。
紫外線や汗
いきなり回避不可能な理由で恐縮です・・・。(汗)
汗や紫外線は色の分子を分解して壊してしまいます。
汗はその成分のほとんどが水ですが、その他にもアンモニアやカルシウムなども含まれていて、これらが影響する場合があるんです。
特に襟や脇など一部分の色が変わってしまうのはこのような理由です。
また、紫外線は殺菌効果などのメリットもありますが、その強いエネルギーによって衣類の色褪せを引き起こします。
しかも、汗と紫外線という二つの要素が重なると、その影響は加速するので変退色の危険性はさらに高まってしまうのです。
対処方法
- 着用後に放置せずなるべく早く洗う
- 直射日光を避けて風通しの良い場所で陰干しする
夏場の汗を多く含んだ洗濯物はなるべく早く洗うのが基本です。
さらに濃色のシャツだけでも部屋干しすることで変退色を抑えることができます。

また、ポロシャツ一枚で着るのではなく、インナーを着用するのもおススメです。
直接肌に触れないためポロシャツへのダメージが少なく、汗ジミが目立たなくなるのもポイント。
暑苦しいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは効果がありますよ。
部屋干し+インナー着用は実際に私も実践していますが、確実に長持ちしていると感じています。
ぜひお試しください。
洗剤がいたずら
弱アルカリ性の粉末洗剤を使っていませんか?
お洋服を白っぽく見せる蛍光増白剤の影響で色褪せしたように見えてしまったり、洗浄力が高いため色落ちを促進させてしまいます。
基本的に弱アルカリ性粉末洗剤は、白いものをより白く洗い上げる工夫がされていることが多いです。
濃色のシャツにはもう少し洗浄力を抑えた洗剤を使うのがおススメです。
対処方法
- デリケート衣類用中性洗剤を使う
- 蛍光増白剤、漂白剤が無配合の洗剤を使う
このように、洗剤を使い分けることで結果的にお洋服を長持ちさせることにつながります。
デリケート衣類用洗剤とのこのような洗剤。
エマール 洗濯洗剤 液体 おしゃれ着用 リフレッシュグリーンの香り 本体 500ml
蛍光増白剤や漂白剤が無配合の洗剤はいろいろとありますが、今はやりのコンパクト洗剤にも入っていません。
特にデリケート衣類用中性洗剤は一つ持っておくと凄く便利で、色落ちを抑えるだけでなくニット類の手洗いにも使うことができます。
”https://wash-mania.com/detergent”洗浄力が高すぎる
先ほどの項目にも関連しますが、高い洗浄力は色落ちの原因となります。
日本人は清潔なので”1回着たら洗う”という習慣が定着しています。
特に理由もなく洗浄力を高めるのはお洋服を劣化させる原因となるので注意しましょう。
色落ちさせたくないポロシャツは、優しく手洗いするのがベストです。
それでも気になる方は、汚れやすい襟回りなどを台所用洗剤で下洗いしてから洗濯してみましょう。
対処方法
- 優しく手洗いする
- 洗濯機を使う場合は裏返して洗濯ネットに入れる
- 洗濯機のプログラムを短時間コースにする
- 洗濯水はなるべく冷水で(夏場は特に注意)
本当に大切に着ていきたいシャツならば手洗いがおススメです。
本来はお洋服によって洗い方を変えていくのが基本。
汚れているお洋服は洗浄力を高めて洗い、そうでないお洋服やデリケート品、色落ちしやすいものは洗浄力を抑えてあげましょう。
”https://wash-mania.com/hand_washing”手間なく負荷を抑えたいなら、やはり洗濯ネットが効果的です。
まとめ
これらのポイントを抑えれば色落ちや色褪せは最小限に抑えることができるでしょう。
色褪せしたポロシャツを「どーしても何とかしたい!」という場合には染み抜き上手なクリーニング屋さんに相談してみるといいかもしれませんよ。
例えば色褪せて赤っぽくなってしまった場合。
なぜ赤っぽく見えるかというと、色の三原色(懐かしい!)の中で青が一番早く退色するためです。
ということは、青の色を足してあげれば黒に戻るということなんです。
このような技術は染み抜き技術の一つ”色かけ”で修復可能です。
クリーニング屋さん凄い!(笑)