奮発して買った有名ブランドの洋服。
やっと手に入れたからにはできるだけ長く着たい!
もちろんですよね。
でも、高級衣類=長持ちするってわけではありません!
購入する前に、その洋服にどのような価値を求めるか?を明確にしておきましょう。
高い洋服の価値
「あなたは何故その洋服が欲しいのですか?」
有名ブランドの洋服だから・・・
- 耐久性があって劣化しにくい
- 色落ちしない
- 縮まない
- 流行の最先端のデザイン
これらの全てを網羅した洋服ってあまりないんですよね。
自分が求めるのは、とにかくオシャレ!なのか、長持ちする(耐洗濯性がある)!なのかで、買うべき洋服は違うんです。
デザインが凝ってる
流行の最先端をいくデザイン、これがブランド服の最大のメリットです。
というより、”有名ブランドの最新作が流行を作っている”と言った方が正しいでしょうか。
安い服はこれらをコピーしたものになりますので、本家の方が洗練されていて当然。
ただ、販売価格の多くにこのデザイン料が含まれているのも事実です。
また、デザイン性を優先するあまり「これってどうやって洗うの?」みたいなことも・・・。
例えば異素材の組み合わせや、白と黒の大胆な配色などは要注意。
本来はそれぞれ違う方法で洗うのが適しているのに、1着の洋服に共存してしまっているため、”あちらを立てれば、こちらが立たず”状態になってしまうこともあります。
良い生地を使ってる
これはどちらとも言えません。
生地の質から縫製まで本当にこだわっているものもあれば、そうでないものもあります。
また、良い生地だからといって耐久性がある、ということでもありません。
良い生地の定義をどのように考えるかは、人それぞれ。
耐久性があって長持ちするというのを良い生地と捉えるなら、ファストファッションブランドの洋服の方が圧倒的に洗いやすく取り扱いしやすいです。
唯一無二の風合いを求めるなら高級衣類の方が優れていますが、家庭で簡単に洗えないのでメンテナンスはプロに任せることになります。
長持ちする
先ほどの項目とも関連してきますが、やはり一概にそうとは言い切れません。
(もちろん作りがしっかりしていて長く着られるものもありますよ。)
特に染色に関しては、水質の関係や品質基準の違いによって、インポート物の方が色落ちしやすい傾向があります。
最後に
”高い洋服なんだから全てにおいて最高品質”と思うのは日本人特有だそうです。
海外の人はどんなに高い洋服でも劣化するのは当然で、それを味として楽しむ文化があります。
どんなに丁寧にプロがクリーニングしても、洗っている以上は劣化していきます。
ただ、お手入れをしっかり行えば、劣化は必ず緩やかなスピードになるはずです。
それが長持ちさせる秘訣になりますので、経年変化を楽しみ、長く着られるようにお手入れしたいものですね。
そして購入前には自問自答してみてください。
「何を求めてその洋服を買うの?」と。