最近の柔軟剤はちょっと香りが強すぎる?
流行(というより、もはや定番?)で、どの柔軟剤も今は独特な香りづけがされています。
もちろん「それが楽しみなんだよ!」という人も多いでしょうが、中には苦手な人もいるのが事実。
そんな柔軟剤の香りが気になる人は、代わりに”クエン酸”を使ってみてはいかがですか?
クエン酸とは
ミカンやレモンなどの柑橘類に多く含まれる成分で、最近では美容や健康にも良いと評判の物質です。
【セット品】ミヨシ 暮らしのクエン酸 330g×2個
これを洗濯に使おうっていうのが今回の趣旨なわけですが、クエン酸は酸性なのでアルカリ性の物質を中和してくれる働きがあるんです。
その部分がクエン酸を柔軟剤の代わりに使えるという理由になります。
柔軟剤の代わりに使う
一般的な粉末洗剤は弱アルカリ性です。
それは、日常生活で付着する汚れの多くはアルカリによって落とすことができるからなんです。
ということは、洗濯しているときの洗濯機の中はアルカリ性に傾いているということ。
そこでクエン酸の登場です。
酸性のクエン酸を投入することで、アルカリ性に傾いているところを中和してくれるんですね。
使い方
- 柔軟剤と同じタイミング(最後のすすぎ)で入れる
- 入れる量は1gくらい
- 洗い上がりを見て次回の量を微調整する
洗い上がりは?
何も入れない時に比べて、洗い上がりのゴワゴワ感が軽減されます。
臭いもありません。
もちろん柔軟剤ほどふんわりしませんが、その反面吸水性が保たれるなどのメリットもあります。
しっかり水分を吸い取ってもらいたいタオル類には特に効果的です。
(柔軟剤は使いすぎると、すごく吸水性が悪くなります。)
アロマオイルを使ってカスタマイズする人も
クエン酸と水、そして好みのアロマオイルを少量使ってオリジナルの柔軟剤を作る人もいるようです。
天然細分のアロマオイルを使えば、環境にも優しい自然派柔軟剤の出来上がりです。
市販されている柔軟剤の強い香りが苦手な人も、これなら楽しめそうですよね。
その他にもいろいろ使える!
クエン酸はまだまだ色んなことに活用できます。
水回りの掃除に
カルシウムを溶かす働きもするので、水回りの白っぽい汚れ落としにも効果的です。
生臭い汚れに
柔軟剤ではなく、洗剤の代わりにも使えます。
前途の通り、日常的に付着する汚れは酸性が多いので洗剤はアルカリ性になってます。
同じ理屈で、アルカリ性の汚れは酸性のクエン酸を入れて洗濯するのが効果的なんです。
代表的なものですと釣りに着ていって生臭くなってしまった洋服。
これはクエン酸で洗ってあげると臭いが軽減されます。
クエン酸、けっこう使えるやつです!
クエン酸は私共のクリーニング工場にも常備しています。
中和作用を目的として使ったり、吸水性を保ちたいタオルなんかに使います。
タオルだからといって、なんでもかんでも柔軟剤を入れたりすると、お客様の要望に応えられないこともあるんです。
プロも使っているクエン酸。
あなたもチャレンジしてみてはいかがですか?