羽毛布団を家庭で洗濯できない(しない方がいい)2つの理由

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暖かくて軽い羽毛布団は、冬場の睡眠に欠かせないアイテムです。

ただ、家庭で気軽に洗えないのが難点でもありますよね。

どうにかできないものかとネットで調べると、意外とたくさん出てきます。

”羽毛布団を家庭で洗う方法”

でも、安易に洗うと大変なことになるかもしれませんよ?!

1.羽毛布団は洗えないことはないけれど・・・

羽毛布団とはいえ側生地は綿、詰め物は羽毛ですから、必ずしも洗えないわけではありません。

現にクリーニング店では洗っていますからね。

羽毛布団を家庭で洗う方法は大きく分けて2つあります。

洗濯機に入れてしまう

洗濯機

容量が大きい洗濯機をお持ちでしたら、羽毛布団を入れて洗うこともできるでしょう。

肌がけなど、すこし薄めの羽毛布団でしたら問題なく洗えるかもしれません。

手で押し入れて水を浸透させる

十分に水を含んだら洗濯機を回す

このように工夫すれば洗うこと自体はできるかもしれません。

ただ、水を含んだ羽毛布団はかなりの重さになります。

そして羽毛が偏ったまま洗濯してしまうと、バランス不良により洗濯機自体が破損してしまうかもしれません。

■バランス不良でエラーが出る!最悪の場合には破損してしまうかも?!

浴槽で踏み洗いする

続いて多いのが”浴槽で踏み洗いする”という方法。

  1. 浴槽に羽毛布団が浸かるくらいのお湯を張る
  2. 洗剤を入れて撹拌する
  3. 羽毛布団を入れて踏み洗いする
  4. お湯を入れ替えて濯ぐ
  5. 浴槽の縁に掛けて水けを切る

というのが一連の流れです。

確かにこの方法で洗う事はできますが、その後の処理にとても苦労します。

まず、一度濡らしてしまった羽毛布団の水を切るのはかなり大変です。

想像以上に重くなっているはずなので、移動するのも一苦労。

ベランダに干すなんて、とてもムリな作業です。

とはいえ濡れてしまっている以上何とかしなければ使えないので、「どうしよう・・・」と途方に暮れてしまうことでしょう。

■洗うこと自体は簡単。でもそのあとの処理がとても大変!

2.乾燥にものすごく時間がかかる

まず、羽毛布団を乾かすときには乾燥機が必須です。

干しておくだけではなかなか乾かない、というのも理由の一つなんですが、一番大きな理由は膨らみを復元できないことです。

洗濯後の羽毛は絡み合ってしぼんでいるため、元の姿を見る影もなくペチャンコな状態で洗いあがります。

ここから元のボリュームを復元するためには、適度な力を加えながら羽毛をほくして開かせてあげなければならないのです。

そのためには乾燥機でグルグルとタンブリングしてあげるのが一番効率的。

そうなると、現実的なのはコインランドリーの乾燥機を使う事ですが、ここでまた一つ問題が。

羽毛布団の乾燥はとにかく時間がかかります。

1時間30分~2時間は見ておかなければならないでしょう。

さらに途中で裏表を入れ替えながら、万遍なく羽毛を散らしてあげる必要があります。

コインランドリーの乾燥機の相場は10分100円。

2時間乾燥するとなると、それだけで1200円かかります。

自分で洗うリスクがある上に乾燥するだけでこの金額なら、クリーニングも視野に入ってきますよね。

まとめ

このように、羽毛布団を家庭で洗濯するのはかなり難しいのが現状です。

繰り返しになりますが、一度洗濯を始めてしまうと、もう後戻りはできません!

ネット上には”羽毛布団の洗濯方法”などの情報が多いですが、実践するときにはよく検討してからチャレンジしてくださいね。

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