スーツやワイシャツがなかなか上手にたためなくてお困りではないですか?
とっても簡単で、キレイなたたみ方をクリーニング店がご紹介します。
普段の収納はもちろん、出張時の荷造りにも役立ちますよ!
ワイシャツをたたむ
ワイシャツは慣れていないと、たたんだ後の状態がビシッときまりません。
クリーニング屋さんみたいなたたみ仕上げになるような、ちょっとしたポイントもご紹介します。
1.ボタンを留める

一番上、三つ目、一番下のボタンを留める
まずは、ワイシャツのボタンを留めます。
留めるボタンは一番上、上から三つ目、一番下の三箇所です。
この三つだけ留めておけば、ワイシャツを動かしたときに、はだけたりしないので、たたみやすくなります。

ワイシャツを裏返す
次のステップで、ワイシャツをひっくり返しても、ボタンを留めておく事で形が崩れたりしません。
ちなみにボタンは全部留めてもOKです。
面倒なので3箇所にしてるだけです・・・。
2.袖を折り込む

脇下の縫い目に沿って折り返す
次に、脇下のラインに沿って袖を折り込みます。
まずは右袖。

同様に反対側も
次に左袖を折り込みます。
左袖→右袖の順番でも構いません。
3.幅を決める
この次のステップは少々コツが必要です。
最終形の美しさはここで決まると言ってもいいでしょう。
ここで、たたんだ後の幅を決めます。
エリを中心にして、左右対称にたためるとキレイに仕上がります。
このように目安をつけます。
1.指を目印にする

指をスペーサー代わりに
指を目印にするパターンです。
画像のようにエリの一番端から指2本分の幅にします。

指を目印にしてたたみ込む
指を目印にして折り込みます。
反対側も同様です。
実は、この方法が一番手っ取り早いです。
慣れてくると、意識しなくとも、たたむ動作に自然と組み込まれていきます。
2.型紙を目印にする
お好みのサイズの型紙を用意して、それを目印にする方法です。
「いちいち型紙を用意するのは面倒!」という方は、A4のクリアファイルを代用してもよいでしょう。
(当然ですが)最終的にコンパクトなA4サイズにたたまれます。

指の代わりにクリアファイルを使う
こんな感じです。
左右対称にたたまれるよう、中心にクリアファイルをセットします。
そのクリアファイルの端を目印にしてたたみ込んでいけばよいのです。
簡単ですねー。

慣れない方でも左右均等に
このようになります。
これなら間違いようがありません。
4.奥行きを決める
ちなみに、幅を決めるときは、裾に向かってせばまっていくイメージでたたむと、キレイに仕上がります。
下の画像の赤い線を見て、参考にしてみてください。

裾を折り返す
それでは、次に奥行きを決めます。
まずは、裾を10センチほど折り返します。
こうする事で裾が広がらず、キレイにおさまります。

左手を目印に置く
ここで奥行きを決めてしまいます。
折り返したいところに左手を置いて目印にしましょう。
(クリアファイルを使っている場合にはその端を目印にします。)

手の側面めがけて一気にたたむ
左手をワイシャツの上に置きながら、右手で裾を持って折り返します。
このときに左手が動かないよう、しっかりと固定してきましょう。
これで完成です。
(クリアファイルを使っている場合にはこの時点でエリ側からスッと抜いてしまいます。)

完成!
ひっくり返すとこんな感じです。
いかがでしょうか?
左右対称で美しく、幅と奥行きもコンパクトにまとまっています。
このような仕上がりなら完璧ですね!
スーツをたたむ
スーツは基本的にたたむものではなく、ハンガーにかけておくのがベストです。
しかし、出張のときなど、たたんで持ち歩きたい事もあるでしょう。
そんなときに役立つ、しわになりにくい(型崩れしにくい)たたみ方をご紹介します。
ジャケット

お次はジャケットのたたみ方
まずはジャケットからです。
ワイシャツと違い、かなり立体的に作られているので、本来たたむことは適していません。
なるべく、しわにならないようなたたみ方を心がけます。
たたみ方

肩と肩を合わせてたたむ
背中が内側になるように折りたたみ、肩をピッタリとあわせます。

被せるようにたたみ込む
平面的に見るとこんな感じです。
あわせた位置をキープしながら、一方の肩をもう一方の肩に覆い被せます。
裏地が表に出るようにするんですね。

内側が表に出ている状態
このような状態になります。
このときに、エリは立ててあげましょう。

さらに半分に折りたためば完成!
あわせた位置がずれないよう注意しながら半分に折れば完成です。
ちなみに夏場など”ちょっとジャケットを脱ぎたい”ときにもこのような状態で手に掛けておくと、しわになりにくく、おススメです。
スラックス

最後はスラックスのたたみ方
続いてスラックスをたたんでいきます。
センターラインにあわせてたたみましょう。

ループを目印にセンターラインを出す
ベルトループを目印にすると、ラインがとりやすくなります。

真ん中で二つ折りに
普段はこのように二つ折りでもよいでしょう。

コンパクトにたたむなら三つ折りで
出張のときなどは三つ折りにするとコンパクトになります。

スーツもこんなにコンパクトに
スーツ上下でこんな感じです。
コンパクトにたたむことができましたね!
これならスーツケースにも入れやすそうです。
持ち運ぶには専用バッグがおススメ
繰り返しになりますが、スーツはたたむものではありません。
立体的なシルエットが崩れたり、しわになる可能性が高いからです。
「出張先でスーツケースを開けてみたらシワシワだった(泣)」となったら大事です。
ガーメントバッグ
スーツを持ち運ぶのなら本来はこのような専用バッグを使う事が望ましいです。
[ビップコレクション]VIP LINE ガーメントバッグ
安いものですと2000円を切っています。
2~3着入るものでも3000円~5000円ほどです。
出張や、遠方の冠婚葬祭用に一つ持っておいてもよいかもしれません。
ワイシャツケース
「スーツは着ていく1着だけだから大丈夫。替えのワイシャツの方が心配だよ!」という方も多いことでしょう。
確かにワイシャツは無造作に入れ込んでしまうと襟がつぶれてシルエットが崩れてしまいます。
そんな時にはワイシャツケースがおススメです。
Smart Worker(スマートワーカー) シワにならない ワイシャツケース ネイビー
ネクタイや小物類なんかも一緒に収納できます。
こちらは5枚前後を収納できるタイプになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ワイシャツもスーツもそれほど難しくはなかったですよね?
たたみ方がキレイですと、当然余計なしわもつきません。
型崩れを防ぐためにも、しっかりとマスターしておきましょう!
出張帰りのスーツは是非当店でクリーニングを!
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