一言にクリーニングといっても洗い方は様々です。
汚れの質や衣類の素材、状態によって洗い方が違ってきます。
普段はあまり耳にしない、クリーニングの中身を少しご紹介します。
ドライクリーニング
この名前は皆様も聞いた事があるかもしれません。
一般的に、クリーニング店へクリーニングを依頼するとこの方法で洗浄します。
水ではなく、石油系の有機溶剤で洗浄します。
油脂系の汚れをよく落とし、衣類が型崩れしにくい、という特徴があります。
以前のブログで、ドライクリーニングの不思議な力をご紹介しています。
ドライクリーニングの秘密はこちらを見てみてください。
一方、汗など水溶性の汚れは落ちにくい性質があります。
(界面活性剤を入れるので、全く落ちないわけではありませんが)
汗ぬきクリーニング
夏場にクリーニング店で「汗抜きクリーニング」はいかがですか?と勧められた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「汗抜きクリーニング」は、業界ではウェットクリーニングといいます。
汗抜きは簡単に言うと「本来ドライクリーニングする衣類を水で洗う」事です。
上記の通り、ドライクリーニングでは汗などの水溶性汚れが落ちにくいため、この様な手法が必要となってきます。
但し、本来ドライクリーニングするもの(ウール製品など、スーツもそうですね)を水洗いするのですから相応の知識と技術が必要となりますので、クリーニング店選びにはご注意ください。
夏場、忙しく働いているビジネスパーソンの皆様には特におすすめです。
肌に直接触れるスラックスは、肌触りさらさら、軽くなった感覚で着心地も最高です。
最後に、スーツのクリーニングは上下セットでお出しください。
ジャケットは全くクリーニングしないけどスラックスは頻繁に出す様な状況ですと、上下の色や風合いに差が出てきてしまいます。