お子様が学校でつけてくる汚れで多いのが文房具類のシミ。
中でも絵の具はどのように落としたらいいかお困りの方も多いのではないでしょうか?
しかし、「水彩絵具 落とし方」で検索して出てくる情報でホントに落ちるのでしょうか?
ネット上の情報をクリーニング店が実際に試してみる「ネットの情報それホント?」シリーズ、水彩絵具編です。
ネット上の情報まとめ
- クレンザーと台所用洗剤をつけて擦る
- すすぐ
- 薄くなるまで1~2を繰り返す
水彩絵具の成分を考えると、この方法は効果的だと思います。
水彩絵具は顔料と乾燥して固着させる成分でできており、それらが繊維に入り込んで落としにくくなります。
(所謂、油性や水溶性の汚れではないということです。)
そのようなシミはクレンザーや歯磨き粉などの研磨剤が効果的なのです。
それでは試してみましょう!
試してみる
まずは、べっとりとついている絵具を下洗いして落としてみます。
水や洗剤をつけると絵具が流れ出てきますので、すぐに濯げる水場で作業します。
台所用洗剤をつけて揉み洗いを始めると、画像のように絵具が流れ出てきました。
このまま放置すると被害が拡大してしまうので、揉み洗い→濯ぎを手早く繰り返します。
色が出なくなるまで続けてみると・・・、
ここまで薄くなりました!
下洗いのつもりでしたが、台所用洗剤の揉み洗いだけでかなり落ちましたね。
さらに、クレンザーを使用して仕上げてみます。
台所用洗剤と、
クレンザーをつけます。
歯ブラシで擦ってタオルに叩き出していきます。
5分ほど作業を続けると・・・、
なんと!
こんなにキレイに落ちました!
これはバッチリですね。
水彩絵具は基本的にはこの方法で落とすことができそうです。
水彩絵具の落とし方まとめ
水彩絵具は家庭にあるもので完璧に落とすことができました。
もう本当に真っ白になりましたね。
これはいい情報でした。
このように、汚れの種類を見極めてそれに合った方法で洗うことはとても大切です。
見当違いの方法でいくら頑張っても絶対に落ちないですから・・・。
いろんな汚れの種類をあらかじめ知っておくと、効率的にお線t無くすることができますよ。
しかし、この方法が全てのお洋服に使えるわけではありません。
ご家庭でチャレンジする際には、以下の点に注意して失敗しないよう注意して作業してください。
注意点
- 叩いたり擦ったりする工程上、綿やポリエステルなどの強い繊維にしか使えません。
- 色落ちするような濃い色柄のお洋服は色が抜ける可能性があります。
- 水を使う関係上、ウール、シルク、レーヨンなどのデリケートな繊維には使えません。
- 付着してからの時間、量などによって同じ結果になるとはかぎりません。