洗濯に関する”時間”にまつわるお話をまとめてみました。
普段何気なく行っている毎日のお洗濯ですが、新しい発見が見つかるかもしれませんよ!
(目次)
洗濯が終わるまでの時間
皆さん洗濯機を回している時間はどのくらいに設定されていますか?
ほとんどの方は洗濯機に最初から設定されている標準コースを選んでスタートしているのではないでしょうか?
でもちょっと待ってください!
それは時間をムダに使っているかもしれませんよ!
時間設定を見直すことで、もっと効率的に洗濯できるようになります。
何分洗ってる?
洗濯機に設定されている標準コースはこんな感じが多いのではないでしょうか?
- 洗い→10~15分
- すすぎ1回目→2~3分
- すすぎ2回目→2~3分
- 柔軟剤投入→2~3分
- 脱水3~5分
ここに給水時間や中間脱水などの時間を足すと、洗濯が終わるまでにおそらく40~50分ほどはかかっていると思います。
結構長い時間がかかっていると思いませんか?
汚れに合わせた時間設定を
上記のようなプログラムが決して悪いわけではありません。
むしろいたって標準的な洗い方です。
しかしそれは、ある程度しっかり洗わなければいけない”汚れ”が付着している場合のお話し。
家族構成やライフスタイルが汚れた衣類が出やすいご家庭でしたらこのような洗い方でもよいのですが、それほど汚れた衣類がない場合にはもっと時間を短くしましょう。
洗濯物の状態によって洗濯時間を調整するのです。
時間を短くしても大丈夫なの?
洗濯時間は汚れの度合いによって短くしても問題ありません。
むしろ必要以上に長い時間洗濯機を回さないことで生地への負担も軽減されます。
さらに洗濯時間を長くした場合の汚れ落ちがどのようになるかを見てください。
実はこんな感じでずーっと比例して上がっていくわけではありません。
冷静に考えれば当然かもしれませんが、ある時点で汚れ落ちは鈍化していきます。
グラフにするとこんな感じです。
ある時点を過ぎると横ばいになっていきます。
実はそのポイントは5分ほどなのです。
※もちろん汚れの程度やその他の環境に左右されます。
(少し雑な言い方ですが)10分も20分も洗ったって期待するような効果は無いのです。
汚れていない衣類は短時間で
このように、お洋服の状態によっては短時間で洗っても問題ありません。
さらに、”すすぎ1回でOK!”のような洗剤を使用すればすすぎ回数も減らすことができます。
例えばこんな感じです。
- 洗い→5~10分
- すすぎ1回目→2~3分
- 脱水3~5分
給水時間などを入れても20分弱のコースになりました。
汚れの程度によってコースを使い分ければとても効率的にお洗濯できます。
もちろん、汚れがひどい洗濯物があるときや衣替え収納前の洗濯などしっかり洗いたいときは、標準コース+弱アルカリ性粉末洗剤で洗いましょうね。

洗濯機を回す時間帯
洗濯機を回す時間帯って気になりますよね。
一戸建てならよいですが、マンション、アパート暮らしですと近くの部屋の方がどう思っているか気になります。
実際にトラブルになるケースも多いみたいですね。
皆さんはどのように洗濯しているのかリサーチしてみました。
夜は10時まで?
調べてみると「夜の10時までは我慢できる」という意見が多かったですね。
寝ている時間を邪魔されなければOK、ということでしょうか。
多くの方はこの時間帯までには洗濯できるのではないでしょうか?
朝8時~夜8時まで?
これは「なるほど」と思いましたが、選挙時の街頭演説(選挙カーでの広報含む)が許されている時間帯です。
なんとなく、国のお墨付き?をもらった気がします。(笑)
夜8時でしたら、子供さんでもこれから寝ようという時間ですものね。
少しでも騒音を抑えるには
音の大きさは洗濯機の仕様によるところが一番ですが、自分で配慮できる部分もあります。
脱水時にバランスが悪くなると、ガタガタと大きな音を立てて回ってしまいます。
これが夜中、しかもベランダに洗濯機がある場合には、すごい騒音がアパート中に響き渡ることでしょう・・・。
そのようなことにならないよう、こんな点に注意してみてください。
- 洗濯物の量は7分目まで。少なくても多くてもよくありません。
- ダウンなど中綿が水を吸って重くなる衣類は昼間洗いましょう。
- 洗濯ネットを使うときは詰め過ぎないように注意しましょう。
このような振動を抑える(騒音を抑える)パッドも販売されています。
洗濯機の騒音でお悩みでしたら、一度試してみる価値はあるかもしれません。
汚れ落ちと時間の関係
最後は汚れの落としやすさと時間の関係です。
皆さんもご存知かもしれませんが、汚れは時間が経てば経つほど落ちにくくなります。
理由は複数あるのですが、いずれにしても落ちにくくなるのは事実です。
汚れが付着したらなるべく早く洗濯、もしくはクリーニングしてしまいましょう。
放置しておくと、ちょっとやそっとじゃ落ちなくなってしまいますよ・・・。

繊維の奥まで浸透してしまう
汚れが繊維の奥まで入り込んでしまうと、非常に落としにくくなります。
インクなど時間が経つと固着してしまうものも同様です。
”汚れがついたらすぐ洗う!”
これが一番効果的。
繊維に入り込む前は、汚れが繊維の上に乗っているだけの状態なので、とっても落としやすいんです。
初期段階ならば洗剤を使わなくても、水だけでも落とせる汚れは多いんですよ。
酸化して変色してしまう
汚れは時間の経過とともに酸化して黄ばんでしまいます。
一度変色してしまうと普通の洗濯だけでは白くできません。
酸素系漂白剤を使った漂白処理が必要になります。
黄ばみはさらに時間が経つと黒ずみへと変化してくるので、できるだけ早急な対処が必要です。
漂白処理の方法は、こちらのページで詳しくご紹介しています。
黄ばみや黒ずみもコレで落とす!酸素系漂白剤の使い方をマスターしよう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
意外にも?洗濯と時間っていろいろと関係があるんですね。
さらに時間について突き詰めていきたい方は、こちらの時短洗濯についてのページもあわせてご覧ください。
効率よく感じをこなしていくためのアイデアをたくさん紹介してます。
これであなたも洗濯マスター?!