ウィルス対策の基本知識!感染経路や自分ができる予防策など

ウィルス対策の基本知識!感染経路や自分ができる予防策など

ウィルスの感染拡大を防ぐための対応策や基本知識をまとめました。

ウィルスに対しての危機意識を持つ

ウィルスは空気中に浮遊していて、とても身近に存在しているものです。

ということは、意識を高く持って注意、対策していかなければ、簡単に体内に入り込んでしまう可能性が高いのです。

また、未知のウィルスだった存在しているはずですし、既存のウィルスに対して免疫力が高くなることで、逆にウィルスが強くなってしまうこともあります。

常にウィルスと向き合っていかなければならない、という意識を持って自分自身に出来る範囲での対策をとっていかなければならないとされています。

 

ウィルスの基本知識

ウィルスは水分に弱く、水分が付着すると空気中を浮遊することができなくなるといわれています。

ここでのポイントは、死滅するわけではないということ。

多くのウィルスは地面にいる水分が付着して地面に落ちていたとしても、水分が蒸発すれば再度空気中を浮遊すると考えられます。

湿度が低いと空気中を舞いやすいため、冬場はウィルス感染のリスクが高まるとされているわけです。

主な感染経路

まず、ウィルスが感染拡大していく経路としては、大きくこの3つ。

空気感染、飛沫感染、接触感染です。

中でも、空気感染と飛沫感染は非常に厄介だと認識されています。

空気感染

空気で感染するということは経路の特定も困難で、目にも見えないわけですから、雑な言い方をすれば運に左右されるに近いかもしれません。

防止策としては、とにかくウィルスが蔓延している、もしくはしている可能性が高い場所には立ち入らないことです。

また、密閉空間は特に危険なので、換気は徹底しましょう。

飛沫観戦

飛沫感染は、ウィルスに感染した人が、くしゃみや咳などで周辺にウィルスをまき散らすことにより、感染することです。

一般的には、飛沫感染する範囲は2メートルといわれています。

しかし、これはあくまで目安で、密閉空間など空気の流れが無い場所では、ウィルスが空気中を浮遊できる時間が長くなることから、飛沫感染のリスクがある範囲はさらに広くなると考えられています。

接触感染

接触感染はその名のとおり、双方が接触して経路が確保されることで感染すること。

空気感染や飛沫感染と違って、目に見える範囲で発生することですし、自分でコントロールできる部分も多いので、3つの中ではもっとも可能性を抑えられるとされています。

 

自分でできる対策

鼻口目から感染してしまうことが多いといわれています。

それは、粘膜には水分があるのでウィルスが付着し滞留する可能性が高いためです。

それをふまえた上で、対策を見てみましょう。

マスク着用

昨今はマスクを着用する習慣が一般的になりました。

ひと昔前はそれほど見かけませんでしたが、常にマスクをしている人も多いですし、着用したまま仕事していてもOKという認識も広まっています。

しかし、、マスクを着用することで本当にウィルスから身を守ることができるか?という語論については、データとしても「どちらとも言えない」というのが現状のようです。

ただ、効果があるという可能性がゼロではない以上、出来ることは何でもやっておくべき。

  • 外部から感染するリスク(空気感染と飛沫感染)を下げる
  • 自分の手で目や鼻、口に触れることでの感染リスク(接触感染)を下げる
  • 自分が感染者の場合、他人に感染させないようにする

このような効果が考えられます。

手洗い・消毒

手は病原菌が付着している可能性がもっとも高い箇所になります。

生活していると、手で色んなものを触りますからね。

自分の体内に入れないようにするのと同時に、病原菌が付着した手で色んな所を触り拡散させていくのを防ぐ必要があります。

手洗いは日常的に行う方法と、病原菌の除去、殺菌を目的とした衛生的観点から行う方法があります。

日頃手洗いに時間をかけるのは億劫になってしまいますが、ウィルスが流行しているときには念入りに手洗いしたいものです。

アルコール手指消毒剤は、短時間で済むうえ、病原菌やウィルスを除去するために非常に効果的だとされています。

うがいの意味

手洗いとうがいはセットで行うイメージがありますが、実はうがいについて懐疑的な意見も存在します。

  • そもそもウィルスが喉に入ると早い段階で吸収されてしまう
  • 効果を得たいなら、理屈上は24時間常にうがいしていなければならない

うがいは”鵜飼い”が語源となっていて、世界共通ではなく、そもそも日本独特の文化なんだとか。

そのためか、世界的に見てもうがいに関するエビデンス(うがいに効果があるという根拠)はありません。

ただ、うがいについての効果を確かめるべく、臨床試験を行った研究チームがいらっしゃいます。

これを見ると、メカニズムまでは解明されていないものの、結果としてはうがいに一定の効果が表れています。

関連記事:”うがい”は本当に意味がある?感染症に対する効果と”うがい薬”の有用性について

”密”を避ける

厚生労働省では、「3つの密を避けましょう!」という案内がありました。

集団感染の共通点は、特に、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」です。
換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。
出典:出典:首相官邸HPより

密閉

換気の回数とウィルスの拡散には相関性があり、こまめに喚起することは感染リスクを下げることにつながります。

具体的には、風の流れができるように、2方向の窓を、1回、数分程度、全開すること毎時2回以上を推奨されています。

密集

人と人が密集しない場所に行かないように配慮する。

また、人と人の間隔は2メートル以上離れることが推奨されています。

椅子に座るときは、ひとつ飛ばしに座ったり、向かいの人とは互い違いに座る、といった工夫も効果的です。

密接

先ほども書いた通り、人との間隔は2メートル以上を意識し、接近した状態での会話は避けることが推奨されています。

長時間対峙して話したり、大声を出すまどの行為は避けた方がよいでしょう。

この点でもマスクの着用は効果的ですね。

最後に

ウィルスの感染を完全に防ぐことは困難であると同時に、自分たちで出来る範囲の対策もたくさんあるということがわかります。

全てを完璧にやろうとすると精神的にも疲弊してしまいそうですが、とにかく意識して行動する必要があると思います。

「他人に感染させないようにする」と考えて行動すると、おのずと自分の感染予防になるそうですよ。