洗濯機には様々なコース(洗い方のプログラム)が用意されています。
何となく”標準コースでスイッチON!”って使ってませんか?
実はそれぞれに使い方があるんです。
各種コースの使い方を理解して上手にお洗濯しましょう!
標準コース
普段着の汚れをしっかりと落とすための標準的なコースです。
ほとんど場合、洗い→すすぎ1→すすぎ2→すすぎ3(柔軟剤投入)→脱水、という流れになります。
汚れをちゃんと落とすことを目的としているので、洗いの水流やドラムの回転は強く設定されています。
★ワンポイント★
この標準コースのプログラムが基本であることは間違いないのですが、時間を微調整したカスタムコースを作成すると家事の時短に繋がります。
例えば洗い時間が15分など長めに設定されている場合には10分ほどに短縮しても問題ありません。
また、同じく脱水時間も5分で終わるように見直してみましょう。
洗いも脱水も時間が長いほどいい、というわけではありません。
ある時点を境に曲線はなだらかになっていきます。
グラフにするとこんな感じです。
洗いは10分程度、脱水は5分程度と覚えてください。
標準コースでは汚れ落ちを重視するので、もちろん洗剤は洗浄力が高い弱アルカリ性洗剤で!
手洗い・ドライコース
”ドライマークコース”などと書いてあると、家庭でドライクリーニングできるように勘違いされる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
洗浄力を弱めた(水流やドラムの回転を抑えた)デリケート洗いのコースになります。
ほとんど負荷を与えないため、手洗いしているような強さで優しく洗濯できるというものです。
★ワンポイント★
優しく洗濯できる反面、汚れ落ちはかなり悪くなります。
間違っても普段着を洗うときに使わないよう注意しましょう。
さらに弱アルカリ性の粉末洗剤ではなく、デリケート衣類用の中性洗剤を使うと効果的です。
スピードコース
各工程の時間を短縮して、短い時間で洗濯が終わるようにプログラムされたコースです。
現代の日本では毎日洗濯することが当たり前、さらに家族構成によっては元々汚れた衣類が少ない場合があります。
そんな時には、このようなスピードコースも便利です。
汚れていないお洋服をむやみに長時間洗濯するのは生地の劣化を早めるのでスピードコースを上手に活用したいですね。
★ワンポイント★
スピードコースは下洗いとの併用をおススメします。
あまり汚れてないとはいっても、襟や袖など肌に直接触れる場所は継続してスピードコースで洗うと汚れが蓄積してしまうかもしれません。
部分的にぬるま湯で濡らし、台所用洗剤で下洗いしてあげましょう。
また、スピードコースはすすぎ回数が少なく時間も短くなるので、”すすぎ1回でOK”のような中性洗剤を使うのもいいですね。