宅配クリーニングでワイシャツを出す!料金や使い方のポイント

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クリーニング店に持ち込まれるお洋服の中で、もっとも多いのがビジネスワイシャツです。

もちろんそのお店によっても違いますが、受け付けているクリーニング品の半分以上がワイシャツというところも少なくありません。

いわばクリーニング店の看板商品なわけです。

そのため、料金もかなりリーズナブルで納期も早いのが特徴。

そこでアンテナの高いビジネスマンの方は、「宅配でワイシャツをクリーニングしたらもっと便利じゃん!」と思うことでしょう。

こちらでは、そんなワイシャツを宅配クリーニングで出したい方に読んでもらいたい、料金や使う時のポイントについてご紹介したいと思います。

クリーニング料金の相場

皆さんはワイシャツをいくらでクリーニングに出してますか?

最初に店舗型とネット宅配の料金相場をチェックしてみましょう。

店舗型

まずは店舗型のワイシャツ料金から見てみましょう。

ネット上で料金を公開している5社をランダムにピックアップして調査してみました。

今お使いのクリーニング店とも比較してみてください。

料金
A店 90
B店 180
C店 170
D店 100
E店 150
平均 138

店舗型はやっぱり安いですね。

ただ、一番安いところと高いところで倍近くの差があるのが気になりませんでしたか?

ちょっとクリーニング業界の内情を話してしまうと、ワイシャツに関しては一時期価格が下がりすぎた背景があります。

機械化が進んで生産効率がアップしたのはいいのですが、同時に価格を下げる競争が始まってしまい、原価割れスレスレの底値まで落ちてしまった地域もあるんです。

それでは当然いい仕事ができない、ということで価格的には若干上がってきている傾向があります。

とはいえ、ワイシャツ1着からクリーニングできる手軽さでいうと、店舗型に軍配が上がりそうです。

ネット宅配

続いてネット宅配クリーニングでワイシャツを出すときの料金を見てみましょう。

今回はクリーニングするアイテムの種類を問わず〇着〇〇円という料金設定、いわゆるセット料金を採用しているところをピックアップしてみました。

料金
お洗濯.net 349
A店 980
B店 609
C店 498
D店 690
E店 650
平均 629

店舗型に比べるとかなり上がった印象ですね。

しかし、これはワイシャツ以外に出すアイテムの種類によってお得感が変わってきます。

例えば店舗型ではコートやジャケットはこの価格でクリーニングすることはできませんよね。

1着当たりの平均を算出するとこのような金額になりますが、他のアイテムの種類によってはかなりお得になるケースがあります。

また、このようなサービスでワイシャツのお得感をアップさせているところもあります。

  • ワイシャツは2着で1着分の料金
  • ワイシャツ1着につきネクタイ1本無料

このようなサービス内容ですと、1着当たりの料金が店舗型に近づいてきますね。

ワイシャツを何着もまとめて出したり、他のアイテムと組み合わせてクリーニングしたいときはネット宅配がお得です。

宅配クリーニングを使う時のポイント

ここからは、ネット宅配でワイシャツをクリーニングに出すということに焦点を当てていきましょう。

ネット宅配ならではのポイントを、しっかりとおさえておきましょう。

送料

ネット宅配において、送料は一番重要なポイントになります。

特にクリーニングの場合には

  • 集荷に来てもらう
  • 届けてもらう

と、1回のクリーニングで2回分の送料がかかります。

多くのネット宅配クリーニングサイトでは、〇〇円以上送料無料となりますが、一度にある程度の数量をまとめなければなりません。

これは先ほどご紹介したセット料金だけでなく、アイテムごとに料金が設定されている場合でも同じです。

ワイシャツ1着の料金がいくら安くとも、ネット宅配である以上、数量をまとめなければ必ず送料がかかってしまいます。

ワイシャツ1着から気軽に・・・という訳にはいかないのが現状なのです。

他の衣類と合わせて依頼する

送料の項目でご紹介した通り、ネット宅配でワイシャツをクリーニングするときは、他のアイテムも一緒に出すことがポイントです。

特にセット料金を採用しているところでは、店舗型で高単価だと思われるアイテムを出すことで、グッとお得感がアップします。

  • コート
  • ダウン
  • ジャケット
  • ワンピース

この辺りが狙い目です。

もちろん、スーツやネクタイなどビジネス関連品でまとめるのもいいですね。

また、ワイシャツの洗い替えをたくさん持っている方もお得に使えます。

即日仕上げができない

”朝出して夕方OK!”という即日仕上げは、店舗型クリーニング店ではお馴染みのサービスです。

特に洗い替えのワイシャツが少なかったり、お気に入りの数が限られている時には、このクイックサービスがとても便利。

でも、ネット宅配ではこのようなサービスは難しいのが現状です。

自社集配する店舗型とは違い、宅配業者と提携しているネット宅配ではスピードにも限界があります。

即日仕上げが必須!という方は、残念ですが店舗型一択となるでしょう。

知っておきたいこと

ここまでの要点をまとめてみます。

  • 1着から出すなら店舗型
  • まとめて出すならネット宅配

ワイシャツをクリーニングに出す際には、このようなところがポイントです。

さらにここからは、ワイシャツのクリーニングそのものについて詳しくご紹介していきます。

家庭洗濯との違い

クリーニングに出すと家庭洗濯よりも汚れ落ちがいいのは、このような理由があります。

最適な水温で洗える

ワイシャツで特に気になる襟汚れ(皮脂汚れ)は、水温を上げなければ効率よく落とすことができません。

汚れの種類によって、洗濯水温を自在に操るのはクリーニング店ならではのテクニックになります。

水温を操作することで

  • 酵素の働きが活発になる
  • 漂白剤の効きが良くなる
  • 汚れが落ちやすくなる

このようなメリットがあります。

最適な方法で洗える

家庭洗濯では、ワイシャツと同時にスウェットやTシャツなど、他の洗濯物も一緒に洗いますよね。

そのため、どんな衣類にも対応できる中間的な洗いをする必要があります。

しかし、クリーニング店ではワイシャツはワイシャツだけで洗うので、最も適した方法で洗うことができるのです。

先ほどの水温もそうですし、洗剤に関しても同じことがいえます。

糊付けされる

ワイシャツをクリーニングに出すと糊付けされますよね。

それ自体は特別なことではなく普通のサービスなのですが、この糊付けも汚れ落ちに大きく影響しています。

  1. 糊付け=糊でコーティングされる
  2. 汚れが繊維の奥まで浸透しない
  3. 次のクリーニングで糊ごと汚れが落ちる

このような仕組みで汚れが落としやすくなるのです。

糊付けは風合いをパリッとさせるだけじゃなく、このようなメリットもあるんですよ。

固いワイシャツが嫌いな方も糊無しにしてしまうのではなく、薄めでいいので糊付けされることをおススメします。

クリーニングに出す頻度

同じビジネス衣類でもスーツなどはできる限り頻度を減らした方がいいですが、ワイシャツだけは着用の度にクリーニング(もしくは洗濯)してください。

少しの着用でも汚れは確実に蓄積しています。

何回か着用してからクリーニングに出される方もいらっしゃいますが、そのようなワイシャツの汚れは簡単に落とせるようなものではありません。

ワイシャツに関しては、着たら洗う!これが鉄則です。

頻度を減らすポイント

上手に家庭洗濯すれば汚れ落ちが格段にアップします。

家庭洗濯のレベルを上げることで、クリーニングを使う頻度も減らすことができるでしょう。

※各リンクから詳細ページを見ることができます。

これらのテクニックはワイシャツだけでなく色んな場面で使えますので、覚えておくと絶対に便利ですよ。

安いお店は大丈夫?

クリーニング料金があまりにも安いと「大丈夫かな・・・?」と心配されるかもしれませんね。

しかし、先ほどもお話しした通り、ワイシャツの低価格化は業界全体の流れによるものが大きいです。

そして品質に関しては機械化が進んでいるので、プレス機の能力により、そのお店が設定している一定の品質は確保されていると思われます。

よく例えられるのが、ワイシャツはスーパーでいうところの卵。

目玉商品ということです。

その商品自体では薄利でも、ワイシャツを出していただくことでスーツが出るかもしれないし、時期によってはコートも持ってきてくれるかもしれない、ということ。

ワイシャツの品質が悪ければ他のお洋服なんて持ってきてくれないですものね。

そういう意味では、安いからといって手なんか抜けない(はず)なのです。

襟や前立ての縮み

これは、着用とクリーニングを繰り返す上で仕方のないことではあります。

しかし、クリーニングの内容によっては収縮が起きやすくもなります。

それはこんな場合。

  • 短時間で汚れを落とすために洗濯水温を上げすぎる
  • 水分が多い状態で一気に高温プレスする

先ほどの”安いお店は大丈夫?”に関連してきますが、コストを下げようと思うと、このようなところに歪みが発生する可能性があります。

高級なシャツは手仕上げで

高級なワイシャツは機械仕上げではなく、デリケートクリーニング+手仕上げしてくれるメニューをおススメします。

高級なワイシャツに使われるのは極細の綿繊維です。

そのような細い綿を使ったワイシャツは、シルクのような光沢と柔らかい手触りが特徴。

その反面、一般的なワイシャツに比べて耐洗濯性が低い傾向があります。

強く洗うと風合いが変わる恐れがあるのです。

ボールペンのシミ

ワイシャツの胸ポケットにボールペンを入れている方は多いと思いますが、そのインク染みには注意が必要です。

ボールペンのインクは初期の段階では、クリーニング店で比較的簡単に落とせます。

しかし、あまりに時間が経過していたり、熱が加わったりすると非常に落としにくくなるのです。

事前にボールペンのインク染みがある事を伝えて、別途しみ抜きしてもらうよう依頼しましょう。

まとめ

それではポイントだけまとめていきます。

まずワイシャツクリーニングの料金相場はこのようになっています。

  • 店舗型:138円
  • ネット宅配:629円

他のアイテムとのまとめ出しや、ワイシャツの洗い替えを多く持っている方はネット宅配が便利。

1着、2着で頻繁にクリーニングしたい方は店舗型の方が使いやすいでしょう。

また、ワイシャツをクリーニングに出すメリットを理解したうえで家庭洗濯と使い分けると、効率的、経済的にお手入れすることができます。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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