スーツのクリーニングはどのくらいの頻度がいいの?

スーツのクリーニング

スーツのクリーニング頻度について考える男性

スーツはクリーニングに出しすぎも、出さなすぎもいけない?

そうなんです。

ほとんどお手入れしないというのはもちろんダメですが、着るたびにクリーニング出してるからバッチリ!というわけでもないんです。

それではスーツに負担がかからない最適な頻度はどれくらいなのでしょうか。
クリーニング屋がしっかりとご説明しますよ!

スーツをクリーニングに出す頻度はどの位?

保管中のスーツ

スーツをクリーニングに出す、最適な頻度はどれくらいでしょうか?

ズバリ、1シーズンに1回です。

しわが無い、汚れていない場合は衣替えの時期に1回で十分です。

長期間しまう場合には、汚れをしっかり落としておかないと虫食いやしみの原因になるので衣替えの時期には必ずクリーニングしてください。

着用状況を考えてみる

但し!

一言にスーツを着るといっても、デスクワークがメインの方、営業マンの方、役員の方・・・など 職種によって着用の環境は様々です。

特にやり手営業マンの方々は、夏場でもスーツで駆け回る事が多いのではないでしょうか?

スーツを着て駆け回るビジネスマン

こんな感じに・・・走り回る人は少ないかもしれませんが、人間は、普通に生活していても1日に500ml程、ハードなビジネスシーンに於いては 1l以上の汗をかくそうです。

加えて、お酒の席でついた食べこぼし、タバコの臭いなど、心配事はたくさんあります。

日々、ビジネスで着用するものですから、汚れたままで使い続ける事は出来ないのが現状です。

スーツの汚れ具合により、必要に応じてクリーニングを検討していただきたいと思います。

また、クリーニングの回数を減らすためにはセルフメンテナンスが重要です!

スーツは3着程を着まわし、1日着たら2日休ませるのがベストです。

クリーニングしすぎにも注意

スーツに限った事ではございませんが、お洋服は基本的に着用とクリーニング(お洗濯)を繰り返す事で機能が低下し劣化していきます。

クリーニングしすぎも避けなければなりません。

極端な話ですが、毎日着るたびに洗っていたらドライ溶剤がスーツの油分を必要以上に取り去り風合いも変わってしまうでしょう。

夏場だけは回数を増やして

夏場でもスーツを着なければならないビジネスマンの方も多いことでしょう。

スーツに汗が残ってしまうと変色や風合い変化の恐れがあります。

少しクリーニング回数を増やしながら、着心地がごわついてきたと感じたらウェットクリーニングも検討してみてください。

基本のお手入れ

スーツは、ローテーション以外にも日々のメンテナンスが必要です。
手をかければクリーニング頻度は減らすことができます。

ブラッシング

豚毛や馬毛のブラシが最適です。
コシがありながらしなやかに弾力性に富んだブラシを使用しましょう。

スーツの上から下にブラッシングし、繊維に入り込んだホコリを取り除いてあげましょう。

KENT 静電除去服ブラシ
KENT 静電除去服ブラシ

こんな感じのブラシですね。
このようなブラシが一本あると、スーツだけでなくウールのコートなどもメンテナンスできます。

スーツもコートも着用後にブラッシングする事を癖付けるとよいでしょう。

毛並みが整うことで光沢も出ていい風合いになりますよ。

シワを伸ばす

ついたシワはその日にアイロンをかけて伸ばしてしまいましょう。

アイロンをかけるといっても、ハンガーにかけたまま蒸気をあてるだけです。

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ついたばかりのシワならこれだけで伸びます。
クセになってしまうと、なかなか伸びなくなるのでご注意ください。

また、蒸気を当てた後、すぐにクローゼットへしまうのはお避けください

アイロン直後は、蒸気によって湿気を多く含んでいます。
干してしっかりと湿気を飛ばしてから収納しましょう。

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スチームにはシワを伸ばすだけでなく、臭いを消す効果もあります。

水分を含み、それが蒸発するときに臭いも一緒に飛ばしてくれるからです。

タバコや焼き肉の煙など、嫌な臭いをリフレッシュしたいときには、スチームはおススメですよ。

ひと晩干す

実は、アイロンを使っていなくても、着用後のスーツは湿気を含んでいます。

脱いだスーツはそのままクローゼットへしまわず、ハンガーにかけ(できれば風通しの良い場所で)湿気を飛ばしてあげましょう

その際にはポケットに物が入っていないかチェックします。
ポケットの中のものを全て出して、スーツ自体も手で整形しておくことで型崩れを防ぎます。

型崩れを防ぐにはこのような木製のハンガーを使うのも効果的です。

人間の体のような立体的な丸みがスーツの型崩れを抑えてくれます。

高級木製オリジナルハンガー
高級木製オリジナルハンガー

クリーニング店で貰えるような針金ハンガーはなるべくなら避けたいところです。

木製のハンガーをお持ちでなければ、ブラスチックハンガーを3本ほど重ねて、即席幅広ハンガーとして使うのもアリです。(あくまで応急的な対処ですが。)

普段の取り扱いにも注意

ジャケットを肩に掛けるビジネスマン

例えば、脱いだジャケットをこのように取り扱ってはいませんか?

このような、持ち方をするとあっという間にシワができてしまいますし、型崩れも心配されます。

腕に掛けるときも同様です。

こちらのページを参考にして、スーツをたたむ方法をマスターしておきましょう。

⇒スーツとワイシャツのたたみ方【完全保存版】

それでは結論!

たまにしか着ないお気に入りスーツは、汚さないよう注意して1シーズンに1回。

頻繁に着用するスーツは1シーズンに1回+汚れorしわの状態により随時、が最適なクリーニング頻度です。

過剰な回数のクリーニングは、スーツに負担を与えてしまいます。

ハードに使うスーツを決めておくか、+αの回数を減らすようセルフメンテナンスを行い適度にクリーニングへ出してください。

今は忙しいビジネスマンの方にピッタリのサービスもあります。
ネットで注文できる宅配クリーニングです。

朝6時から深夜24時まで集荷してくれるサービスもありますので、「店舗の営業時間に間に合わなくて、いつもクリーニング出せない。(泣)」って方も大丈夫。

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スーツのメンテナンスは定期的に行うものなので、なかなか大変です。
ライフスタイルに合ったサービスを見つけて、しっかりケアしてあげてくださいね!

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