スーツをクリーニングに出さない、たった一つの理由

スーツをクリーニングに出さない、たった一つの理由
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スーツはクリーニングに出さないほうがいい?!

そんな衝撃的な話を、クリーニング屋がしちゃいます!

その内容は以下っ!

クリーニングに出さない方がいい理由

それは、スーツが劣化するから。

当然ですが、スーツに限らず全てのお洋服は、着用→洗濯(クリーニング)を繰り返すことにより、徐々に劣化していきます。

これは、絶対に避けられません。

さらに劣化の理由を深掘っていくと、スーツに使われている素材はウール。

光沢感やハリといった風合いの良さを保つためには、ウールに含まれる適度な油分が必要といわれています。

しかし、ドライクリーニングする際の溶剤(要は油)によって、必要なはずの油分まで少しずつ失ってしまうのです。

ジーンズなどのお洋服でしたら経年劣化が”味”として捉えられますが、スーツはそうではありません。

極論ですが、なるべくクリーニングしない方がいいのは当たり前なのです。

 

じゃあ何もしない方がいいの?

繰り返しになりますが、”クリーニングしない方がいい”というのは、あくまで極論。

クリーニングに出さない方がいい=何もしなくていい、ということではありません。

汚れが蓄積すれば、それはそれで生地を傷める原因となります。

クリーニングの回数を減らすための、ご自身でのメンテナンスや、落としたい汚れをしっかり落とす適正な方法でのクリーニングが必要になります。

クリーニングするものじゃない!というのは、どちらかというと海外的な考え方で、そもそも気候や所持しているスーツの数、着用状況が違うので、そのまま当てはまるわけではありません。

日本では、夏場もスーツを着用して汗や汚れをたっぷり吸っている…というような着用シーンもありますから(それでも最近は減ってきましたが)、時にはクリーニングも必要です。

ご自身でのメンテナンス

ここからは、クリーニングの頻度を減らすためにご自身でできる、スーツのメンテナンス方法をご紹介します。

ローテーションする

お気に入りの1着を毎日着用するのは避けてください。
ローテーションする数は多い方がよいですが、最低でも2~3着を着回すようにしましょう。

スーツも休ませることが大切です。

毎日のお手入れ

着用後にそのままクローゼットへしまっていませんか?それはいけません。

ちょっとした一手間を加えてあげましょう。

まずは、ブラッシングしてその日についたホコリを払い落とします。

KENT 静電除去服ブラシ ミディアムサイズ KNC-3422

こんな感じのブラシを一つ持っているとベストですね。
さらに、一晩干してスーツにこもった湿気を飛ばします。
この時に、シワを伸ばしたい部分へ軽く霧吹きしておくと、翌日にはシワが消えています。

クローゼットへしまうのはここまでお手入れしたあとにしましょう。

池本刷子工業(Ikemoto Brush)
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霧吹きやスチームで消臭&シワ伸ばし

ウールのスーツは料理やたばこの臭いがついても簡単に洗えません。

そんな時は水を霧吹きしたり、アイロンのスチームを当ててあげましょう。

水分が蒸発するときに臭い成分も一緒に飛ばしてくれるので、スーツに付着した嫌な臭いが消える場合があります。

軽いシワならそのまま伸びてくれるというメリットも。

最近は、より手軽にお手入れできるようにこのようなハンドスチーマーと呼ばれるアイロンが人気です。

パナソニック 衣類スチーマー ブラック NI-FS470-K

これまでのようにアイロン台に洋服を乗せてビシッとプレスするものではなく、ハンガーにかけたままスチームをかけることでシワ伸ばしはもちろんのこと、消臭、殺菌などを目的とした器具です。

アイロンというとそれなりに経験やテクニックが必要でしたが、スチーマーならば非常に簡単にお手入れできます。

こちらはおススメですね。

汚れ落としも定期的に

スーツの汚れを落とすときには、ぬるま湯で濡らしたタオルを固く絞り、そのタオルで押すように拭き取ります。
強く擦ったりするとスーツの生地が毛羽立つため、あくまで優しく押すようにして汚れをタオルに移し取って行きます。

特に襟周り、袖口、股下辺りですね。
タオルで拭いた後はしっかりと乾かしてからクローゼットへしまいましょう。

しかし、あくまで簡単なお手入れなので、汚れを落としきっていると思ってはいけません。
適度なクリーニングは必須です。

 

クリーニングに出すときは

クリーニングの特性もしっかりとおさえておかなければなりません。

クリーニング店へ行って何も言わずに渡してしまうと、大抵はドライクリーニングのみでの対応となります。
しかし、ドライクリーニングで落ちるのは、皮脂とそれに固着しているチリ、ホコリ

ドライクリーニングは汗など水溶性汚れを落とすのは不得意なんです。

ということは、夏場に汗をスッキリと落としたくてクリーニングに出しても、ドライクリーニングだけでは汗を落としきれていないのです。

クリーニング店には、”汗ぬき”や”ウェット”と呼ばれる、スーツを水洗いする特殊コースが用意されています。
必ず、ドライクリーニングと水洗いの2段階クリーニングを依頼しましょう。

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まとめ

繰り返しになりますが、”クリーニングに出さないほうがいい”というのは”何もしなくていい”ということではありません。

頻繁にクリーニングしないように、日々のメンテナンスを行うことが、スーツを長持ちさせる秘訣です。
そして、クリーニングするときには適切な方法で汚れを落とし、状態をリセットします。

なるべくクリーニングに出さないようにするには、メンテナンスをクリーニング店任せにせず、ご自身でお手入れすることが重要なのです。