スエードのスニーカーはとってもオシャレですが、お手入れのハードルが高いのが難点。
「買ってから一度も洗ってないよ・・・。」って方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、スエードスニーカーの洗い方をご紹介しますよ!
洗うのはこのスニーカー
汚れが目立ちやすいホワイト系のスエードスニーカー。
少々厄介なのが、スエード・キャンバス・ビニールと3種類の素材が使われていること。
(これが後々本当に厄介なことになりました・・・。)
基本はスエード、側面がキャンバス地、ラインと内側の一部がビニール素材になっています。
洗う前に靴紐を取り外して状態をチェックしていきます。
全体的に泥汚れが見られますね。
キャンバス時も薄茶色になっています。
元々はナチュラルホワイトみたいです。
やはりつま先を部分が一番汚れています。
全体的に汚れてはいましたが、擦れや破れなどの破損は見当たりませんでした。
汚れが落ちれば見違えるようにキレイになるのではないでしょうか。
それでは洗ってみましょう!
スエードスニーカーを洗う
まずはじめに全体的な泥や砂、ホコリをブラッシングして払い落としておきます。
いきなり水の中へドボン!とするよりも、全体的に湿らせてからのほうがいいみたいですね。
濡れたバスタオルに包んでじんわりと湿らせます。
その間に洗浄液を作っておきます。
洗剤は中性洗剤、もしくはヘアシャンプーです。
エマール 洗濯洗剤 液体 おしゃれ着用 リフレッシュグリーンの香り 本体 500ml
一般的な粉末洗剤ですとアルカリが強すぎてスエードを傷めてしまうかもしれないからです。
デリケート衣類用の中性洗剤についてはこちらのページで詳しくご紹介しています。
スニーカーを入れて洗浄液を馴染ませていきます。
豚毛などの柔らかいブラシを使って洗います。
ゴシゴシと擦るのではなく優しくブラッシングするイメージで。
[コロニル] Collonil コロニル 馬毛ブラシ 17cmx5.4cmx4.5cm CN044042 (BrownF)
このようなブラシは持っておくと便利ですよ。
洗濯用と普段のブラッシング用2つ持っていればさらに完璧!
つま先やなど汚れが目立つ部分は念入りに。
キャンバス時の部分はゴシゴシと汚れを落としていきます。
スエードへの負担を考えてなるべく手早く洗いきりましょう。
全体的な汚れが落ちたら濯ぎ工程へ。
キレイな水と入れ替えながらしっかりと濯ぎます。
仕上げとしてトリートメントします。
家庭ではヘアリンスで代用しましょう。
最後は洗濯機の脱水機能を使って水分を飛ばします。
水がボトボトのまま干してしまうと乾くまでに時間がかかるばかりか、水染みが残る可能性があるからです。
1分ほど脱水した後手動でストップします。
洗い上がりはこんな感じに。
全体的にサッパリとキレイになりましたね。
乾燥する
続いて乾燥工程です。
スエードなどのレザーは熱に弱いので基本的には風通しのよい場所で陰干しします。
ドライヤーなどで強制的に乾燥しないように注意しましょう。
環境にもよりますが、1日~2日ほどかかると思います。
型崩れを抑えるため、専用のハンガーを使ったり、中にシューキーパーを入れるなど工夫しましょう。
ちなみに最初の画像で使っているハンガーは、クリーニング屋さんで無料でもらえる針金ハンガーを加工したものです。
手作りなら0円!
乾燥している間に靴紐を別洗いしておきました。
完全に乾いたらブラッシングして毛並みを整えて完成です。
仕上がりチェック!
それでは仕上がりを見てみましょう!
全体的に清潔感が出ましたね。
キャンバス部分もキレイなナチュラルホワイトに。
汚れが目立っていたつま先もこの通り。
洗濯前と後の画像を並べてみましょう。

さっぱりキレイに!

白さが際立ちました

つま先の汚れも完全に無くなりました
まとめ
最終的にかなりキレイになったので一安心です。
スエード部分へのダメージも無かったようです。
しかし、実は一度失敗してしまったんです・・・。(汗)
乾燥過程でキャンバス部分に水染みができてしまったのです。
型崩れを心配して脱水を短めにしたことで水分を多く含みすぎていたのが原因。
裏に通気性が悪いビニール素材が使われていたのも原因の一つです。
洗い直し→少し長めの脱水→プロ用機材を使って乾燥を促進
このような対処でリカバリできましたが、なかなか大変な作業でした・・・。
複数の素材を使っているとこのような問題が出てくるんですよね。
それぞれの素材に適した方法は、実は全く違うからです。
ここに紹介したスエードの洗濯方法もあくまで基本的なもの。
全てのスエードスニーカーに対応できるものではありません。
(これは身をもって体験することになりましたが・・・。)
スエードスニーカーを自分で洗うのが心配な方は、失敗する前にクリーニング店へ相談してみてくださいね。