【絹・シルク】近代日本の繁栄を支えた繊維

【絹・シルク】近代日本の繁栄を支えた繊維
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絹・シルクについてのお話

日本で産する動物繊維としては最も身近で古く、近代日本の発展を支えた繊維です。
現在では、その生産量は激減しており、中国が世界の60%の生産を占めています。

絹は蚕の幼虫が口から連続して吐き出してつくった繭を湯につけてほぐし、引き出した繊維を生糸といいます。

天然繊維では唯一の長繊維です。

特徴

発色が鮮やかで、しなやかさと吸湿性に優れ繊維の中でも高級品です。
綿の約1.5倍の吸湿、放湿性があると言われています。

柔らかい独特の手触りや風合いを持っています。
また、静電気を起こしにくい為、チリやホコリが付着しにくく衣類としての着やすさは特筆すべきものがあります。

デリケートな素材なので、着用の際に汗や摩擦による毛羽立ちや変退色、スレ、シミの発生、紫外線による黄変の恐れがあります

特に保管中に黄変してしまったものは修正が困難になります。
時間が経過し、黄変→茶褐色に変化している場合には生地が大分弱っていることが予想され破れ安くなっているので注意が必要です。

白物、淡色のシルク製品は特に注意しましょう。

 

絹・シルク製品のメンテナンス

それではそんなシルク製品はどのようにお手入れしたらいいのでしょうか。

家庭でのお洗濯

基本的には、シルク製品は家庭では洗えないものです。

安易に洗濯機に入れてしまうと、繊維が傷つくことによる色が落ちたようになったり、繊維自体が変形して風合いが著しく変化してしまいます。

そして、一度変化してしまったシルク製品を元に戻すことは、基本的には不可能です。

ただ、現在はウォッシャブルシルクという、洗えるシルクも存在します。

その仕組みは、繊維の表面をコーティングしてあるものや、そもそもの製造過程を改良してコーティングなどの後加工ではないものなど様々です。

シルク製品が欲しい、そして家庭で洗濯したい、という場合には購入前にしっかりと確認しておく必要があります。

繰り返しになりますが、普通のシルク製品は家庭で洗うことは非常にリスクが高いということ覚えておいてください。

クリーニング

高級な風合い、独特な光沢をもつ繊維ですがとてもデリケートで、クリーニングも丁寧に取り扱わなければなりません。

また、水に大変弱く濡れると光沢変化、シワ、収縮が起きる恐れがあります。
このことから、洗浄にはドライクリーニングが最も適しています。

しかし、ドライクリーニングでは落としきれないシミ、汚れがある場合には高度なシミ抜き技術を必要とします。

クリーニングをご依頼の際には信頼の置けるクリーニング店へご相談ください。