主婦が抱える洗濯への疑問を、プロのクリーニング屋が解決します!
今回は「ラグや敷物は家庭で洗濯できるの?」という疑問。
このような大物は家で洗えればとっても効率的なんですよね。
でもちゃんと洗えるか心配になるのはよくわかります。
確かに洗えないものも数多く存在しますし、安易に洗うとトラブルが起きかねません。
こちらでは洗えるラグ・敷物の選別と、その洗濯方法を見てみましょう。
ラグや敷物は家庭で洗濯できるの?
お悩み主婦さん
子どもが色んなものをこぼしたりして汚れるから、ラグや敷物を家で洗えると凄くラクなんだけど・・・。そういうのって洗えるのかな?
お洗濯.net
洗えるものもありますし、そうでないものもあります。とにかくかさばる大物なので洗えるものでも洋服のように簡単にはいかないですね。
お悩み主婦さん
やっぱりそうだよね。でも洗えれば本当に助かるんだけどな。クリーニング屋さんに持って行くのも大変だし・・・。
お洗濯.net
もちろん洗えるものもあります。まずは洗濯表示を見てみましょう。敷物やラグはどちらかというと高価なものは洗えず、安価なものは洗える場合が多いです。
お悩み主婦さん
敷物やラグにも洋服みたいな洗濯表示がついてるんだね。
お洗濯.net
この辺りは購入前に確認しておくといいですね。子供さんが小さい間は洗うことを考えてウォッシャブルにするのがいいですね。高価なものは風合いはいいですが家で洗えず、クリーニング代も高額になることが多いので。
お悩み主婦さん
そうよね。それで、洗濯表示が水洗いOKになっている場合はどうやって洗えばいいの?
お洗濯.net
ウォッシャブルでしたら洗うこと自体はそれほど難しくありません。洗濯機がやってくれますからね。注意点としては”大物洗いコース”など、水量が多めのプログラムで洗うことです。
お悩み主婦さん
そうか、水か少なすぎたら大物は洗えないもんね。
お洗濯.net
そうですね。最近の洗濯機は節水仕様になっているので、よく確認しておいてくださいね。
お悩み主婦さん
他にはどんな注意点があるのかな?
お洗濯.net
洗剤は普段使っているものでも大丈夫ですが、できるだけ色落ちや風合い変化を抑えるにはデリケート衣類用中性洗剤がおススメです。
お悩み主婦さん
あぁ、オシャレ着洗剤のことね。
お洗濯.net
そうです。ただ、そのような洗剤は洗浄力はあまり高くないので、目立つ汚れは台所用洗剤なんかで下処理してから洗うといいですよ。
お悩み主婦さん
なるほど。洗剤と水量に気をつければいいのね。あと気になることがあるんだけど・・・。
お洗濯.net
なんですか?
お悩み主婦さん
こういう変わったものを洗うとエラーが出て止まったりするのよね。大きいシーツとか布団カバーを洗うとよく止まるのよ・・・。
お洗濯.net
そうかもしれませんね。家庭用の洗濯機で大物を洗うとエラーが出やすいのは事実です。
お悩み主婦さん
どうしたらいいのかな?
お洗濯.net
主な原因は洗濯物の偏りです。大物は水を含むとかなり重くなりますからね。その状態でどちらか一方に偏ると上手く洗濯機が回らなくなります。
お悩み主婦さん
なるべく均等になるように位置を整えたらいいのかな?
お洗濯.net
そうですね。特に敷物やラグはアンバランスになりがちなので注意したいですね。
お悩み主婦さん
洗濯機に入れば洗うのは大丈夫そうね。あとは乾燥か・・・。
お洗濯.net
はい。やはり大物は乾くのに時間がかかりますし、物干し竿も占領しますからね。あとは干し方を工夫すると乾燥スピードが上がります。
お悩み主婦さん
干し方?
お洗濯.net
まずは”M字干し”と言われる、竿を二本使って干す方法です。空気が通りやすくなるので乾きやすくなります。
お悩み主婦さん
うちは物干し竿一本しかないな・・・。
お洗濯.net
そんなときは敷物の角が下に来るように干してみてください。水分が一点に集中してくるのでこちらも乾きやすくなります。
お悩み主婦さん
なるほど。わかったわ。
お洗濯.net
あとは洗濯機に入らないものを無理して洗わないことです。よく見かけるのはお風呂場で踏み洗いする方法です。これは洗うこと自体は簡単ですが、脱水ができませんので後々苦労することになります。一度濡らしてしまったら、何とかしなければ使うことができませんからね・・・。
お悩み主婦さん
わかったよ。まずは洗えるかどうか洗濯表示を確認してみるよ。
ポイントをおさらい
それでは、今回の”ラグや敷物は家庭で洗濯できるの?”という疑問についてのポイントをおさらいしておきましょう。
まずは洗濯表示を確認
お洋服と同様、まずは洗濯表示を確認しましょう。
絵表示だけでなく注意事項まで詳しく読んでおくと洗濯するときの参考になります。
基本的には記載の方法でお手入れするようにしてください。
洗濯するときの注意事項
- 目立つ汚れは下洗い
- デリケート衣類用中性洗剤を使う
- 水量が多い洗濯コースで洗う
- 途中でエラーが出たら形を整えてから再スタート
このようなところがポイントになります。
干し方は工夫して
まずはM字干しと呼ばれる方法です。
二本の竿を使ってM字になるように干します。
空気が通りやすいので、非常に効率的に乾かすことができる干し方になります。
物干し竿が一本しかない場合は三角干しで。
角が下に来るように干すことで、その部分に水分が集まりやすく乾燥効率がアップします。