主婦が抱える洗濯への疑問を、プロのクリーニング屋が解決します!
今回は「洗濯機いっぱいに洗濯物を入れて洗っても大丈夫なのかな?」という疑問。
確かに、家族全員分の洗濯物を洗おうとするとドラムから溢れそうなくらいの量になって、ちゃんと洗えるか心配になりますよね。
かといって、2回に分けて洗うのも面倒だし・・・。
そんな洗濯物の量に関する疑問に答えていきますよ!
洗濯機いっぱいに入れても大丈夫?
ポイントをおさらい
それでは、今回の”洗濯機いっぱいに洗濯物を入れて洗っていいの?”という疑問についてのポイントをおさらいしておきましょう。
洗濯物の量は7分目
この位が目安となります。
洗濯物が多すぎても少なすぎても汚れ落ちが悪くなるので注意が必要です。
汚れ落ちに深く関係する要素はこの3つ。
- 機械力→適切に力を加えることで汚れ落ちアップ
- 洗剤→洗剤のパワーで汚れ落ちアップ!
- 洗濯水温→温度が上がるほど汚れ落ちアップ
どれが欠けても洗浄力は低下します。
それだけ適量で洗うのは大切なことなんです。
しかも、汚れ落ちないだけでなく濯ぎも悪くなるので、洗濯物に洗剤成分が残ってしまうこともあります。
適量で洗うことが上手に洗濯するポイントです。
部分的に下洗いしておく
どうしても洗濯物が多くなりがちならば、ひどい汚れだけ下洗いしておくのも効果的です。
襟や袖など汚れやすい部分は、台所用洗剤は使って揉み洗いしておきましょう。
この一手間で汚れ落ちは格段に上がります。
特に子供服の泥汚れなんかは、しっかりと力を加えて叩き出さなければ思うように汚れは落ちてくれません。
2回に分けましょう
やはりこれが基本です。
汚れ落ちもそうですが、しっかりと仕分けて洗うことで、お洋服に合わせて洗い方を変えたり色移りを防いだりすることができます。
例えば濃色のお洋服は中性洗剤で洗うことで色落ちを抑えることができます。
対して、白物は弱アルカリ性洗剤や漂白剤を使うことで洗浄力を上げて白いものをより白く洗い上げることができます。
また、しっかりと仕分けておくことで、色移りなどのトラブルも減らすことができます。
このような工夫が、結果的にお洋服を長持ちさせることへつながるのです。