「油性ペンキ 落とし方」で検索するとたくさん出てくるネット情報をプロのクリーニング店が検証!
「ネットの情報それホント?」シリーズ、油性ペンキ編です!
ネット上の情報まとめ
- シンナー、もしくはベンジンをタオルに取り汚れ部分を叩いて落とす
- クレンジングオイルで落とす
- 除光液で落とす
- 塗料のうすめ液で落とす
家庭のシミ抜き方法でシンナーやベンジンを使う方法を紹介されることが多いですが、皆さん家庭に常備されてますか?
シンナー・・・、我が家にはありません。。
なるべくなら元々あるようなもので落としたいですよね。
それでは色々と試してみましょう!
乾いていないペンキの場合
まずは乾いていない付いたばかりの油性ペンキを落としてみましょう。
ペンキはまだ乾いていないので、どろっとした液体の状態です。
クレンジングオイルで揉み洗いしてみます。
クレンジングオイルをつけて揉む→すすぐ、という手順を繰り返し行います。
作業を始めるとペンキが一気に広がりますが、ご安心ください。
手を止めず、揉み洗いとすすぎを手早く行えば、色が定着する事はありません。
そうすると・・・、
とってもキレイに落ちました!
乾ききっていないペンキは落としやすいと思っていましたが、予想よりも簡単に落とすことができました。
乾く前に落とすことがとても重要なようですね。
乾いてしまったペンキの場合
次は完全に乾いてしまったペンキを落としてみます。
見るからに落ちにくそうですね・・・。
まずはクレンジングオイルで試してみましたが・・・、
ほとんど落ちませんでした!
乾いてしまうとここまで落ちにくいとは・・・。
別の方法を試してみましょう。
次は除光液を使ってみます。
汚れ部分に除光液をつけて歯ブラシで擦ってみました。
全体的に薄くはなりましたが落ちているとは言えない状態ですね。
しばらく続けてもこれ以上変化は見られませんでした。
身近にあるものでなんとかしようと消毒用エタノールを試すも・・・、
変化なし!
そうですか・・・。
わかりました。
それではアレを使いましょう・・・。
薬品庫からシンナーを取り出し試してみました。
情報通りでしたらこれで落とせるはずですが・・・。
シンナーをタオルに取り、ペンキ部分を叩いていくと薄くなってきました!
輪郭がぼやけて大分良くなってきました。
しかし、画像の時点からは落なくなってしまいました。
確かに効果的でしたが決定打とはなりませんでしたね。
最後はペンキのうすめ液です。
普段ご家庭にはないと思いますが、ペンキで作業する時には使用するのでペンキがついてしまった瞬間には身近にありますよね。
ここまで薄くなりました!
影のように残ってはいますが、かなり薄くなったのではないでしょうか?
一番効果的だったのはペンキのうすめ液でした!
この記事で使った洗濯グッズ
ペンキ落としには、うすめ液が一番効果的でした!
それでも完全には落とす事はできなかったので、あくまで応急処置用とお考えいただいた方がよいかもしれません。
まとめ
油性ペンキ落としにはうすめ液が一番効果的でした。
しかし、完全に落とすことはできませんでしたね。
一番重要なのは乾いてしまう前に揉み洗いして落としてしまうことですね。
一度乾いてしまうとかなり落ちにくくなってしまうのがわかりました。
作業中にペンキが服についてしまった時には、すぐに脱いで揉み洗い!これがベストです。
補足事項
- 今回の落とし方は全てのお洋服に使える方法ではございません。特にシンナー、うすめ液は変色や生地を傷める可能性があります。
- 使用したペンキとうすめ液は1種類です。他の製品では結果が異なる場合があります。
- 手順を間違えると作業中にペンキが広がり、全体的に被害が拡大する恐れがあります。ご注意ください。
プロがシミ抜き
乾いた油性ペンキは身近にあるものでは落としきれませんでしたが、完全に落としたいお洋服はプロのクリーニング店にお任せください。
うすめ液で残ってしまった汚れも、
このとおりキレイに落とすことができます!
プロに依頼すれば、ペンキが乾いてしまったからアウト!というわけではないのでご安心を。
近隣にクリーニング店がなくても、今ならネットで注文できる宅配クリーニングも人気です。
しみ抜き無料!なんてサービスも多いので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
しかし、なるべくなら自分で落としてしまいたいもの。
繰り返しになりますが、ペンキ落としのコツは、乾いてしまう前に対処するですよ!