オキシクリーンで洗濯する!上手な使い方と購入方法【完全ガイド】

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SNSで話題の酸素系漂白剤、オキシクリーン(OXI CLEAN)

インスタグラムでは”オキシ漬け”なんてハッシュタグで、衣類や食器を漂白している様子をアップするのが流行しています。
なんとその投稿数32,000件オーバー?!

そんな話題のオキシクリーンを使った洗濯方法や購入方法について詳しくご紹介します!

※こちらでは主にお洋服に使うことをテーマとしてご紹介していきます。クリーニング屋のサイトなので。(笑)食器やインテリアなどに使いたい方には参考にならないかもです。すみません。(汗)

オキシクリーン(OXI CLEAN)

オキシクリーンのロゴ

オキシクリーンはアメリカ生まれの酸素系漂白剤です。

前途のとおりインスタグラムで”オキシ漬け”を投稿するのが一時期トレンドになるほどの人気。
まずはじめにオキシクリーンに関する基本情報からご紹介していきます。

商品ラインナップ

オキシクリーンのシリーズはこのようなラインナップになっています。

日本オリジナルパッケージ

日本で購入できるオキシクリーンの一番ベーシックなものがこちら。

こちらが定番の1500gサイズ。
なんとなくアメリカ発らしい大容量のパッケージですね。

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こちらはお試し版サイズ。
初めての購入にはピッタリですね。

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アメリカ版

本家アメリカ版のラインナップはこちら。

アメリカ版らしく2270gという大容量で成分も日本版とは少々異なるようです。
SNSで話題のモコモコと泡立つ漂白するならこちらの商品で。

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こちらは消臭成分をプラスしたデオドラントパワーという商品です。

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部分汚れ用

襟や袖口など汚れやすい部分を前処理しておく、部分汚れ用の洗剤もラインナップされています。

もっとも手軽なスプレータイプ。

いつものお洗濯に+αで使用することで、しつこい汚れを落としやすくします。
こちらには漂白成分は入っていません。

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汚れ部分に直接ジェルを塗り込むタイプ。

ちょっと面倒な揉み洗いの手間を軽減してくれる商品です。
こちらも漂白剤ではありません。

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成分

繰り返しになりますが、オキシクリーンは酸素系漂白剤になります。
その成分に関する基本情報はこちら。

※日本オリジナルパッケージ1500gサイズの表記を参照しています。

品名 衣類、布製品、キッチン周り、水周り、食器、タイル、家具用漂白剤
成分 過炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム
液性 弱アルカリ性
用途 衣類や食器、キッチン、洗面台などの汚れやシミを落とす
使用料の目安 水0.5Lに対して、付属のスプーン8分の1杯
正味量 粉末1500g
原産国 中国

成分は非常にシンプル。

粉末の酸素系漂白剤の主成分である過炭酸ナトリウムと、主にアルカリを上げて洗浄力&漂白力をアップする炭酸ナトリウムになります。

日本版とアメリカ版の違い

日本版とアメリカ版のオキシクリーンでは、成分的にも少々異なります。
日本版がほぼ純粋な酸素系漂白剤であることに対して、アメリカ版は界面活性剤を配合し洗浄力を高めています。

インスタグラムでよく見るモコモコと泡立つこのような画像。

 

gan´s houseさん(@gans__house)がシェアした投稿

これがオキシクリーンのイメージでしたら、それはアメリカ版かもしれません。
「日本のオキシクリーンは泡立たない!」というのは、このように成分が違うからなんです。

ただ、日本のオキシクリーンでも弱アルカリ性洗剤と併用&温水で漂白すればモコモコと発泡させることはできると思います。

アメリカ版は漂白剤というよりも漂白剤入り洗剤に近いと思いますので、モコモコ漂白したいなら最初からアメリカ版を購入するのもアリですね。

ワイドハイターとの違い

酸素系漂白剤と聞いてパッと思い浮かぶのは花王さんのワイドハイターではないでしょうか。

ワイドハイターEX 粉末タイプ 本体 530g

粉末の酸素系漂白剤である以上、主成分は過炭酸ナトリウムなのは同じです。
ただワイドハイターにはいろんな成分が配合されています。

主には洗浄力と漂白力をアップさせる界面活性剤、アルカリ剤、酵素などです。

個人的にワイドハイターと聞いて思い浮かぶのはフローラルの香りですけどね。(笑)
けっこうしっかりと香りがつくので、好みが分かれる部分でもあります。

落とせる汚れの種類

酸素系漂白剤を使うと普段の洗濯では落としきれない汚れを落とすことができます。

襟汚れ、黄ばみ、変色、血液、食べこぼし、嫌な臭い、ミルク、母乳、ワインなど色素の濃い飲料、など

使い方を間違えなければかなりの確率で落とせるはずです。

上手な使い方は後述します。

落とせない汚れ

参考までに落とせない(落としにくい)汚れも。

黒カビ、赤カビ、錆(サビ)、墨汁、インク、ボールペン、絵の具、など

油溶性(油に溶ける)や不溶性(何にも溶けない)の汚れは落とすことができません。

オキシクリーンが使えるアイテム

続いてオキシクリーンで漂白できるアイテムについて。

ポロシャツ、Tシャツ、靴下、下着、タオルなど綿・ポリエステルの一般衣類、上履き、運動靴、作業着、スポーツ衣類、カーテン、ぬいぐるみ、綿製品全般、ポリエステル製品全般、など

いつも普通に洗濯しているような一般的な衣類でしたら大丈夫です。

使うのに注意が必要なアイテム

注意したいアイテムはこちら。

濃色の衣類、シルクなどデリケートな繊維、プリントTシャツ、など

シルクやレーヨンなどそもそも水洗いが難しいアイテムには使えません。

また、漂白するときに水温を40~60℃くらいまで上げるのですが、その影響で色落ちしやすくなったりTシャツのプリントが劣化したりしますので、こちらも注意が必要です。

オキシクリーンの使い方

オキシクリーンのスプーン

それではオキシクリーンの使い方について見ていきましょう。

普段のお洗濯に+αすることで洗浄力をアップする方法と、変色がはじまってしまったようなひどい汚れを落とす方法の2パターンです。

ここでも日本オリジナルパッケージ1500gを使ってご紹介していきます。

普段の洗濯に

まずは普段のお洗濯にプラスする方法から。
これはとっても簡単。

いつもの洗剤と一緒にオキシクリーンを計量スプーン一杯入れるだけです。

洗濯前にオキシクリーンを入れる

超お手軽ですね!

この方法だけでは黄ばみは落とせない?!

この方法はあくまで+αな一手間と考えておきましょう。

実際はこの方法だけで黄ばみを一発で落とすような効果は期待できません。
なぜなら酸素系漂白剤の力を最大限引き出すためには、洗濯水温など他の要素も大きく絡んでくるからです。

※水温の重要性については後述します。

普段からお湯洗濯しているなら話は別ですが、そのような方はあまり多くないですからね。

毎日の洗濯をレベルアップ!

ただ、この一手間で少しでも洗浄力を上げておくと汚れを溜め込んでしまう危険性も軽減できます。
普段の洗濯で落ちなかった汚れはどんどんお洋服に蓄積していきます。

すっかり汚れが溜まってさらに変色した状態で「よし、漂白するか!」と思っても、すでにかなり難しい状態になってしまうことがほとんどなんです。

毎日の洗濯をレベルアップしておくことは、とても大切なことなんですよ。

公式サイトで紹介されている漬け置き

さてここからがオキシクリーンの本領発揮でしょう!

普段の洗濯で残ってしまう汚れを落とす漂白方法です。

公式サイトで紹介されている基本的な方法はこちら。

  1. 洗面器に40℃~60℃のお湯を用意する
  2. オキシクリーンを適量入れる
  3. オキシクリーンを完全に溶かす
  4. 10分ほど漬け置く
  5. いつも通り洗濯する

まさに教科書通り。

あとは汚れの程度にあわせて水温、オキシクリーンの量、漬け置き時間を調整していくだけでかなりキレイに洗い上げることができるでしょう。

公式動画もチェック!

オキシクリーンの公式な動画もYOUTUBEで公開されています。
動画の内容はこちら。

■抜群の漂白効果

動画の冒頭でオキシクリーンの漂白力を見るために洗濯水にインクを流し込んでいます。(汗)
そこへオキシクリーンを投入するとあら不思議、洗濯水が透明になってしまいます!

ただこれはどうなんでしょう・・・。
インクといっている黒い液体がどのような成分なのかがわかりません。

基本的な考え方としては、インクは酸素系漂白剤を入れたからといってそれだけで落ちることはありません
この動画を見て「えっ、インクも一瞬で落ちるの!?」と勘違いしないようご注意を。

インクの染み抜きってけっこう大変なんですよ。。

■色落ちさせずに汚れだけ落とす

これは酸素系漂白剤の大きなメリット。
的外れな使い方をしなければ色柄物にもOKで汚れだけキレイに落とすことができます

しつこい襟汚れや袖汚れにも効果がありますので、家庭洗濯でもドンドン使っていきたいですね!

そして酸素系漂白剤は、お湯+漬け置きで本当のパワーを発揮します。
ひどい汚れはこの方法で!

■用途もいろいろ

酸素系漂白剤の用途は、お洋服の漂白だけではありません。
動画ではこのようなアイテムの汚れ落としも紹介されています。

  • 茶渋のついたふきん
  • 汚れたまな板
  • 薄汚れたカーテン
  • 使い込んだスニーカー
  • カーペットのシミ
  • 汚れが溜まったタイルの目地
  • 洗濯槽の掃除

などなど。
インスタグラムではキッチン周りの漂白に使っている投稿も多いですよね。

公式サイトで紹介”されてない”漬け置き

衣類の漂白

酸素系漂白剤の使い方としては非常にベーシックな方法ですが、オキシクリーンの公式サイトでは紹介されてないので一応非公式ということでご承知おきください。

1.汚れ部分を下洗いしておく

いきなりですがココはかなり重要です。

まずは事前に汚れをできる限り落としておきます
これをやらずにいきなり漂白しても、効きが悪くて思うような結果にはなりません。

それはなぜか?
シミ汚れはこのような構造になっているからです。

性質の違う汚れが層のようになっています。
漂白で効率よく色素を抜くためには、それより上の汚れを落としておいた方がいいということがわかりますよね。

プロのしみ抜きでも油性処理から始めて最後に漂白するのは基本中の基本です。
ということで、家庭でも漂白前の下洗いが超重要。

洗濯用固形石鹸(もしくは食器用洗剤)とぬるま湯で汚れ部分をしっかり下洗いしておきましょう。

2.洗面台に蛇口から出る一番熱いお湯を溜める

お湯を溜める

酸素系漂白剤を使う時の一番大きなポイントが水温です。
40℃~60℃くらいがもっとも活発に働き漂白作用がアップします。

ですが、40℃~60℃のお湯を用意するのって地味に難しくないですか?
温度計なんて持ってない人も多いですよね。

50度近くの温水

なので細かいことは気にせず、蛇口から出る一番熱いお湯を使いましょう。

もう少し言うと、一般的に一番熱いお湯で60℃くらいだと思いますので、初めて漂白するときは若干温度を下げた方が安心。

汚れを落としたいお洋服がちゃんと浸かるまでお湯を溜めましょう。

3.オキシクリーンと弱アルカリ性粉末洗剤を入れる

前途のとおり日本版のオキシクリーンはすごくシンプルな酸素系漂白剤です。

それでも効果はあるのですが、泡立つような強力な漂白作用を生むためにはPHをアルカリに傾けてあげなければなりません

一般的な粉末洗剤は弱アルカリ性なので、それを使いましょう。

粉末洗剤を入れる

弱アルカリ性洗剤でしたらどのような洗剤でもOKです。
ただ一つ注意点が。

条件が整うと思いのほか発泡するので、泡が洗面台から溢れてしまうかもしれません
それを想定した上で、溜めるお湯とオキシクリーンの量を調整してください。

オキシクリーンを入れる

コツをつかむまではオキシクリーンを少しずつ入れていくのがいいかもしれません。
洗剤とオキシクリーンをよく溶かしたら洗濯物を入れていきましょう。

洗濯物を入れる

4.30分~1時間ほど漬け置く

公式サイトでは”10分漬け置く”と記載がありますが、経験上ひどい黄ばみが落ち始めるのは30分から1時間ほど漬け置いた頃になります。

オキシクリーンで漬け置きする

さらに状態が悪ければ数時間漬け込むこともあるんですよ。
ただ時間が長くなるほどお洋服に負担がかかってきます。

真っ白のシャツなんかでしたらいいですが、色柄物なんかは少し心配ですね。
放置せず定期的に汚れの状態をチェックするのがポイントです。

5.汚れが落ちたら普段通り洗濯する

汚れが落ちていたらそのまま普段通り洗濯しましょう。
単品で洗うのが勿体なければ洗面台のお湯を入れ替えてしっかり濯げば大丈夫です。

濯ぎはかなり大事なので、「これでもか!」というくらい濯いでおきましょう。

漂白の効果

それでは先ほどの画像を撮った時に漂白していたお洋服のビフォア&アフター画像を見てみましょう。
まずは白いポロシャツ。

ポロシャツの漂白1

元々キレイめなポロシャツだったので全体的にはわかりづらいですが袖口に注目。

ポロシャツの漂白2

普段の洗濯で落ちていなかったシミがキレイに落ちています。
続いて色柄物のカットソー。

色柄物の漂白1

このように酸素系漂白剤なら使い方を間違えなければちゃんと漂白できるのが特徴。
柄の隙間にあったシミもキレイに落ちています。

色柄物の漂白2

色柄物でも漂白できるのは酸素系の大きなメリットです。
普段着用するお洋服って、大抵は色柄物ですからね。

購入方法

それではオキシクリーンの購入方法について見てみましょう。

オキシクリーンを購入できる実店舗

オキシクリーンは実店舗でも購入することができます。

コストコ、アイリスプラザ、アヤハディオ、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、ヨドバシカメラ、ドン・キホーテ、大手スーパー、大手ドラッグストア、東急ハンズやロフトなど大手雑貨店、大手ホームセンター、など

お近くにあるお店を覗いてみてはいかがでしょうか。

ネットショッピングが便利!

オキシクリーンはかなり多くの実店舗でも購入できますが、やはり地方では少々手に入りにくい印象です。

また、オキシクリーンはベーシックなタイプでもかなり大きくて重いので、ネットショップで購入するのも便利です。

大手ショップでも取り扱いがあるので、いつも利用しているサイトで購入してみてはいかがでしょう。

⇒Amazonで探す

⇒楽天市場で探す

まとめ

オキシクリーンは癖がなく非常に使いやすい漂白剤です。
とはいえ使い方を間違えると本来の漂白パワーを引き出すことはできません。

  • 40℃~60℃のお湯を使う
  • アルカリを上げて洗浄力&漂白力を高める
  • 汚れが落ち始めるまでじっくり時間をかける

このようなところがポイントです。

この漂白方法をマスターすると、今まで落とせなかった汚れがホントに落ちます。
まさにクリーニング屋レベルです。

オキシクリーン・・・じゃなくてもいいですが(笑)、ぜひ家庭でも酸素系漂白剤を活用してみてくださいね!

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