頑固な泥汚れの落とし方!やっぱり王道の洗い方が一番?!

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体操服や靴下などに付着する最も厄介な汚れは”泥汚れ”です。
小さいお子さんがいるご家庭では、毎日のお洗濯で悪戦苦闘しているのではないでしょうか?

クリーニング屋が書く記事なので「泥汚れを魔法のように落とす方法!」なんて内容だったらよいのですが、やはりそのようにはいきません(汗)

その理由と効率的な落とし方をご紹介します。

砂と泥の違い

同じような汚れでも砂場のサラサラした砂の汚れと、グラウンドや畑などの泥汚れでは成分が違います。

砂は粒子が大きく繊維に入り込みにくいため非常に落としやすくなります。
しかし、泥は粒子が細かく有機物を含んでいるため一度繊維の奥に入り込んでしまうと非常に落としにくくなってしまいます。

普通の洗濯では落ない汚れは後者の泥汚れです。

泥汚れは不溶性

泥汚れは汚れの分類からすると、不溶性の汚れです。

不溶性は水にも油にも溶けない汚れなので、界面活性剤や漂白剤、ドライクリーニングなどどんな方法でも落とす(分解や洗い流す)ことはできません。

そのため”この薬品つければ落ちますよ”という訳にはいかないのです。

だからどんな洗剤を使っても漂白しても落ちないんですね。

このように汚れの種類を知ることは洗濯の基本です。

的外れな方法でいくら頑張っても、思うように汚れを落とすことはできません。

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どのように落とすか?

このような理由で”洗濯機にポンッ”では思うように汚れは落ちません。

泥汚れを落とすのには一手間が必要です。

1.ぬるま湯+固形石鹸

ぬるま湯で濡らしながら固形石鹸を塗りこんでいきます。

石鹸が繊維の奥まで入り込み、泥の粒子を包み込んで落としやすくしてくれます。

固形石鹸は一つ常備しておくと、とっても便利です。
泥汚れ以外にも、気になる汚れに前処理剤として使うことができます。

ウタマロ石けん 133G
ウタマロ石けん 133G

主婦の味方!一番メジャーな洗濯用固形石鹸はウタマロですね。

エネロクリーン (170g, 青) (3)
エネロクリーン (170g, 青) (3)

こちらはあまり馴染みがないかもしれませんが、実はクリーニング店でも使っている有名な固形石鹸です。

クリーニング屋の店頭でも売っている場合があります。

2.ブラッシング

ぬるま湯+固形石鹸で揉み洗いしてもOKですが、歯ブラシや洗濯ブラシを使うとさらに効果的です。

何にも溶けてくれない泥を物理的に掻き出してしまいます。

イケモト(IKEMOTO) ユニフォーム洗たくブラシ
イケモト(IKEMOTO) ユニフォーム洗たくブラシ

こちらはユニフォーム用と謳われている洗濯ブラシです。

洋服用のブラシというと、馬毛や豚毛の柔らかくも腰があるブラシを使うイメージですが、こと泥汚れに関してはこのような固めのブラシが効果的。

3.その後洗濯へ

1、2の手順で十分に下洗いしてから洗濯機に入れましょう。

そのまま洗うよりも汚れ落ちが格段に良くなります。

あっ、洗濯コースは必ずしっかりと洗えるコースを選択してくださいね。

洗濯時間が短いスピードコースや、ほとんどドラムが動かないデリケートコースを選んでしまっては効果も半減ですよ。

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これをやればさらに効果的!

さらにもう一手間かけられる余裕があればこんな方法もあります。

乾かしてしまう

泥汚れが付着して湿っている場合には先に乾かしてしまいます。
そして乾いた泥をブラッシングで物理的に取り除いてしまいます。

その後上記の工程で洗っていきます。

漬けおく

落とし方1の延長線上にありますが、石鹸を塗りこんだ状態でさらに漬けおきします。
桶などに40度ほどのお湯につけると効果的です。

漬け込み時間としては1時間~2時間ほどになります。

色が残る場合には

これまでに紹介したような方法でしっかり洗っていれば漂白剤が効く場合があります。
それは色素が残っているときです。

いきなり漂白しても効果はないのでご注意ください。
あくまでしっかりと洗っていることが前提です。

まとめ

洗い上がった靴下やはりかなり手間がかかる方法のご紹介となってしまいました。
すみません、簡単に劇的に落とす方法はないのです・・・。

泥汚れは王道の落とし方が一番効果的です。

泥汚れ落としは、ぬるま湯と固形石鹸でひたすら下洗いするのが遠回りのようで一番の近道です!

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