シャツ選びで失敗しない!採寸する箇所と試着時のチェックポイント
- 投稿:2016.06.28
- 更新:2020.10.03
- オーダーシャツ&スーツ

シャツ選びで最も大切なのは、デザイン?柄?
いえいえ、一番大事なのはサイズ選びでしょう!
どんなに高価で見た目がキレイなシャツでも、サイズが合っていなければ着た途端に不格好になってしまうことでしょう。
オーダー時に失敗しないよう、自分の体のことを知っておきましょう!
採寸するところ
まずは自分の体のことを知らなければなりません。
自分で測るのは現実的に難しいので、誰かに頼むことになりますが、本当ならお店でプロに測ってもらいたいものです。
採寸する箇所は体のこんなところ。
採寸のポイント
- 肩幅:一方の肩の端から首の付け根を通りもう一歩委の肩の端まで
- 着丈:首の付け根からお尻が隠れるあたりまで
- 裄丈:首の付け根から肩の端を通り手首の付け根まで
- 胸周り:脇の下を通って一周
- 首周り:首の下部(喉ぼとけの下あたり)
- 手首周り:手首のくるぶしを通って一周
シャツのサイズと照らし合わせると
採寸できましたでしょうか?
この寸法をシャツのサイズに照らし合わせるとこのようになります。
S | M | L | XL | |
---|---|---|---|---|
肩幅 | 42.5 | 44 | 45.5 | 43.5 |
裄丈 | 82 | 84 | 86 | 88 |
胸周り | 104 | 108 | 112 | 116 |
首周り | 39 | 40.5 | 42 | 43.5 |
手首周り | 20 | 20.5 | 21 | 21.5 |
試着するときのチェックポイント
シャツを着るときはこんなところをチェックしましょう。
サイズ選びを間違えると着心地も悪く、見た目もよくありません。
肩幅
肩の縫い目を目安に。
腕をまっすぐ降ろしたときに肩の端とピッタリ合っていればOK。
スリムなスーツを着るなら少しタイト目でいいかもしれません。
着丈
短すぎるとパンツから飛び出しますし、長すぎるとパンツの中でたわんでシルエットが崩れます。
お尻が隠れるくらいの長さが目安です。
裄丈
こちらも長すぎても短すぎても不格好。
とはいえ、腕を曲げても窮屈にならない程度のゆとりをもって。
これ!というルールはありませんが、腕を下した時に手首のくるぶしが半分隠れる程度が目安。
胸周り
こちらも全体的なシルエットを見て、美しいシルエットになるように。
タイトすぎてボタン部分が引っ張られてたり、大きすぎて膨らみすぎたりするのは絶対に避けましょう。
首周り
一番上のボタンを留めても指1本ほどの隙間ができるくらいのゆとりを持ちましょう。
襟回りはシャツ選びでもっとも重要。
他の部分はジャケットを羽織れば隠れてしまいますが、襟は絶対に見えますからね。
ココがキレイにきまっているのが一番カッコいいです。
採寸で失敗しないポイント
採寸方法がわかったら、シャツをオーダーするときに失敗しないように注意するポイントをおさえておきましょう。
サイズが小さくなりがち
シャツをオーダーするときは、自分にピッタリのジャストサイズを目指したくなります。
しかし、ギリギリのラインを求めすぎて出来上がったシャツを着てみたら動きずらい、もしくは最悪入らないなんてことも。
最低限の余裕は確保したサイズでオーダーしたいものです。
でも、この辺りを考慮しすぎてお店によっては、大きめが出来上がってくる傾向もあるようです。
非常に難しい問題です・・・。
やはり1回目のオーダーでジャストフィットを求めるのは、実際には難しいのかもしれません。
(フルオーダーで打ち合わせと試着を繰り返せば失敗はなくなるんでしょうけれど、必然的に価格も跳ね上がりますからね・・・。)
仕立てやさんはある程度のデータを持っているでしょうから、そのようなラインを大きく下回るサイズ設定は避けた方がよいでしょう。
カフス周りのサイズ
カフス周りは手首周りの実寸+7cmを基本としていることが多いようです。
この辺りの基準はどこも同じではないでしょうか。
好みのカフス周りになっているシャツをすでにお持ちの場合には、カフスの端から端までを測るようにしましょう。
ちなみに、首周りはボタンホールの中心からボタンの中心までの長さです。
着丈の設定
着丈に関してはココからココまでという決まりがありませんので、設定が難しいもの。
まず避けなければならないのは短すぎること。
裾がパンツから飛び出してしまう上、修正ができません。
逆にあまりに長すぎるとパンツの中でたるんでしまい、見た目のシルエットが崩れてしまいます。
目安はお尻が隠れるくらいと覚えておきましょう。
スーツやネクタイとの相性
シャツをオーダーする!となると、謎に張り切って色やディティールにこだわりたくなるもの。
でもお遊び心を入れすぎると仕事では使いにくいですし、無難にいきすぎる面白味に欠けてしまう、とても微妙な問題です。
また、持っているスーツやネクタイとの相性も考えておかなければコーディネートに悩んでしまい、結局着る機会が減ってしまうなんてことも。
しっかりと着用シーンをイメージして、他のアイテムとも自分の体とも馴染むシャツをオーダーしましょうね。
これ採寸間違いに並ぶ、結構多い失敗例みたいですよ・・・。
関連記事:カッコよくきめたい!シャツの着こなしに関するアレコレ
採寸用のメジャー
もしもご自身で採寸するのならば、少しでも使いやすいメジャーを使いましょう。
こちらはなんか懐かしい。
小学校の家庭科の授業で使っていたように記憶しています。
スッキリと巻き取ることができるのが便利ですね。
こちらはプロっぽいですね。
テーラーさんが使っていそうなメジャーです。
最後に
どこの箇所も重要ですが、最低限首周りを把握していれば既製品を購入するときも失敗が少なくなるでしょう。
一度把握してしまえば体形が大きく変わらない限りは今後のデータとして使えるので、これを機に全ての箇所を採寸するのもいいかもしれませんね。