ダウンは水洗いとドライクリーニングどちらが適してる?

  • 投稿:2015.01.14
  • 更新:2020.10.03
  • ダウン
ダウンは水洗いとドライクリーニングどちらが適してる?
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どのクリーニング方法がいいか考える女性ダウン製品を洗うとき、水洗いとドライクリーニングどちらで洗うのがいいのか?

洗濯後のダウンボールがどのように変化するか、実際の画像とともにお伝えします。

ダウンボールの状態

ダウンボール洗濯前

こちらは洗浄前の状態です。

このような開いたタンポポに似た綿毛となっています。
この形状のおかげで多くの空気を抱き込むことができるためダウン製品は暖かいのです。

空気が断熱材の役目を果たすので、空気を含めば含むほど保温性は高まります。

逆に羽毛が絡んで広がりがなくなるほど、抱き込む空気の量が減り保温性が低下します。

 

水洗いした場合

ダウンボール水洗い後こちらが、水洗い後の状態です。

洗浄前と比べてもそれほど形状の変化は見られません。

水洗いでは、羽毛への負担が少ないことがお分かりいただけると思います。

ドライクリーニングした場合

ダウンボール石油系ドライクリーニング後こちらが、石油系ドライ後の状態です。

中心部分が白い塊のようになっているのがお分かりいただけますでしょうか?

羽根が絡まり合い、十分に広がっていません。
これは有機溶剤の影響により、羽毛の油分が奪われ変形しているものと思われます。

前途のとおり、羽毛は広がっているから暖かいのであって、固まってしまっては、保温性能も低下してしまいます。

ダウンボールパークレンドライクリーニング後こちらは、パークにてドライ処理した状態です。

石油系の時よりもさらに広がりを失い、団子状になってしまっています。

これでは、羽毛本来の性能は発揮できません。

 

水洗いが適している

いかがでしたでしょうか?
このような理由により、ダウン製品のクリーニングには水洗いが適しています。

もちろんこの後の乾燥工程など、他にも様々な要因が絡んでくるのですが、洗浄に関しては水洗いの方が負担が少ないという結果です。

また、有機溶剤の影響により一度油分を失うと再度油分を与えるようなことはできませんので、元の状態に戻すことは不可能です。

当工場では、専用の水洗いプログラムで洗浄しています。
※画像部分は株式会社デサント商品研究所のデータより引用