ワイシャツについた口紅の落とし方!”あるもの”を使って簡単に落とす方法
- 投稿:2016.10.29
- 更新:2020.12.08
- オーダーシャツ&スーツ

真っ白のワイシャツに口紅が!!
一昔前のドラマなんかでありそうなシチュエーションですが・・・これ意外と落ちないんですよね。
普通に洗濯しても完全に落ちない場合があるんじゃないでしょうか?
それはやり方を間違えてるんですよ!
実は”あるもの”を使うと、けっこう簡単に落とせちゃいます。
口紅はどうやって落とす?
口紅は天然成分の顔料などをワックスなどに溶いて固められたもの。
端的に言えば油性の汚れになります。
そのため普通の水洗い洗濯では落ちにくく、洗ったとしても落ちきらない場合が多いです。
しみ抜きはその汚れの種類を見極めて適した方法で落とすこと。
見当違いの方法ではどんなに頑張っても、まず落とすことはできません。
そのため口紅は油を落とすものを使ってしみ抜きするのです。
用意するもの
しみ抜き剤として使うものは、台所用洗剤とクレンジングオイルです。
化粧品を落とすクレンジングオイルをしみ抜き剤として使うのです。
混ぜてしまってもいいですし、順番に使っていってもOK。
ワイシャツについた口紅を落としてみよう
白いワイシャツにべっとりと口紅をつけてみました。
さらにしみ抜きの難易度を上げるため繊維の奥に塗り込んでやりました。(笑)
通常はこんなつき方はしないと思うので、もっと簡単に落とせます。
ちなみに洗濯だけでは落ちないことを確認するため、洗濯機で普通に一度洗ってみました。
その結果やっぱり・・・
ほとんど・・・というか全くといっていいほど落ちてません。(汗)
実は少しは落ちると思ったんですが・・・。
多分難易度を上げようとして塗り込んだのがまずかった。(苦笑)
実際は口紅が軽く触れた程度の汚れでしたら、洗濯だけでも落ちる場合がありますよ。
口紅をぬるま湯で濡らし、クレンジングオイルをつけていきます。
揉み洗いしてもいいですし、もう少し生地への負担を軽減したいなら毛先の柔らかいブラシ(歯ブラシなど)を使いましょう。
クレンジングオイルをつける→揉み洗いする→台所用洗剤をつけて揉みながら濯ぐ
これを薄くなるまで繰り返します。
作業を続けるとこのように落ちていきます。
洗濯では全くと言っていいほど落ちなかったのが、しみ抜き剤をちゃんと選別するとこのように落とすことができるのです。
あえて落ちきる一歩手前で写真を撮りましたが、このように落とすことができます。
このまま作業を進めれば完全に落とすことができるでしょう。
これで真っ白のワイシャツに口紅がついても安心ですね!
クリーニングに出してもOK
ドライクリーニングは溶剤を使う洗浄方法なので、口紅のような油性汚れは得意分野です。
クリーニングに出せば、しっかりとシミを落としてくれることでしょう。
口紅の付き方や種類にもよると思いますが、油性汚れを落とすもう一つの効果的な方法として温水で洗うというやり方もあります。
こちらもクリーニング店は得意で、ワイシャツのようなアイテムは、40度~60度ほど(お店による)の温水で洗浄するため、皮脂汚れを落としやすく漂白効果も高まります。
ただ、ココで注意点としては、ドライクリーニング扱いになるのと、ランドリー(温水洗い…一般的なワイシャツクリーニング)では、料金が違うということ。
普通のワイシャツクリーニングは、1着あたり百数十円ですが、ドライクリーニング扱いになると400円~500円ほどになるはずです。
理由としては、ランドリーで洗浄したワイシャツはプレス機で仕上げることができるためコストダウンできますが、ドライクリーニングで洗浄した場合には職人さんが手仕上げしなければならないから。
口紅を落とすためにどのような方法をとるかはクリーニング店によると思いますので、事前によく確認しておきましょう。
まとめ
実際は口紅の種類やワイシャツの素材によっても難易度が変わってきます。
今回のように繊維の奥に入り込んでしまっている場合と、軽く触った程度でも落ちやすさは違ってきますね。
家庭でできる簡単で効果的な方法はクレンジングオイルと台所用洗剤です。
台所用洗剤はあると思いますが、クレンジングオイルは男性の方は持ってないかもしれませんね。
KOSE コーセー ソフティモ ディープ クレンジングオイル 230ml
とはいえ買うのもなんだかなぁ(苦笑)なので、女性の方に借りることができればベスト!
ワイシャツは強い繊維で作られているので、比較的しみ抜きしやすいお洋服といえますが、この方法で落としきれなかった場合は生地を傷めてしまう前にクリーニング店へ相談しましょう。