自分にぴったりの洗濯洗剤を見つける4つのチェックポイント

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洗濯洗剤

除菌?酵素入り?ドライマーク用?
最近の洗濯洗剤は高洗浄力はもちろんのこと、多機能なものが多く選ぶのにも迷ってしまいますよね。

「なんとなく人気がありそうなものを・・・。」と選んでしまうのは勿体ないです!
それぞれの特徴をしっかりと理解して、あなた様にぴったりの洗濯洗剤を使ってください!

汚れが落ちるワケ

まずは、洗濯洗剤を入れるとなぜ汚れが落ちるのか?という理由をおさらいしておきましょう。

界面活性剤

洗濯洗剤の主成分は界面活性剤です。
油と水という本来混ざり合わない物質が、界面活性剤が間に入ることにより混ざり合うようになります。

そして、汚れをお洋服から引き離して包み込んだり、油を水に溶かしたり、分散させることで汚れが落ちます。

その他の要因

その他、PH(アルカリ性か中性か)、酵素や漂白剤の有無などによりその洗剤の特色が変わります。
香り付きや菌の抑制効果など、汚れ落ちとは直接関係のない部分においても差別化が図られています。

汚れ落ちという部分はどの製品もハイレベルなので、このような付加価値で選ぶ方も多いのではないでしょうか。

いろいろな洗濯洗剤

さてここで本題です。
洗濯洗剤といっても様々な種類があります。

本来はそれぞれで用途が違います。
こちらでしっかりと確認しておきましょう!

弱アルカリ性洗剤

いわゆる一般的な洗濯洗剤は弱アルカリ性洗剤です。
洗浄力が高いので、汚れやすいデイリー衣類や下着類を洗うのには最適です。

極端に言ってしまえばPHがアルカリに傾くほど洗浄力が上がります。
しかし、色落ちの可能性や生地への負荷が比例して上がっていきますので、おしゃれ着や色落ちしやすそうなお洋服には注意が必要です。

普段着に付着するであろう皮脂やたんぱく質はアルカリにより落ちやすくなりますので、日常的なお洗濯には弱アルカリ性洗剤をおススメします。

粉末と液体どっちがいい?

コスト的にはほぼ変わらないと考えて良いでしょう。

液体はその性質上、粉末ほどアルカリを上げられないので洗浄力は劣ります。(最近は高洗浄力を売りにした液体もありますが。)
しかし、水に溶けやすく洗剤残りが少ない利点があり、汚れがひどい部分には直接つけて下洗いすることもできます。

粉末は洗浄力が高く、汚れやすい衣類を洗うのに適しています。

部活動の泥汚れ、小さいお子様の食べこぼしなど、汚れがひどいお洋服を洗うことが多いご家庭では粉末を、それほど汚れた衣類が出ないご家庭では液体を選ぶとよいでしょう。

中性洗剤

弱アルカリ性の製品よりも洗浄力は劣りますが、生地への負担が少なくデリケート衣類や色柄物を洗うのに適しています。

優先順位をどちらにおくか?という事になりますが、それほど汚れた衣類が出ないのならお洋服へのダメージが少ない中性洗剤をメインに使用してもよいでしょう。

ドライマーク用洗剤とは?

ドライマーク用洗剤は水洗い不可になっているおしゃれ着、デリケート衣類を洗うための製品です。
ベースは中性洗剤ですが、シリコンなどを配合しウールのニットが手洗いできます。

シリコンが繊維をコーティングし、収縮が起きにくい工夫がされているためウール製品が手洗いできるのです。

※ウールの収縮は様々な要因で起こります。”ドライマーク用洗剤を使ったから絶対縮まない”というわけではないのでご注意ください。
正しい手洗いの方法はこちら

粉石けん

石けんは天然の油脂を主成分とするので、環境、人体に優しい洗剤です。
そのようなこだわりを持った方や、お洗濯好きさんが使うイメージがありますね。

しかし、”洗濯機に入れてスタートをポン!”というわけにはいきません。

洗濯物の重さ、泡立ちを見て使用量を変えたり、石けんカスの残りや衣類の黄ばみにも注意しておかなければならないのです。
また、洗濯機によっては使用不可(石けんカスが洗濯槽に残り問題が発生する恐れがあるため)とマニュアルに書かれていることもありますのでよくご確認ください。

一般的に言う洗剤との違い

粉末状の合成洗剤を粉石けんと混同している方もいらっしゃいますが別物です。
石けんは天然の油脂を界面活性剤とするもの、それ以外のものは合成洗剤です。

石けんと表記できるのは「脂肪酸ナトリウム」と「脂肪酸カリウム」を使っているものと法律で決められています。

部分洗い用

ひどい汚れに直接塗りこむ部分洗い用のスポット洗剤もございます。
襟や脇、袖口などの汚れやすい部分には前処理しておくと洗い上がりが目に見えて違います。

台所用洗剤や固形石鹸を塗りこみ下洗いすることでも同様の効果が得られます。

プラスαの性能

最近の洗濯洗剤は洗浄力だけでなくプラスαの付加価値を売りにしている洗剤も多いです。
これらの特色も”その洗剤を使うか”を決める大きな要因となりますね。

酵素

”酵素入り!”と聞くとなんだか汚れが落ちそうな気になりますよね。
実際にその効果は大きいです。

しかし、一言に酵素といってもタンパク質分解酵素や油脂分解酵素など様々な種類があります。
文字通り血液などを落とすのにはタンパク質分解酵素が効きますし、皮脂などを落とすのには油脂分解酵素が効果的です。

酵素入りで満足せず、どのような汚れに特化しているのか確認しましょう。

除菌

”部屋干しでも臭わない”を売りにした除菌効果の高い洗剤も人気です。

洗濯物の臭いの元は雑菌です。
雨の日も雪の日も洗濯はしなければならないのですから菌の抑制が得意な洗剤は重宝しますよね。

実際に人気ランキングの上位に入る常連の洗剤はこのタイプです。

漂白剤

酸素系漂白剤が最初から入っているものもあります。
高洗浄力を謳う製品には入っていることが多いです。

やはり白いものを白く洗い上げるのには漂白剤が効果的です。
酸素系漂白剤同士は混ぜることができるので、液体酸素系漂白剤との併用も可能です。

選ぶときの4つのポイント

このように様々な種類や特徴があり、洗いたい洗濯物の状態によって適した洗濯洗剤は異なってきます。

基本的な考え方としては、

  1. とにかく汚れ落ちを重視するなら粉末の弱アルカリ性洗剤
  2. 高い洗浄力と使いやすさなら液体の弱アルカリ性洗剤
  3. 汚れ落ちよりも衣類へのダメージを考えるなら中性洗剤
  4. 決め手が無ければそれぞれの特色を見て付加価値で選ぶ

このようなポイントで選んでみてはいかがでしょうか?

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