ウールのニットやセーターが『ごわごわ』になってしまう原因は?

ウールのニットやセーターが『ごわごわ』になってしまう原因は?
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今年の冬はすごく暖かかったですね。

気候かおかしくなってるんじゃないか?と身をもって感じてしまいました。

ダウンジャンパーなどの大物アウターを着る機会が少なかった反面、ニット系の衣類は大活躍したのではないでしょうか。

で、そのニットやセーターなんですが、シーズン後半になってくると何だかごわついた風合いになってきませんか?

それには理由があって、普通にクリーニングに出していても、なかなか改善されないことが多いのです。

『ごわごわ』の正体は汗?!

あのごわついた着心地の原因は汗です。

冬なのに?と思われるかもしれませんが、暖房が強かったり、厚着した状態で動いたりすると、意外にも汗をかくもの。

原因を取り除かなければ、お洋服の風合いが改善することはありません。

クリーニングで汗は落ちにくい

水溶性汚れである汗は、溶剤(簡単に言うと油)で洗うドライクリーニングではなかなか落としきることはできません。

水溶性汚れを落とすための対処もしていますが、水洗いのようにスッキリと落とせないのが現状です。

そのため、定期的にクリーニングに出していたとしても、汚れは落としきれず蓄積して、だんだんと着心地が悪くなってくるのです。

夏と冬の汗は違う

もう一つの要因として、夏に比べて冬の汗は嫌な臭いを発しやすくなります。

それは汗の質に関係していて、アンモニアなどのニオイ成分を多く含んでいるのです。

あまり汗をかかない冬場は汗腺の機能が低下しているため、血液中のミネラルやアンモニアを吸収しにくくなっています。

その結果、臭いの強い汗をかきやすくなります。

一方で、夏場は汗腺がよく機能するので、たくさん汗をかいたとしてもそれは水に近い状態であるため、それほど臭いがしないのです。

 

対処方法

それでは、汗が染みこんだニットやセーターはどのように対処すればいいのでしょうか。

オシャレ着洗剤で手洗いする

洗濯表示が水洗い○になっている、または混紡でウールの割合が少ない場合には、オシャレ着用の中性洗剤で手洗いすると、スッキリ汗を落とすことができます。

この時のポイントは揉んだり擦ったりせずに、優しく液中を泳がすように洗うことです。

負荷がかかるほど、ニットの風合いは変化してしまいます。

詳しくはこちらのページを参考にしてください。

関連記事:セーター・カーディガンを手洗い洗濯する【プロ直伝】の方法

ウェットクリーニングを依頼する

上記の方法で家庭でも対処できますが、毛足の長い繊維だったり、購入したばかりの新しいニットの場合には、クリーニング店でウェットクリーニングを依頼しましょう。

ウェットとは、本来ドライクリーニングすべき衣類を、特殊技術を使って水洗いする方法です。

自分で手洗いするとリスクも伴いますので、迷ったらプロに任せてしまいましょう。

料金もクリーニング代+数百円の加工代程度なので、比較的リーズナブルに依頼できます。

技術があるクリーニング店を選ぶのもポイントですね。

最後に

着心地もそうですが、汗が蓄積してくると輪ジミになったり、見た目にも悪影響が出てきます。

しかも、そのまま衣替えしてしまったら、虫食いなど更なる被害が起きやすくなります。

しまい込む前に必ず対処してくださいね。