ニットやセーターが暖かくなくなった?と思ったらお手入れ不足のサイン

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お気に入りのニット・セーターはシーズン中、かなりのヘビーローテーションで着ているのではないのでしょうか。

そしていつも着ていると「あれ?なんだか暖かくなくなったような…..」と感じることがあるかもしれません。

それは、お手入れ不足のサインかもしれませんよ。

ニート・セーターが暖かい理由

そもそもニット衣類がなぜ暖かいのかというと、空気を抱き込むことによる断熱効果と、凝縮熱による発熱の効果によるものです。

言葉だけ聞いてもあまりピンとこないかもしれませんね。(笑)

問題を解決したい場合には、その原因を知ることが先決です。

まずはじめに、ニット類の代表的な素材であるウールとアクリルについて暖かく感じる理由を詳しく見てみましょう。

ウール

まずはニット系衣類の代表的な繊維であるウール。

動物繊維で主には羊、広くとらえればアルパカやアンゴラなどもそうですね。

特徴として人間の髪の毛のようなウロコ状になっているのですが、これが暖かさに大きく関係しています。

■発熱する

ウール繊維の表面はこのようなウロコ状になっています。

ウールのスケール

そして水分を含むとこのように開いて発散させようとします。

スケールが開く

吸湿性、発散性に優れた、非常に優秀な繊維です。

(一方で、水分を含んで摩擦が加わると収縮するため水洗いできない、などのデメリットもあるのですが。)

このウロコが汗などが蒸発して発生した湿気を抱き込み、それが液体化するときに発熱するそうです。

汗が発散するときに熱を奪うため涼しく感じるというヒートテックの逆パターンですね。

驚くことに、ウールのセーターは自分で発熱しているから暖かいのですね。

■空気を抱き込むことでの断熱効果

これはダウンジャンパーなども同じです。

抱き込まれた空気が断熱材の役目を果たすことにより、暖かく感じます。

空気の断熱層が外気を遮断してくれるわけですね。

アクリル

安価なニット製品は、ほぼアクリル素材でできていると思って間違いないでしょう。

買いやすいといったメリットはあるかもしれませんが、ただ見た目が似ているというだけで、ウールと比べると元々の暖かさが全く違います。

ウール特有の発熱効果はありませんからね。

基本的には水洗いもできるので取り扱いしやすいのは良いのですが。

 

暖かくなくなる原因はお手入れ不足?!

暖かくなくなってきたとすれば、上記のような繊維の働きが弱くなっているはずです。

考えられるのは、経年劣化と汚れの蓄積ですね。

全くお手入れしていないくて、汚れも何も溜まり放題でしたら、繊維も通常のように働くことはできません。

おススメはシーズン途中に中間洗い(クリーニング)することです。

頻繁にクリーニングすると繊維が劣化するスピードを早めてしまいますが、何カ月もお手入れ無しではやはり状態も悪くなってしまいます。

適度にお手入れして、常に清潔な状態を保つことで、暖かさも持続するはずです。

経年劣化して繊維そのものが変化してしまっている場合には対策は難しいですね。買い替えましょう(笑)

関連記事:セーター・カーディガンを手洗い洗濯する【プロ直伝】の方法

最後に

暖かくないセーターなんて意味ないですよね。(笑)

やっぱり適切なお手入れは、お洋服を良い状態に保つためにはとても大切なことです。

繰り返しになりますが、シーズンが終わるまで何カ月も汚れを溜め続けるのではなく、途中に一度リフレッシュさせるための中間洗いがおススメです。