いつもの洗濯を一工夫して、家事を時短してみましょう!
苦手な家事ランキングの上位に入ることが多い”アイロン掛け”。
「こっちをアイロンしたらあっちにシワが・・・。」と、時間ばかりが過ぎてしまうんですよね。
(もちろん私もクリーニング屋になったばかりの頃はそんな感じでした。)
そんな苦手意識がある方も、この記事を読めばアイロン掛けを時短できること間違いなし?!
手早くアイロンを掛けるコツ
まずは基本的なアイロン掛けから。
効率よく短時間で仕上げるコツをご紹介します。
手順1.襟
まずは襟から。
上部分が手前に来るように置きます。
縮んでいる可能性が高いため、手で横方向に引っ張って伸ばしておきましょう。
横にザーっと掛けてしまうと、生地のたるみが端に集まってシワになってしまいます。
外側から中心に向かってアイロン掛けしていきましょう。
このようにビシッとシワが伸びれば成功です。
襟元は着たときに一番目立つので、シワ無くパリッと仕上げましょう。
手順2.前立を下処理
前立だけ先に仕上げておくと後がラクです。
軽く引っ張って縮みを矯正しながらアイロン掛けします。
ボタンがついている方は裏側からアイロンを掛けましょう。
あくまで下処理なのでサッと掛けておけばOKです。
手順3.カフス~袖
続いてカフス。
引っ張って整形した後、襟同様外側から中心に向かってアイロンを掛けます。
少し持ち上げて内側からタックをアイロン掛けしておくと、後の作業がやりやすくなります。
続いて袖へ。
下の縫い目に合わせながら形を整えます。
手で触ってみて下側の生地がシワになっていないか確かめましょう。
この時点でしっかり整形できているとアイロン掛けがとってもラクになります。
下の縫い目部分からスタートし、上に向かってアイロンを動かしていきましょう。
先ほどタックをアイロン掛けしてあるおかげで上のラインも出やすくなっていると思います。
それでもカフス付近が掛けにくければ少し浮かせてみてください。
そこにアイロンを置いていく感じにするとやりやすくなるはずです。
手順4.背中~身頃
ワイシャツを横に寝かせて背中をアイロン掛けします。
裾側からアイロンを入れていきます。
アイロンの向きは縦に。
一回の動作でより広い範囲を掛けるようにするのが、効率よく仕上げるコツです。
襟を起き上がらせるように、肩ヨーク部分もしっかりと掛けましょう。
ちなみに背中は裾から肩ヨークへ一回アイロンを動かすだけでOK。
(両端は次の動作で仕上げます。)
脇下の縫い目に沿って身頃を折り返します。
身頃と先ほど仕上げていない背中の端は、重ね合わせて同時にアイロン掛けするんです。
下の生地がシワになっていないか確認してアイロンを入れていきます。
中心に近い方(ボタン側)からアイロンを入れて外側に向かってアイロン掛けします。
生地のたるみを脇下に逃がしていくようなイメージでアイロンを動かします。
(襟のときと同じですね。)
反対側も同じように仕上げれば完成です。
完成!
このように仕上がりました。
バッチリですね!
この方法は基本的なアイロン掛け。
アイロンを動かす回数を減らしたり、生地を重ね合わせて同時に仕上げるのが時短のコツです。
ちなみにこのアイロン掛けにかかった時間は・・・
1分44秒。
お客様のワイシャツを仕上げるときにはもう少し時間を使いますが、自分が着るワイシャツならこの程度です。
見えるところだけアイロン掛けする
先ほどの方法でもかなり速いですが、さらなる時短テクをご紹介します!
というかかなりの荒技です!
その名も「見えるところだけキレイならいいじゃない!作戦」。
スーツを着たときに見える襟、カフス、Vゾーンだけアイロン掛けする方法です。
特に形状記憶やポリエステルのワイシャツで、”洗いざらしでもクシャクシャじゃないけど、もう少し見栄えよくしたい”って時におススメ。
手順1.襟
まずは襟から。
端から中心に向かってアイロンを入れていきます。
手順2.カフス
続いてカフス。
襟と同じく端から中心に向かってアイロン掛けします。
手順3.Vゾーン
はい、もう終盤戦ですよー!(笑)
身頃だけを片方ずつ仕上げていきます。
ボタンがついている方は裏側から。
スーツを着たときに見えそうな範囲をアイロン掛けします。
反対側も同様に。
ポケット部分までアイロン掛けしましょう。
背中部分は仕上げません。
重ね合わせて整形することもないので、かなりの時短になります。
完成!
超高速で終わっちゃいました!(笑)
見た目はいかがですか?
襟元もパリッと仕上がっていて、いい感じですよね。
アイロン掛けにかかった時間は・・・
たった30秒。(笑)
1週間分、5枚のワイシャツを仕上げても2分30秒です!
いかがでしょうか?
タイトルの”超高速でアイロン掛け”は嘘じゃなかったと証明されたと思います!