いつもの洗濯を一工夫して、家事を時短してみましょう!
洗濯するときにどのコースを選んでますか?
さらに、そのコースがどのような設定になってるか知ってますか?
「洗濯時間○○分、すすぎ回数が○回、脱水が何○分で洗濯してるよ!」と、回答できた方は素晴らしい!
適したプログラムに組み替えれば時短家事につながりますよ!
標準コースはこのように設定されてます
ほとんどの方は標準コースを選んで洗っているのではないでしょうか?
ある縦型洗濯機の標準コースはこのような設定になっています。
洗い | すすぎ | 脱水 | 合計 |
---|---|---|---|
10分 | 2回 | 8分 | 30分 |
すすぎが1回3分だとしても合計24分ですが、マニュアル上では30分になっています。
これは中間脱水や排水、各工程前に注水している時間を考慮すると、結局は30分ほどかかるということです。
この設定じゃダメ?
そういうわけではありません。
むしろこの洗濯コースは比較的短めに設定されているようです。
他の洗濯機ですと、洗い工程が15分や20分と設定されている場合もあります。
エコや時短などのキーワードが一般化している現在の洗濯機は短めに設定されています。
古いタイプの洗濯機ほど時間が長く設定されている可能性が高いです。
お持ちの洗濯機の標準コースをしっかり確認してみましょう。
時短洗濯のポイント
洗濯コースをプログラムするためには”どのような洗濯物を洗うか?”を把握することが重要です。
小さなお子さんがいらっしゃいますか?
旦那さんの仕事着は作業着ですか?
このように汚れた洗濯物がたくさん出る場合には、時短よりも汚れ落ちを重視しましょう。
適正な洗濯物量と洗剤量を守り、標準コースでしっかりと洗濯することをおススメします。
時短を意識するあまり、汚れが落ちないようでは本末転倒ですからね。
汚れが落ちていないために再洗いするようなことになれば、時間もコストも余計に掛かってしまいます。
プロのクリーニング店でも、コスト削減や効率化を図るときに大切なのは”再洗いを減らす”ことなんです。
ということで、洗濯時間を短くするときには、このようなポイントを確認しましょう。
- 毎日洗濯している
- 汚れた洗濯物があまり出ない
- 同じお洋服を毎日着続けていない
いかがですか?
各種設定はこのように
それでは各工程ごとに設定のポイントを見てみましょう。
洗い工程
サンプルの洗濯機は洗い工程が10分に設定されていましたね。
この位は標準的ですが、15分~20分と設定されているときには調整が必要です。
さらに言うと、汚れ落ちは5分程でも効果があるとされています。
実は汚れ落ちと時間の関係をグラフにすると、このようになっているんです。
ある地点を境に汚れ落ちが鈍化していきます。
この地点が5分~8分といわれています。
(あくまで目安ですが。)
時間をかければかけるほど右肩上がりになるわけじゃないんですね。
このような理由で、汚れがひどくない場合には5分~8分まで短縮できます。
すすぎ工程
すすぎ回数は2回に設定されていることが標準的です。
もしも3回設定ならば、2回に減らしましょう。
”すすぎ1回でOK”というようなコンパクト洗剤を使えば1回まで減らすことができますね。
(コンパクト洗剤でも2回すすぎが良い!というような議論もありますが、ここでは割愛します。)
また、すすぎ時間が設定できる場合には2分にしましょう。
3分以上すすいでも効果はそれほど変わりません。
脱水工程
サンプルの脱水時間は8分に設定されていました。
これは少し長いですね。
基本は5分です。
さらに短くするならば3分まで短くしてもOKです。
薄手のお洋服や、吸水性の低いポリエステル衣類が多い時には短く設定しましょう。
脱水時間を短めにするとシワがつきにくくなるので、アイロン掛けの手間も減らすことができます。
時短プログラムはこんな感じに
洗い | すすぎ | 脱水 | 合計 |
---|---|---|---|
5分 | 1回 | 3分 | 15分 |
全工程で10分、給水と排水を考えても15分~20分ほどに短縮されました。
実に50%時短されます!
汚れた洗濯物がそれ程ない場合には是非プログラムをカスタマイズしてみましょう!
しかし、これはあくまで理屈上の数値。
実際には汚れ落ちを目で確認しながら微調整していきましょうね。