起毛フリースの毛玉を取り除いてリフレッシュさせる方法!
- 投稿:2021.01.14
- ファッション

冬場のメインアイテムとして、フリースを愛用されている方も多いことでしょう。
とても暖かい上に、軽くて動きやすい。さらに洗濯も簡単で取り扱いやすい。
良いこと尽くめですが、唯一といっていい難点としては、毛玉ができやすいこと。(泣)
毛玉が大量発生して起毛も寝てくると、保温性が低下して、本来の機能性を失ってしまいます。
そこで、このページでは毛玉取りを中心として、フリース衣類のお手入れ方法をご紹介します。
毛玉ができる原因
まずは予備知識を。
そもそも、フリースに毛玉ができる原因とは何でしょう?
それは様々な場面で起こる起こる摩擦です。
摩擦によって、繊維の先端が絡まり、どんどん大きくなっていくことで毛玉が発生します。
着用時や洗濯時に摩擦は避けられないので、毛玉の発生は必ず向き合っていかなければならない問題なのです。
保温性が低下する?!
毛玉が発生して、繊維の起毛も寝てきてしまっているフリースは、保温性も低下します。
そもそもフリースが暖かく感じるのは、フサフサ&モコモコした部分に空気を抱き込み、その空気の層が断熱材の役目を果たすから。
そのため、大きな毛玉が大量発生していたり、起毛がつぶれて寝てしまっていたりすると、本来の機能性を発揮できないのです。
化繊は毛玉ができやすい?!
どんな繊維でも毛玉ができる可能性があります。
しかし、ウールなどの天然繊維は発生した毛玉が自然と取れていくのに対して、ポリエステルやアクリルは元々が強い繊維であるため、ガッチリした毛玉となり自然脱落していくことは、ほとんどありません。
ポリエステル製品であるフリースは、毛玉が発生してら増えていくばかりなので、お手入れが必須となります。
フリースの毛玉を取り除く方法
フリースの毛玉を取るためには、以下のような方法が考えられます。
- 毛玉取りブラシを使う
- 毛玉取り機を使う
- 剃刀でカットする
- 手で摘まみ取る
この中で一番やってはいけない方法は、毛玉を手で摘まみ取る方法です。
無理やり引きちぎってしまうと、一見綺麗になったようでも、次の毛玉が発生しやすくなってしまうからです。
毛玉取り機や剃刀など”毛玉をカットする”方法は非常に有効ですが、毛足が細く起毛している場合には、必要な繊維までカットしてしまう可能性があります。
そのため今回は毛玉取りブラシを使いました。
毛玉取りブラシは、100均でも手に入れることができます。
フリースのお手入れ全手順
それでは毛玉取りを含むフリースのお手入れをご紹介します。
1.キレイに洗濯する
まずはしっかりと洗濯してキレイに汚れを落としましょう。
洗濯の摩擦でも毛玉は発生するので普段は優しい洗い方がおススメですが、せっかくなので洗浄力アップ+漂白しました。(今回のサンプルが白いフリースだったこともあり。。)
- 洗濯機に40度ほどのお湯を溜める
- 弱アルカリ性洗剤と酸素系漂白剤を入れる
- フリースを洗濯ネットに入れて洗う
これで汚れもしっかり落ちて、漂白効果により白さが際立ちます。
酸素系漂白剤を使った漂白処理は、色柄物にも使えるうえ効果も抜群なので、ぜひマスターしてもらいたいテクニックです。
関連記事:黄ばみや黒ずみもコレで落とす!酸素系漂白剤の使い方をマスターしよう!
2.毛玉取りブラシで毛玉除去
繰り返しになりますが、毛玉は摩擦によって発生するので、擦れやすい部分に多くなります。
襟、裾、袖口などですね。
このフリースもまず気になったのは、裾部分でした。
毛玉取りブラシでブラッシングしていきます。
今回やってみた感じですと、撫でるというよりも、しっかりとブラッシングするつもりである程度の力を入れた方が効率よく毛玉が取れました。
フリースの繊維は強いので、それほど細かい心配をするよりも、少し思い切った方が上手くいきました。
(あくまで今回のフリースは。)
毛玉が取れるついでに毛並みも整って、見た目が良くなりましたね。
ある程度力を入れてブラッシングしましたが、それほど多くの繊維を取り除いてしまったわけではない、ということはブラシ部分を見てもらうとわかると思います。
摩擦がかかる…ということは、身体と擦れ合う裏地の方が毛玉が多いんじゃないかと思い裏返してみると、やっぱりたくさんありました。(笑)
普段見える部分じゃないのですが、全ての毛玉を取り除くつもりでブラッシング。
裏地なので多少せめても大丈夫いいか…と思い、ブラシを広く使って大きくブラッシング、どんどん毛玉を取っていきました。
メチャクチャきれいになりました。(笑)
全体をくまなくチェックして、隅々までブラッシング。
見た目的には、かなり良い感じに仕上がってきました。
全体的に見るとこんな感じです。
ちょっとわかりにくいかな。(苦笑)
全体的に発生した毛玉は、15分ほどの作業で、ほとんど取り除くことができました。
毛玉を取り終わった後のブラシはこんな感じです。
まとめ
起毛フリースの毛玉は、毛玉取りブラシを使いましょう。
毛玉を取り除くと同時にブラッシング効果も得られるので、見た目の風合いも格段に良くなります。
それほど時間のかかる作業ではないので、定期的に行うのもいいですね。
これで、いつでもキレイな起毛フリースを着られます!