ダウン(羽毛)に適したクリーニング方法
- 投稿:2014.03.29
- 更新:2020.10.03
- ダウン
羽毛に適したクリーニングとは、いったいどのような方法なのでしょう。
様々なリスクを懸念して、モンクレールなどの高級ダウンを断るクリーニング店も実際にあります。
それならまだいい方で、特別な対応をしないのに受け取ってしまうお店もあります・・・。
トラブルを回避するため、ある程度の知識は身につけておきましょう。
ダウンに適したクリーニング方法
ダウンの洗浄は溶剤を使うドライクリーニングよりも、水洗いウェットクリーニングを行った方がダウンの性能を損ないません。
ドライクリーニングではダウンの油脂分も洗い落としてしまい、本来の性能を損なってしまいます。
具体的には、ドライクリーニング後にダウンボールが団子状になり、空気を抱き込む特性がなくなるため保温性が低下します。
一度落ちた油脂分は戻りません。
その点、水洗いウェットクリーニングならばダウンの特性を損ないにくいことがアパレルメーカーのテストで立証されています。
クリーニング店に依頼するときには、是非クリーニング方法を確認してください。
クリーニング店で質問してみる
そのようなポイントを踏まえて、クリーニングを依頼するお店で店員さんに聞いてみましょう。
「どのようにクリーニングしてくれますか?」と。
難しいのが、水洗いが100%正しく、ドライクリーニングが100%悪い、というわけではない事です。
生地表面がウールの場合には水洗いで風合いを損なうかもしれないですし、ドライクリーニングする場合でも極力負担をさけるため短時間処理の特別なプログラムで洗う方法もあります。
大切なのは持ち込まれたダウンを見て、”どのような理由で、そのクリーニング方法を選択したか?”を説明してくれるかということ。
しっかりと納得がいくような説明があるクリーニング店ならば、安心して預けることができるでしょう。