一般的な洗濯洗剤は、それを使うだけで様々な汚れが落ちるように工夫されています。
しかし、それでも全ての汚れをキレイに落としきれているわけではありません。
家庭洗濯で残りやすい汚れの一つは油性汚れです。
でも、油汚れをよく落とす!っていう身近な洗剤がありますよね?
そう、それが台所用洗剤(食器用洗剤)です。
これをお洋服の洗濯も使うことで、ワンランク上の洗濯が可能になります。
洗濯に台所用洗剤を使おう!
といっても、洗濯洗剤の代わりに使うのではなく、洗濯前の前処理剤として使います。
台所用洗剤には、油汚れを落とすのに有効な界面活性剤が入っています。
その汚れ落ちは、皆さんも食器洗いの時に実感されていると思います。
また、”家庭でできるしみ抜き”的な情報にありがちな、やれ「オキシドールを使う」とか、「重曹が最高!」などと違い、100%と言っていいくらい家庭に必ずあるものですから、このためにわざわざ何かを買い足す必要がないところもメリットです。
前処理剤としての使い方
それでは使い方をみていきましょう。
1.ぬるま湯で濡らす
まずは、お洋服の汚れやすい部分(襟や脇)、目立つ汚れが付着している部分をぬるま湯で濡らしておきます。
台所用洗剤は常温~蛇口から出てくるぬるま湯(30℃~40℃くらい)で使うことを想定されていますので、その辺りの温度がもっとも効果を発揮します。
実際には画像のように測る必要はありません。
蛇口から出る、食器洗いの時に使う程度のぬるま湯を使いましょう。
2.台所用洗剤を直接塗り込む
汚れ部分に直接台所用洗剤をを塗り込んでいきます。
分量などは特に気にしなくても大丈夫です。
汚れが隠れる程度の量を塗っていきましょう。
3.下洗いする
綿やポリエステルなど強い繊維のシャツなんかは、ゴシゴシと揉み洗いしてもOKです。
デリケートなお洋服でしたら画像のような毛先が柔らかいブラシや、歯ブラシでブラッシングしてあげましょう。
下洗い後は濯いだりする必要はありません。
そのまま洗濯機で普段通り洗います。
色んなシミにも効果的
実はシミはこんな構造になっています。
シミ抜きの基本としては、これらの成分を上から順番に落としていくんです。
例えば一番上の油性の汚れを十分に落としてからでないと、漂白処理やその他の作業が効果を発揮しないんですね。
そのため、原因がわからないシミなんかは、まずは油性処理から行うのが基本になります。
家庭でも、”何のシミでもとりあえず台所用洗剤で下洗い”という方法は効果的なんです。
まとめ
このように台所用洗剤を使った下洗いは何も難しいことではありません。
- ぬるま湯で濡らす
- 台所用洗剤を塗り込む
- 揉み洗いorブラッシングする
これだけ。
特にシャツの襟なんかは、汚れが見た目で確認できるようになる前(黄ばんできたりする前)に、毎回のルーティンとして下洗いしておくのがおススメです。
時間もそれほどかかりませんので、ぜひ普段の洗濯にひと手間加えて洗浄力をアップさせてみてくださいね!