お客様のコートはこのようにクリーニングしてます

トピックス

コートカバー

お客様からお預かりしたコートはこのようにクリーニングしています。

一言にコートといっても、様々な形状でクリーニング方法も異なります。
普段は見ることのないコートのクリーニング風景を是非ご覧ください。

コートのクリーニング工程

弊社のクリーニング工程についてご紹介いたします。
コートのクリーニングをご検討されていましたら、是非ご参考になさってください。

洗浄工程

洗い始める前に、コートの状態を確認して洗浄方法を決めます。
基本的には洗濯表示通りのクリーニングを行いますが、素材やシミの有無によってシミ抜き作業も併用します。

コートをネットに入れる

また、形状やボタンの装飾等も考慮して、コートに負担がかからない対処を行います。

例えば、画像のようなコートはくるみボタンとなっています。
このまま、洗浄→乾燥行程に入るとボタンを包んでいる生地が損傷する可能性があります。

目の細かいネットに入れてボタンの損傷を防ぎます。

 

対応策はケースバイケースですが、このような対処を事前に行い洗浄工程へ進みます。

しみ抜き

部分的にしみや汚れがある場合には、しみ抜きを行います。

コートのシミ抜き前

ボタンとボタンの間に小さいしみが残っています。
全体的にはとても状態の良いコートでしたが、この部分にだけ小さなしみがありました。

このような場合にはピンポイントのしみ抜き処理を行います。

全体的に汚れが多い場合には、漬け込み方式によって汚れを落とすこともあります。

 

コートのシミ抜き後

キレイに落とすことができました。

乾燥やアイロンがけなどでシミに熱が加わると落ちにくくなるので、小さいシミ、薄いシミもできる限りこの時点までに発見し、対応しておきます。

 

乾燥工程

洗浄工程と同様、コートの形状に合わせた乾燥方法を選択します。

コートをボックス乾燥機に入れる

こちらは静止乾燥機といってハンガーにかけたまま乾燥する機械です。

一般的なドラム式の乾燥機と違い、衣類への負荷が少ない特徴があります。
画像のようなボタンがデリケートな衣類には最適です。

 

しかし、ドラム式の乾燥機も絶対的に良くない、という訳ではございません。
例えば、ダウンコート。
ドラムの中である程度の力が加わることにより、羽毛がほぐれてボリュームが増します。

衣類の形状が無数にあるので、クリーニングの工程も全てに対応できる一つの方法というものは無いのです。

仕上げ工程

人体仕上げ機で仕上げる

素材にもよりますが、ウールのコートでしたら風合いを重視して画像のような人体仕上げ機で仕上げます。

人形のようなボディにコートを掛けると、中から蒸気と熱風が出ることによりシワを伸ばし整形することができます。

ハンドアイロンで押してしまうよりもふっくらと風合いよく仕上がります。

コットンのコートなどはハンドアイロンを駆使してパリッとした風合いを演出します。

大切にクリーニングしています

いかがでしたでしょうか?
どんなコートでも一緒にクリーニング機へ入れてスタート!という訳ではありません。

今回は、画像のような婦人コートを元にお話しましたが、文中にもある通りクリーニング方法は一つではなくお預かりした様々なコートに最適な方法を選んでクリーニングしています。

お気に入りのコートも是非安心してお任せください!
 
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