「冬物コートはシーズン中に何回くらいクリーニングしたほうがいいの?」
「シーズンが終わるまでクリーニングしなくてもいいの?」
コート類などのアウターは直接肌に触れるものではないので、クリーニングのタイミングも悩むところです。
そこで、クリーニング店が考える、最適なコートのクリーニング頻度をご紹介したいと思います。
クリーニングに出さない?
確かにコートはシャツ、肌着のように毎回洗濯(クリーニング)する衣類ではございません。
それでは、皆さんはどのくらいの頻度でコートをクリーニングしているんでしょう?
あるアンケートによると、70%の人がワンシーズンに一度だけ。
つまり、もうコートを着なくなる春先に1回しかクリーニングしない、ということです。
クリーニング店の感覚としても、そのような方が多いと感じています。
実際に着用されているであろう冬場には、ほとんどクリーニングへ出てきません。
理由はいくつか考えられますね。
クリーニング代が高い
コートはダウン製品など特殊な衣類に次いで高価格なアイテムです。
ロングコートで1,000円~2,000円ほどになりますし、高級素材や装飾が凝ったものとなればさらに追加料金となります。
クリーニング代として考えたときに、「ちょっと高いなぁ・・・。」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何着も持っていない
これは私もそうですが、そもそも何着もアウターを持っていません。
相当のオシャレさんでない限り、アウターのバリエーションは2~3着ではないでしょうか?
その中からよく着るお気に入りに絞ると替えはあまりありません。
通勤用のコートともなれば、おそらくほとんどの方が1着なのではないでしょうか?
それほど汚れる衣類ではない
・・・というのは思い込みです。
上に羽織るだけだから「汚れていない」というイメージがあるのかもしれませんが、実はそうではありません。
確かに、肌着のように直接肌に触れているわけではありませんが、着用していれば当然汚れています。
特にホワイトやベージュ系のコートは汚れが目立ちやすく、皮脂や化粧品の汚れが襟に付着します。
最適な頻度は?
ズバリ!オフシーズンに1回+シーズンの真ん中で1回の合計2回をオススメします。
12月~2月、3ヶ月間1度もクリーニングせずに着続けると、汚れが蓄積しコートにとってもよくありません。
このようなサイクルは昔からクリーニング屋さんが推奨していて、”中間洗い”なんて読んだりします。
あきらかに汚れたり、しみがついた場合にはそのタイミング以外でも早めに対処しなければなりません。
付いたばかりのしみなら簡単に落とせますが、時間が経てば経つほど落ちにくくなり、しみ抜きに余計なお金がかかってしまいますよ。
料金をリサーチしましょう
実はコートを着る冬場は、1年間で1番クリーニング工場の稼働率に余裕がある時期です。
(簡単に言ってしまえば”暇”ということです。)
工場の稼働率を上げるため、冬物に限定した割引やクーポンの発行を行うことも珍しくありません。
高いと思っていたクリーニング代も、思っているより安くなっている場合があります。
そのような割引を利用して、シーズン途中もリーズナブルにクリーニングしてください。
当サイト宅配クリーニングのお洗濯.netではコート1着498円~のクリーニングメニューをご用意しております。
お急ぎも可能です
前途のとおり工場の稼働率に余裕があるので、お急ぎ納期も対応可能なはずです。
週末のうちにクリーニングできれば、お持ちのコートが1着しかなくても十分間に合います。
是非、クリーニング店へ相談してみてください。
クリーニングは必要です
コートは皆さん様が思っているより汚れています。
定期的なクリーニングは必要です。
まず、外でしか着用しないのでホコリや排気ガスにさらされています。
さらに、襟周りや袖口、ポケット口は肌に直接触れているため、皮脂汚れが蓄積しています。
これをワンシーズン放置すると、汚れを完全に落とすことが難しくなってきます。
人気のベージュやホワイト系のお色ですとかなり目立つ状態になりますのでご注意ください。
定期的なメンテナンスを
ワンシーズン2回のクリーニング以外にも、ご家庭で定期的にメンテナンスしてください。
この日々のお手入れをしっかりやっておくことで、クリーニングの回数が少なくてもいい状態を保つことができます。
ブラッシング
コートだけでなくスーツやジャケットなど、簡単に水洗いできないものはブラッシングでのお手入れが基本となります。
KENT 静電除去服ブラシ ミディアムサイズ KNC-3422
着用後にブラッシングしてホコリを払い落としましょう。
また一方方向にブラッシングすることで毛並みが整いますので、光沢が出て良い風合いを演出することができます。
スチームを当てる
ハンガーに掛けたままアイロンのスチームを当ててあげると、このようなメリットがあります。
- 嫌な臭いが消える
- 粗ジワがキレイに伸びる
- 除菌効果がある
今はいわゆるアイロンではなく、スチームを当てることを目的としたこのような器具も人気なんですよ。
パナソニック 衣類スチーマー ブラック NI-FS470-K
湿気を飛ばす
脱いだコートをそのままクローゼットにしまっていませんか?
一日着用したコートは湿気を多く含んでいます。
必ず一晩干して湿気を飛ばしてあげましょう。
お手入れでスチームを使った時も同様です。
まとめ
それではまとめていきましょう。
コートは直接肌に触れないからといって、メンテナンスフリーというわけではありません。
シーズンオフはもちろんのこと、シーズン途中に1回の中間洗いをおススメします。
また、ブラッシングや湿気飛ばしなど、日々のお手入れも忘れずに。
お気に入りのコートは長く着たいものです。
是非、定期的なメンテナンスをお願いします!