嫌な臭いを抑えたり、柔軟剤代わりに使用したりと実は便利なクエン酸。
実はクリーニング店でも常備しているところは多いです。
一般家庭でも洗濯上手さんは使っているんですよ。
そんなクエン酸洗濯の方法と効果をまとめてみます。
なぜクエン酸か?
なぜクエン酸は洗濯に効果的なのか?
これにはしっかりとした理由があります。
その理由を理解しておけば洗濯方法の幅も広がりますよ!
汚れの種類
お洋服につく汚れには様々な種類があります。
そして種類によって落とし方が異なります。
一般的な普段着につく汚れでいうと、皮脂や手垢は酸性。
アンモニアや魚の生臭さ、タバコのヤニなどはアルカリ性です。
洗濯に使用する一般的な洗剤はアルカリ性。
なので酸性の汚れは中和されて落としやすいですが、アルカリ性の汚れは不得意です。
(汚れを落とすメカニズムはこれだけの要因ではありませんが。)
そこでアルカリ性の汚れを中和するために酸性のクエン酸が登場する訳です。
他に酸性のものは?
クエン酸の他に家庭で手に入りやすいものは酢酸(食酢)があります。
こちらも同様の効果がありますので、プロのクリーニング店でも使用するケースが多いです。
クエン酸の使い方
上記のように、アンモニアなどはアルカリ性です。
さらに、普段は弱酸性の汗も、嫌な臭いのする悪い汗になるとアルカリに傾いてきます。
しっかり洗濯しているにもかかわらず嫌な臭いが残る場合にはクエン酸洗濯を試してみましょう。
1.洗う
洗剤の代わりにクエン酸を入れて洗う、もしくは漬け込みます。
水10リットルに対してクエン酸1グラムを目安に入れて洗いましょう。
その際には洗剤を入れてはいけません。
洗剤のアルカリにより中和されてしまいます。
その他には難しい点はございません。
洗濯機ならばそのまま濯ぎ~脱水工程に進めばOKです。
2.柔軟剤の代わりに使う
柔軟剤代わりにクエン酸を使うのも効果的です。
アルカリ性の洗剤で洗濯する時、最後の濯ぎ(柔軟剤を入れるタイミング)で投入します。
アルカリが中和され手触りが良くなります。
柔軟剤はふんわりと仕上がる反面、吸水性が悪くなります。
そのようなデメリットもクエン酸では心配する必要はありません。
柔軟剤は人体に影響あるかもしれない?ということで新生児衣類の洗濯には使わないように注意喚起されています。
その際にもクエン酸なら心配ないので是非お試しください。
一袋300円~くらいです。
それほど高いものではないので、ひとつ持っておくと便利ですよ。