職業柄”クリーニング”とか”洗濯”という言葉を目にすると敏感に反応してしまうわけなんですが、今回は珍しいところでその言葉を見かけました。
なんとクリーニング師の女性が主役のミステリー小説!
どういうこっちゃ?!
ということで、「これは買わなければ!」とAmazonで予約注文してまで読んでみることに。
タイトルは”横浜サンドリヨン”です
元町クリーニング屋 横浜サンドリヨン ~洗濯ときどき謎解き~ (マイナビ出版ファン文庫)
正式には、”元町クリーニング屋 横浜サンドリヨン ~洗濯ときどき謎解き~”なのかな?
長っ。
まずカバーの可愛らしい女性のイラストが目を引くんですが、この人が小説のキーパーソンなわけです。
なんとクリーニング師っていう設定。
クリーニング屋がメインキャラクターというのは珍しいですよね。
で、なんでクリーニング屋が謎解きと関係するかというと・・・
洋服の状態を見て犯人をプロファイリング
するからです!
目のつけどころが凄い。(笑)
確かに、お預かりした洋服を検品していると色んなことがわかるんですよね。
汚れの種類や劣化している箇所でなんとなく着用状況が見えてきたりします。
その究極版がこの主人公で、洋服のシミや劣化部分を見て持ち主の人間像をプロファイリングしちゃうんです。
その情報を元に事件を解決していくのがこの小説の肝になってます。
内容はまっとうなミステリー
私は書評なんて全くもってできないので内容について深く言及することはできませんが、クリーニング屋的には面白かったです。
やっぱり主人公のキャラが良くて、いわゆる天然系の設定で洋服大好き!クリーニング大好き!そのこと考えると周りが見えなくなっちゃう!!って感じ。
ところどころで出てくるクリーニング屋的な作業も「なるほど。」とか「あぁ、それわかるわー。」なんて共感しながら読めてしまいました。
ホントにこんなクリーニング師(情熱があって技術も最高峰な、二十歳そこそこの可愛い天然系女子)がいたらクリーニング業界ももっと盛り上がるかもしれませんね。(笑)
興味のある方は、せひ手に取ってみてください。
「クリーニング屋さんって、なんか凄いなぁ。」と思うこと間違いなしです!(かなり特殊なクリーニング屋さんの話ですが・・・。)