洗濯表示が外国語で意味不明・・・。そんな時に使える海外の繊維名一覧
- 投稿:2016.06.13
- 更新:2020.10.03
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古着や並行輸入品、海外で買ってきた洋服の洗濯表示はぜーんぶ外国語で書かれてます。
パッと見ても何が書いてあるかさっぱりわかりません!
そんな時はこちらの一覧表を見て”何の繊維で作られているか”を確認しましょう。
素材がわかれば、どのように取り扱ったらいいかイメージすることができますよ。
外国語の繊維名一覧
日本語 | 英語 | イタリア語 | フランス語 | ドイツ語 |
---|---|---|---|---|
綿 | Cotton | Cotone | Coton | Baumwolle |
麻(亜麻) | Flax, Linen | Lino | Lin | Flachs, Leinen |
麻(苧麻) | Ramie | Ramie | Ramie | Ramie |
毛 | Wool | Lana | Laine | Wolle |
絹 | Silk | Seta | Soie | Seide |
レーヨン | Viscose Rayon | Raion | Rayonne | Kunstseide, Rayon |
キュプラ | Cupro, Cuprammonium Rayon | Cupro | Cupro, Cuprammonium | Kupferseide |
アセテート | Acetate | Acetato | Acetate | Acetat |
ポリエステル | Polyester | Poliestere | Polyester | Polyester |
ナイロン | Nylon | Nailon | Nylon | Nylon |
アクリル | Acrylic | Fibra acrilica | Acrylique | Acryl |
ポリウレタン | Polyurethane | Poliuretane | Polyurethane | Polyurethan |
繊維の特徴
何の繊維で作られているかがわかったら、取り扱い方法を簡単に確認しておきましょう。
綿・麻
強い繊維なので、洗うこと自体は比較的簡単です。
洗濯機で普通に洗っても大丈夫。
ただ、色落ちしやすいので最初の洗濯から2~3回は単独洗いすることをおススメします。
また、シワになりやすいので、アイロンがけする、脱水を短めにする、などの工夫も必要です。
毛・絹・レーヨン・キュプラ・アセテート
それぞれ独特の風合いや機能を持っている繊維ですが、水に弱いのが難点。
基本的にはドライクリーニングをおススメします。
安易に水洗いすると収縮、風合い変化、変色、劣化など、様々なトラブルが起こる可能性があります。
ポリエステル・ナイロン・アクリル
強い繊維で、色落ちもほぼ起きないため、比較的簡単に洗うことができます。
ただし、熱に弱いため、直射日光に当て続けたり高温の乾燥機で長時間タンブリングするのは避けましょう。
高い熱が加わると繊維が変形し、一度変形すると元には戻りませんので要注意です。
ポリウレタン
ゴムのような繊維でストレッチ性のある洋服や、レザーに似せた洋服に使われます。
熱に弱く乾燥時には注意が必要ですが、それ以上に問題なのは経年劣化。
ポリウレタンの寿命は製造から3~5年と言われていて、ある時期を過ぎると変形、表面の剥離やひび割れが起きる可能性があります。
最後に
外国語表示の洋服はクリーニング店でも取り扱い不可の場合があります。
それは洗濯表示通りの洗い方をしても起きたトラブルについて、対応してくれる問い合わせ先が不明であることが多いからです。
インポート物でも正規代理店を通っている場合には、日本の代理店が対応してくれます。
しかし、古着や並行輸入、海外で直接購入してきた洋服にはそれがありません。
あくまで自己責任の範囲で取り扱わなけければならないのです。
そんな時に上記の一覧表が役に立ちます。
どうしても取り扱い方法がわからない場合には、クリーニング店に「外国語表示ですけど、どうしたら洗えますか?」と相談してみてください。