服に穴を開ける、いまいましい害虫たち・・・。
大切な洋服ほど狙われやすいのでホントに厄介です。
対策をするならまず敵を知りましょう!
あなたのお洋服を食べている虫はこんなヤツらです!
虫の種類
洋服を食べてしまう害虫はこんな種類の虫です。
ヒメカツオブシムシ | ヒメマルカツオブシムシ | イガ | コイガ | |
産卵時期 | 5~7月 | 5~7月 | 5~10月 | 5~10月 |
幼虫期間 | 10か月 | 10か月 | 1~2か月 | 1か月 |
虫食いのほとんどは・・・
ヒメマルカツオブシムシによるものだと言われています。
これらの害虫がお洋服を食べてしまうのは、幼虫期間だけです。
”だけ”といっても、幼虫期間は10か月ほどもあるのですから、ほぼ1年中虫食いの可能性があるということです。
こうやって入ってくる
成虫は自由に屋外を飛び回ることができます。
そのため、外干ししている洗濯ものなどにくっついて家の中に侵入してくるわけですね。
器用なヤツはそのまま洗濯ものに卵を産み付けることもあるそうですよ。
植物が好きな方は、花などを屋内へ持ち込む際に虫も一緒に連れてきてしまうことも。
好きな繊維
ウールなどは一番の好物。
冒頭に書いた”大切な衣類ほど虫食いにあいやすい”というのはこの事です。
スーツやコート、ニットなどが狙われやすいんです。
「じゃあポリエステルとかの化繊は?」と思われますよね。
たしかにウールよりも美味しくなさそうです。
でも食べられます。(汗)
落ちきれない汚れが付着していると、その汚れごと繊維を食べてしまうからなんです。
対策しましょう!
やられてばかりではいけません!
しっかりと虫食い対策しましょう。
防虫剤を正しく使う
防虫剤は主に4種類。
ピレスロイド系
フローラル ミセスロイド 引き出し・衣装ケース用 24個入 1年 エレガントローズの香り
防虫剤特有の臭いがなく、他の薬品とも併用できます。
最も一般的な防虫剤ではないでしょうか。
パラジクロベンゼン
効き目が早いのが特徴。
その分使用期間も3か月~半年と短め。
ナフタリン
ゆっくりと効き目が持続する。
ひな人形や鎧兜の収納に。
しょうのう
古くから使われている防虫剤です。
着物などの収納に。
使い方のポイント
防虫剤の使い方にもポイントがあります。
正しい使い方でないと効果が半減してしまうので注意しましょう。
- 保管前には洗濯orクリーニングして汚れを落としておく
- 収納場所は清潔に、なるべく密閉する
- 防虫効果は上から下へ拡がるので防虫剤は上の方へ
- 収納場所も容器も詰め込みすぎず8分目
こんなところがポイントです。
まとめ
1年通して対策が必要な虫食い。
防虫剤を正しく使うのは当然として、クリーニング屋的にはしっかりと汚れを落とす洗濯をお願いしたいです。
例え洗濯していても、汚れが落ちていなければ意味がないのです。
ご自身で落としきれない汚れはクリーニング店にご相談くださいね。