夏に着たい!涼しげな素材【麻・レーヨン】はどうやって洗う?

トピックス

お洋服の素材も季節感を出すためには重要なポイント。

季節が変われば活躍する素材も変わります。

暖かくなってくると麻やレーヨンなどの涼し気な繊維が大活躍!

「・・・って、麻とかレーヨンはどうやって洗うの?」

そんな疑問にお答えします!

涼し気な素材の代表格”麻”

暖かくなってくるとサラリと着たくなる麻のお洋服。

その風合いが醸し出す雰囲気も非常に涼し気です。

良いところ

  • 丈夫
  • 吸湿性がいい
  • 速乾性が高い

残念なところ

  • シワになりやすい
  • 色落ちしやすい

洗い方

麻は非常に強い繊維なので、洗うこと自体はそれほど難しいことではありません。

毛羽立ちや色落ちが気になる場合には、洗濯ネットに入れたり、デリケート衣類用中性洗剤+スピードコースで負荷をかけずに洗い切りましょう。

さらにこだわるなら手洗いもおススメですよ。

脱水は短めに

一番の問題はなんといってもシワができやすいということ。

しわくちゃなのが麻素材の味!といってしまうとそうなのですが、あまりにもシワがひどいと見栄えもよくありません。

洗濯中で一番シワを作りやすい工程が脱水工程です。

1分ほどの短時間に設定するのもシワを作らないコツ。

このようにお洋服によって洗濯コースを使い分けるのはお洗濯の基本で、お洋服を長持ちさせるポイントにもなります。

干し方のコツ

さらに濡れ干しというテクニックもあります。

水が滴るシャツ

脱水をかけずに、ボトボトと水が滴る状態のまま干してしまうんです。

これにより自重で程よくシワが伸び、風合いよく乾かすことができます。

洗いざらしのカジュアルなコーディネートを楽しみたい方は、この方法で洗うとそのまま着ることができますのでおススメです。

さらに詳しい洗い方はこちらのページでご紹介しています。

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麻はアイロンがけが超大変

繰り返しになりますが、麻のお洋服はシワ作らず自然に風合いよく洗い上げることがポイントです。

麻の場合はシワというより”傷”に近いので、きついシワがついてしまうとアイロンで伸ばすのが非常に難しくなります。

特に家庭アイロンではパワー不足が原因で思うようにシワは伸びません。

どうしてもキレイに仕上がらない場合にはクリーニング店に相談してみてください。

(クリーニング店のアイロンは、超強力なスチームを噴射することができます。)

風合いが気持ちいい”レーヨン”

昔は”人造絹糸”と呼ばれていたその名のとおり、シルクのような光沢と、とろんとした風合いが特徴の繊維。

肌触りもよくサラリと着られるため、レディースのブラウスにも使われます。

夏シャツの定番、アロハシャツもレーヨンですね。

良いところ

  • シルクのような光沢と肌触り
  • とろんとしたシルエットが今っぽい
  • 吸湿性が高い

残念なところ

  • 水を含むと縮む
  • 着用を繰り返すことで劣化しやすい

洗い方

レーヨンを洗う上での問題点は、なんといっても水に弱いこと。

安易に水洗いすると、とてつもなく縮んだり光沢がなくなったりします。

少し雨に降られただけで水染みができたりもします。

基本的にはクリーニング店にお任せいただきたい素材です。

しかし、レーヨンは手軽にシルクっぽい上品な風合いを楽しめる素材。

そのため販売価格はリーズナブルなことが多いです。

そうすると、「こんな安く購入したのにクリーニング代が高くついちゃった。(泣)」と残念なことになることも・・・。

購入前にはアフターメンテナンスのことも考えてくださいね。

レーヨンが縮む理由

レーヨンは木材パルプなどを原料としており、水を含むと大きく膨張し全体の寸法が縮みます。

その繊維の膨張自体は乾燥すると元に戻りますが、一度歪んだ寸法は元に戻らず、結果全体が縮んでしまうのです。

レーヨンの混紡率や洗い方にもよるので100%縮むとは限りませんが、失敗報告もよく耳にしますので、大切なお洋服でしたら必ずクリーニング店へ相談してくださいね。

まとめ

繰り返しになりますが、レーヨンは簡単に水洗いできません。

どうしても洗いたい場合には、デリケート衣類用中性洗剤+優しく手洗い。

しかも、超スピードで縮む前に洗い上げでしまうことがコツです。

それでもあまりおススメしませんが・・・。

不安な方は失敗してしまう前にクリーニング店へ相談してくださいね。

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