ダウンジャンパーの羽毛はなぜ抜ける?その理由と対処方法

トピックス

ダウン衣類から羽毛が抜けてしまってお困りですか?

一度吹き出しはじめると止まることはないので本当に大変です・・・。

こちらでは羽毛が抜けてしまう理由と、その対処方法をご紹介します。

羽毛はなぜ抜ける?

これは経年劣化もそうですが、製品そのものの影響が大きいです。

羽毛は針の穴ほどの小さな隙間でも通り抜けてしまいます。

そのため縫い目や生地の隙間から吹き出してしまうのです。

シェルがウール素材

羽毛は生地の下に直接詰められているわけではありません。

”ダウンパック”という密閉された袋に入れられ、その袋ごとナイロンやポリエステル素材のシェルの下に詰められているのです。

2重の対策になっているんですね。

ウール素材のダウン

しかし、シェルがウールになると生地の目が粗いため、羽毛が抜けやすくなるのは明白です。

デザイン性に優れたオシャレなウールダウンも、このようなところに問題があるのです。

フェザーが多い

ダウン○○%、フェザー○○%と書かれた品質表示をご覧ください。

詰め物の割合はどのようになっていますか?

フェザーフェザーの割合が多いと抜けやすくなります。

ダウン違い、フェザーには軸がありこれがシェルを突き破ってしまうことがあるんです。

この辺りも購入時には確認しておきたいですね。

対処方法

上記は一例ですが、羽毛の吹き出しは製品上の問題が大きいので、改善することは難しいのが現状です。

少しでも吹き出しを抑えるためには、このようなところがポイントになります。

摩擦を軽減する

摩擦によって発生する静電気も羽毛の吹き出しに影響します。

インナーをウールなどではなく、ツルツルとした素材にすると摩擦が軽減されます。

むやみに引っ張らない

ダウン製品を着る以上、多少の吹き出しは起こります。

しかし、そのケアが大切。

抜けかかっている羽毛を安易に引っ張ると、その羽毛が次の羽毛を引っ張ってきてしまい、無限ループに陥ってしまうのです。

できれば裏側からつまんで、中に戻してあげましょう。

フェザーが多いのなら軸を折る

前途のとおり、フェザーが多く含まれるダウンは、固いフェザーの軸がシェルを突き破ることがあります。

その場合は、握って軸を折ることで吹き出しが軽減されることがあります。

ただ、なかなかの荒技なのでよく検討してから試してくださいね。

メーカーに連絡する

前途のとおり、多少の吹き出しは仕方ありません。

しかし、明らかに異常な量の羽毛が抜ける場合には、製品上の問題があるかもしれません。

「おかしいな?」と感じたらメーカーさんに問い合わせてみましょう。

メーカーさんへの連絡先は品質表示に記載されています。

最後に

ちなみに製品上の問題点と、購入価格は関係ない場合もあります。

「高かったから羽毛は絶対に抜けないよね?」ということにはならないのです。

いわゆる高級ダウンとして有名なブランドでも、羽毛が抜けやすいものも存在します。

本当に厄介です・・・。

ダウン製品は、ある程度羽毛が抜けるものとして着用しなければなりません。

ちなみに常識の範囲内で抜ける羽毛は、全体の量からすると微々たるもの。

保温性が低下するなど、機能面での影響は少ないと思われますのでご安心を。

タイトルとURLをコピーしました