皮脂汚れって、なかなか落とせなくて困ってしまいますよね。
洗濯しているはずなのに、落としきれない皮脂汚れが蓄積して、最終的には変色してしまいます。
どうすればキレイに落とすことができるんでしょうか?
それは水温を○○℃にして洗うことです。
水温は40℃
だと、皮脂汚れがよく落ちるんです。
皮脂は40℃くらいから溶け始め液体となります。
しかも、この辺りから洗剤に入っている酵素や漂白剤の効きもよくなってきます。
40℃という温度は、皮脂自体を落としやすくする上に、洗剤の力を効率よく発揮する洗濯に適した水温なんですね。
上げすぎには注意
「じゃあ水温を上げれば上げるほどいいんじゃない?」と思われるでしょう。
しかし、これはいいとも言えますし、そうではないとも言えます。
家庭の洗濯に適した水温は、40℃から高くとも60℃までです。
例えば、クリーニング店では殺菌を目的としたり、あまりにもひどい作業着の油汚れを落とすためには、80℃以上まで水温を上げることがあります。
そのように特別な理由がない限りは、高すぎる水温は洗剤の効果を低下させる場合もありますし、なにより衣類への負担が大きすぎます。
家庭では、必ず40℃を目安にしましょう。
蛇口から出る水は20℃前後
そうなんです。
蛇口から出る水は20℃前後。
冬場ともなればかなり低くなります。
水温が低すぎると洗剤が溶けにくかったり、汚れが落ちにくかったりと不具合が出てきます。
差し湯したり、残り湯を使ったりして水温を上げましょう。
まとめ
繰り返しになりますが、皮脂汚れは冷水では落ちにくく、洗濯しているつもりでも汚れは落ちきらず蓄積していきます。
それが、変色の原因となるのです。
上記のようなお湯での洗濯に加えて、台所用洗剤をしみ抜き剤として使い、襟袖に前処理しておきましょう。
この一手間で、汚れ落ちは格段に上がります。
シャツやブラウスなど白いものを、より白く洗うためにはお湯での洗濯が最適です。