ニット帽は暖かいだけでなく、被るだけでなんかオシャレに見える便利アイテムです。
冬場になると手放せない方も多いのではないでしょうか?
でも、ニット帽は定期的にお手入れしないと汚れが蓄積してしまいますよ!
こちらでは、型崩れを防いで上手にニット帽を洗う方法をご紹介します。
なぜお手入れした方がいいのか?
頭にちょこんと乗せるような被り方もトレンドですが、基本的に額や耳が隠れるまで深く被りますよね。
そこで一つ問題が・・・。
人間の体で一番汗をかきやすい(汗腺が多い)のは、手のひらや足の裏、そして額。
そして人間特有の体温調整するための発汗は頭からもたくさんの汗をかくのです。
さらに、皮脂や化粧品(ファンデーションなど))も付着します。
もうおわかりですよね?
頭に密着するニット帽は結構汚れてるんです。
しかも、お手入れしないで放っておくと汚れはどんどん蓄積し、最終的に変色してしまいます。
特に淡い色のニット帽は要注意です。
クリーニング店にはそのようなニット帽も持ち込まれますが、汚れきってしまった段階で対応してもなかなか元通りにはできません。
定期的にお手入れすることが、ニット帽を長く使うコツなのです。
ニット帽の洗い方
それでは、ニット帽を洗ってみましょう。
素材を見極める
お持ちのニット帽の洗濯表示を確認してみましょう。
綿やアクリルなどでしたら水を使った手洗いができる表示になっているはずです。
ウールの場合にも手洗いができなくはないですが、それなりの知識とテクニックを必要とします。
基本的にはクリーニング店に依頼しましょう。
皮脂汚れは台所用洗剤で
後述する洗濯方法は、ニット帽の風合いが変化しないようデリケートな洗い方になります。
そのため、目立つ汚れは事前に落としておく必要があります。
特におでこ部分に直接触れる部分の皮脂汚れは絶対に落としておきたい汚れです。
台所用洗剤をつけて、優しく押し洗いしてあげましょう。
生地が傷んでしまうので、洗うというよりも洗剤を浸透させていくイメージです。

この方法でファンデーションまで落とせればよいのですが、残ってしまったら部分的にしみ抜きしてあげましょう。
ファンデーションのしみ抜き方法はこちらのページが詳しいです。
手洗いする
洗面台にニット帽が漬かる程度のぬるま湯を張り、デリケート衣類用中性洗剤を適量入れて洗浄液を作ります。
目立つ汚れがある場合には、洗剤の原液を直接つけておきます。
そこに、ニット帽を入れて優しく押し洗いしましょう。
強く揉んだりすると型崩れや毛玉を作る原因となります。
あくまで優しくです。
その後、水を入れ替えながら濯ぎます。
この方法は、ウールのニット帽には最適で、同じ洗い方でニット類も洗うことができます。
ぜひマスターしておきましょう。

黄ばみは酸素系漂白剤で
白やベージュのニット帽は原因のわからないシミや黄ばみがあるかもしれませんね。
しかし、残念ながら普通の洗濯だけではこれらの汚れは落とすことはできません。
酸素系漂白剤で漂白してあげましょう。
- 40℃ほどのぬるま湯を用意する
- 酸素系漂白剤を入れる
- 30分~1時間ほど漬け込む
- 汚れが落ちたらしっかり濯ぐ
このような流れになります。

タオルドライで水気を取る
型崩れを防ぐため、機械による脱水は行いません。
大判のバスタオルで包み、軽く押さえて水分をタオルに移していきます。
これがタオルドライという方法です。
ニット帽だけでなく、機械で脱水できないデリケートなアイテムには非常に有効な方法です。
平干しで乾かす
サイズがピッタリのざるがあればそれに被せて乾かすのも有効です。
しかし、サイズが合わないのに無理やり被せると型崩れの原因となるので、それは状況に応じて判断してください。
基本的にはニット帽に負担がかからないよう平干しします。
こんな感じですね。
その後、普段通りに着用していれば、自分の頭のサイズに馴染んできます。
まとめ
このように、ニット帽の洗濯は意外と簡単にできます。
是非、定期的にお手入れしてあげてください。
あっ、繰り返しになりますが、素材には要注意ですよ。
比較的手軽に洗えるのは綿やアクリル。
ウールは難しいので手洗いが心配な方はクリーニング店へご依頼ください!