皆さん、洗濯の時に”予洗い”はしてますか?
もしかしたら初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれませんね。
こちらでは、予洗いの効果と注意点をご紹介します。
そもそも予洗いとは
予洗いとは、本洗(洗剤を入れて洗う、いわゆる”洗い”工程)の前に行う洗い工程で、その後の本洗いで効率よく汚れを落とすための下準備です。
水だけで洗う、少量の洗剤を入れて洗う、など様々な方法があります。
本来は、水だけで予洗いしておいて大まかな汚れを落としておき、次の本洗で汚れを落としやすくすると同時に、洗剤の量も減らすことができる、という目的で行います。
その効果は?
当然といえばそうなのですが、効果は確かにあります。
実は、水と洗濯機の機械力だけでも汚れは落ちるのです。
そこで汚れた水を排水し、さらに洗剤を入れて洗っていくわけですから、汚れ落ちが良くなって当然です。
昔は、今のように洗剤や洗濯機の性能が良くなかったので、汚れ落ちをよくするための予洗いは、家庭でも一般的な手法でした。
予洗いの注意点
前項で少し触れましたが、今の洗剤や洗濯機は高性能なので、そこまで予洗いにこだわる必要はありません。
毎回の洗濯で必ずやらなければならないようなことではないのです。
頑固な汚れを落としたい時に
特に汚れた衣類、例えばひどい食べこぼしや、お子さんが汚してきた服などは予洗いが効果的です。
特に食べこぼしなど、油分を含んだ汚れを落としたいときには、食器用洗剤を部分的につけて予洗いすると、汚れ落ちが格段に良くなります。
化学繊維は要注意
ただし、ポリエステルなどの化学繊維は注意が必要です。
そのような繊維は、一度離れた汚れがまた付着する”再汚染”という現象が起こりやすいのです。
洗剤が入っていれば、洗濯中に落ちた汚れを掴んで離さない働きをするので、再汚染する可能性は低くなります。
化学繊維を洗うときには、水だけの予洗いは避け、洗剤を入れるようにしましょう。
まとめ
このように、予洗いは毎回行うべきものではありませんが、汚れ落ちをアップさせたい時には効果的な方法です。
いつもの洗濯の前に、5分ほど予洗い時間を設定して洗ってみてください。