プロ用機械の家庭版、ハンディ洗浄機のシミトリエリック。
普段の洗濯+αで洗濯上手になれるかも。
まずはスペックを
美容器具?と思うようなルックスですが、シミ抜き機です。
これでどうやってシミ抜きするの?と思うかもしれませんね。
なんかUSBケーブルついてるし・・・。
これは、シミ抜き履歴をパソコンに取り込めるのではなく、単純に電源用です。
USBと乾電池で動作します。
先端に銀色のプレートがついているのがわかりますか?
このプレートが、毎秒5万回という超音波振動を起こして、シミや汚れを浮かせ、水の水流を作り、洗剤を繊維の奥へ浸透させ、シミを落とすという具合です。
物理的に汚れを落としたり、洗剤の効果を高めたりできるのですね。
使い方が動画で紹介されています
動画を見れば一目瞭然ですが、水や洗剤を使いながら超音波振動を当ててシミを落としていきます。
どこが新しい?
実はこのような製品は、シミトリエリックが始めてではありません。
昔から同じような製品はあります。
そして、物凄く何かが進化したわけではなさそうです。
(USBで電源供給できるようになった点くらいでしょうか。)
価格は安価に抑えられてきているように思います。
その性能は?
あると便利なのは間違いありません。
しかし、これさえあれば全てのシミ、全ての繊維に対応できるわけではありません。
基本的には水洗いできる強い繊維のお洋服にしか使わないほうが無難です。
普段クリーニングに出すような衣類、デリケートな衣類、色落ちしそうな衣類などに対して安易に使うと思わぬトラブルが発生するかもしれないので注意が必要です。
また、黄ばみなどの変色にはあまり効果が期待できません。
漂白剤や熱を使わなければ黄ばみは落ちないのです。
僕だったらこう使う
普段のお洗濯の品質を上げるためには有効です。
襟汚れなどの頑固なシミは、前処理してから洗濯するのがセオリーですが、その前処理の効果を高めるために使うのです。
油汚れをよく落とす台所用洗剤を前処理剤として使います。
その洗剤の効果をより高めるために、超音波でしっかりと浸透させるのです。
これにより、洗剤の力を最大限にまで発揮できます。
まとめ
クリーニング店でも同じようなシミ抜き機を使っていますが、完全に落とすことのできないシミがあるのも事実です。
シミの落としやすさには様々な要因が絡んでくるので、画一的な方法で全てに対応するのは不可能です。
機械の性能だけでは落ちないシミが数多くあるのです。
知識不足のままシミ抜きすると被害が拡大したり、トラブルが発生します。
ご自身でシミ抜きする場合には、綿やポリエステルなどの強い繊維でできたお洋服からチャレンジするようにしてください。