春や秋、「ちょっと肌寒いかな?」という時の温度調整に重宝する綿のジャケット。
しかし、頻繁に着用すると、すぐに目立ってくる汚れに困ってしまうもの・・・。
でもご安心ください!綿のジャケットなら家庭で洗うことができますよ!
まずは洗濯表示を確認
まずは洗濯表示を確認してみましょう。
これは水洗い不可のマークです。
この絵が描いていなければ、水洗いできるということです。
ドライクリーニングのみとなっていたらクリーニング店に相談してください。
なんといっても取り扱いしやすい綿素材ですから、水洗いできることの方が多いでしょう。
まず最初に注意点を
綿ジャケットを洗うときにもっとも注意したいのは、”なるべくシワを作らない洗い方”をすることです。
シャツならまだいいですが、立体的に作られているジャケットをハンドアイロンで手仕上げするのは慣れない方ですと至難の業です。
また、濃色の綿ジャケットですと、ほぼ確実に色が落ちます。
特に擦れている部分が洗濯によって白けてきます。
デニムはこのような色落ちが”味”として認知されていますが、綿ジャケットはくたびれ感とも言えるよな色落ちをする場合もありますので注意が必要です。
そのような点を踏まえて洗濯していきましょう。
洗濯方法
それでは、綿ジャケットを洗濯してみましょう。
1.洗う
洗濯機のデリケートコース、もしくは手洗いにて洗濯しましょう。
強い水流(特に縦型洗濯機)で洗うと、きついシワがついてしまい、アイロン掛けも大変になります。
また、使う洗剤はデリケート衣類用の中性洗剤がおススメです。
このような洗剤ですね。
弱アルカリ性の粉末洗剤は洗浄力が高いため、必要以上の色落ちが発生します。
また、蛍光増白剤入りですと、綿ジャケットの色味にも影響があるかもしれないので注意が必要です。
弱水流、短時間で洗濯するよう心がけましょう。
2.脱水
ここは結構重要なポイントです。
脱水時間が長くなるとシワがきつくついてしまいます。
洗濯機のデリケートコースならば、脱水時間も短く設定されていると思います。
もしくは、高速回転に入ったら10秒ほどで手動停止してしまいましょう。
上手に洗うポイント
綿のジャケットをさらに上手に洗うポイントをご紹介します。
濡れ干しする
濡れ干しとは、洗濯後に脱水せず、ボトボトと水が滴る状態で干してしまうことです。
綿や麻製品に有効な手段で、水に濡れているお洋服自身の重みによって自然にシワが伸びる、という方法です。
その際には、ジャケットの型崩れが起きないよう、幅広のプラスチックハンガーを使うようにしましょう。
縫い目を引っ張って整形しながら上手に干すと、ノーアイロンでも着られるような状態で仕上がります。
キレイ目に着こなしたい場合はアイロン掛けが必要ですが、きついシワがついていないのでアイロン掛けも比較的簡単に済みます。
是非お試しください。
漂白する
上記でご紹介している洗い方は、シワや色落ちを懸念して、優しい洗い方になっています。
そうすると、洗浄力が低下することは避けられません。
そのため、蓄積した汚れをどこかでリセットしなければなりません。
特に、淡色のジャケットは汚れが目立ってきます。
まずは、皮脂などの油性汚れを落とすため、固形石鹸や台所用洗剤で、襟や袖口を下洗いします。
その後、ぬるま湯+酸素系漂白剤の洗浄液に1時間~2時間ほど漬け込みます。
目立つ汚れが落ちたら、洗浄液を残さないようよく濯ぎましょう。
まとめ
とにかく”シワを作らない”、”色落ちさせない”この2点に注意することが重要です。
綿ジャケットは、ずっとメンテナンスしていないと襟や袖がひどく変色してしまい、クリーニング店でも完全に落としきれなくなる場合があります。
お気に入りの綿ジャケットを長く着用するためには、丁寧なメンテナンスが必要です。
定期的に洗濯するように心がけましょう!