「外出先でシミがついちゃった!」
とっても焦る事態ですが、慌てて触ってはいけません。
その後、対処がしやすくなる応急処置の方法をご紹介します。
まずは注意点を
外出先での処置はあくまで応急処置。
シミを落としてしまおうと考えると、生地を傷めたり、シミの範囲が広がったりして被害が拡大する恐れがあります。
また、最終的にクリーニング店へシミ抜き依頼するときも、安易に触っていないほうがシミが落ちやすい場合も多々あります。
外出先では応急処置に止め、なるべく早くお洗濯、若しくはクリーニングするようにしましょう。
応急処置の方法
外出先で行うのは、シミを落とすことではなく、被害が拡大しないようにする応急処置です。
とはいっても、実際にはついたばかりのシミはとても落ちやすいので、応急処置の時点で完全に落ちてしまう場合も多いです。
1.乾いたティッシュで水分を取る
まずは、ティッシュなどで素早く水分を吸収しましょう。
それ以上、シミが広がっていかないようにするための処置です。
2.濡れたティッシュとハンカチで挟み込む
大体の水分を取る事ができたら次の作業です。
シミがついている生地の下にハンカチ(もしくは乾いたティッシュ)を敷きます。
そして生地の上から濡らしたティッシュを当てて軽く押さえ、シミをハンカチに移していきます。
3.石鹸を使ってもOK
カレーなどの食べ物は油分を含んでいるので、水だけでは落ちません。
その際にはハンドソープや石鹸を使うとよいでしょう。
上記の工程2のときに、水だけでなく石鹸も含ませてから同様の作業を行います。
その際には、水のみで濡らしたティッシュで石鹸成分を取り除かなければなりません。
洗濯で言うところの、濯ぎをするのです。
これはやっちゃダメ
ついついやりがちな、間違った方法があります。
おしぼりを使う
外出先でシミを作ってしまったときに、一番身近にありそうなものは”おしぼり”です。
とっさにおしぼりを手にとって、ゴシゴシと拭いてしまうことはよくあります。
しかし、これはいけません。
ゴシゴシと拭くのは生地が傷みますし、消毒の塩素を含んでいるため、デリケートなお洋服ですと色が抜けてしまう場合があります。
必ずティッシュかハンカチを使うようにしましょう。
シミの周りから攻める
応急処置するときにシミの中心から触ってはいけません。
慌ててシミの真ん中から触ると、シミは外へ外へと広がろうとします。
シミの範囲が広がってしまうのです。
必ずシミの周りから中心に向かって落としていくようにします。
まとめ
シミは時間が経つほど落ちにくくなりますので、早めの対処は大切です。
しかし、外出先ではあくまで応急処置。
落ちたらラッキー!くらいの気持ちで無理はせず、その後早めにお洗濯かクリーニングしましょう。