柔軟剤と洗剤の違いって何?

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柔軟剤と洗剤の違いについて考える女性

洗剤と柔軟剤の違いって何だと思いますか?
「”洗剤は洗う、柔軟剤は柔らかくする”でしょ?」

そうなのですが、どのような働きでそのような効果があるのか、ちょっと詳しくご紹介します。

ご存知だと思いますが・・・

柔軟剤(柔軟仕上げ剤)は洗濯物をふんわりと柔らかい風合いに加工するものです。
(その特性上、静電気防止効果も同時に得られます。)

現在の柔軟剤は、柔軟効果と同時にこだわりの香りを洗濯物に残す効果があるものがほとんどです。

対して、洗剤(洗濯用洗剤)は衣類についた汚れを落とすものですね。

洗剤→柔軟剤の順番で入れていきます。

全く別のものです

もちろん、柔軟剤で洗浄効果は得られませんし、その逆もまた然りです。

特殊なものとしては、柔軟剤入り洗剤というものが存在します。
リンスインシャンプーの洗濯洗剤版みたいなものですね。

【大容量】ボールド 洗濯洗剤 粉末 香りのサプリイン 1.5kg
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これは、洗剤と柔軟剤が最初から一緒に入っています。

本来は別々のもので、同時に入れてしまうとそれぞれの効果を打ち消し合い、どちらの効果もなくなってしまうのですが、洗剤メーカーさんの工夫により洗浄効果、柔軟効果が同時に得られるようになっています。

その仕組みは後述します。

洗剤と柔軟剤はベストパートナー

洗剤にも柔軟剤にも界面活性剤が入っています。
しかし、洗剤の界面活性剤は-マイナスの電荷を持っていて、柔軟剤の界面活性剤は+プラスの電荷を持っているという違いがあります。

+プラスの界面活性剤は、一般的に濯ぎで繊維から離れにくく、-マイナスは洗浄力が高くて濯ぎで流れやすい性質を持っています。
これを利用して+プラスの界面活性剤は柔軟剤に、-マイナスは洗剤に使用されているんですね。

こんな形でまったく違う逆の性質を持っているので、同時に使うと効果を打ち消しあってしまうのです。

しかし、柔軟剤入り洗剤は、これらの効果が同時に起こらず、時間差で効果を発揮する工夫がされています。
洗剤成分が濯ぎで流れ去ったあとに、柔軟剤成分が働くようになっているんですね。

単純に二つを混ぜているだけではないのです。

どんな働きをしてるの?

繰り返しになりますが、洗剤は洗濯物に残したくないもの、柔軟剤は残したいものです。

洗剤を使ったあとの繊維は-マイナスの電気を帯びています。
そこに、+プラスの柔軟剤を入れると、プラスとマイナスが引き合い、繊維に強く吸着して柔軟効果、帯電防止効果を得ることができるのです。

まとめ

まずはっきり言えるのは、柔軟剤と洗剤は全くの別物。
その成分にも用途にもしっかりとした違いがあります。

しかし、素晴らしいコンビネーションで洗濯の品質をグッと上げてくれているのです。

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