今年の夏、しまっておいたTシャツを着ようと思ったら黄ばんでいてビックリ!なんてことはなかったですか?
その黄ばみ、しまう前の洗濯方法を間違えてるんです!
秋の衣替えは、ちょっとしたコツが必要。
来年は黄ばみに泣かない、正しい洗濯方法をご紹介します。
黄ばみの原因
洗濯しないで収納してしまう人はさすがにいないでしょう。
ほとんどの方は”しっかり洗濯したつもりなのに”黄ばんでしまったんだと思います。
それはなぜか?
答えは簡単です。
汚れが落としきれていないんです。
その残った汚れが黄ばみの原因となります。
黄ばみ防止のチェックポイント
残っている汚れの代表格は皮脂です。
この皮脂が酸化することにより、黄ばみが発生します。
皮脂は油性の汚れなので、水洗いで落としにくいのです。
水温を上げてみよう
皮脂は体温以上(40度近く)の水温で落としやすくなります。
お風呂場や洗面台でこの程度のぬるま湯を使いながら下洗いするとよいでしょう。
お風呂の残り湯を使うのもOKです。
ただし、残り湯の使用は最初の洗いだけ。
菌を残さないためにも、すすぎ工程は水道水を使いましょう。
このように、水温は洗浄力を高めるための重要なポイントです。
クリーニング店の洗浄が高品質なのは、水温を自由自在に操っているからというところも大きな理由の一つ。
黄ばみ防止という目的だけでなく、汚れがひどい洗濯物を洗う時など毎日の洗濯でも取り入れていくことをおススメします。
台所用洗剤で下洗い
皮脂は油性汚れ。
油汚れといえば台所用洗剤。
ということで、襟や脇など皮脂がついていると思われる部分に台所用洗剤をつけて下洗いしましょう。
その際には、洗面台などでぬるま湯を使いながら行うと、さらに効果的です。
その後、普段どおりの洗濯を行えばOKです。
中性洗剤の使用は避けよう
中性洗剤とは、いわゆるデリケート衣類用洗剤と呼ばれるもの。
しかし、”今シーズン最後の洗濯だから良い洗剤を使おう”と思ってこのような洗剤を使う事は間違いです。
なぜならば、皮脂を落としやすいアルカリが中性洗剤には入っていないからです。
(その名の通り、アルカリ性でなく中性なので。)
やはり、洗浄力を高めて洗うには一般的な弱アルカリ性の粉末洗剤を使うのがベストです。
ワンポイント
濃い色のTシャツやデリケートな衣類には、やっぱり中性洗剤を使いたいという方もいらっしゃるでしょう。
そんなときには、洗剤を襟や脇など特に汚れていると思われる部分へ直接つけて、下洗いします。
その後、普通に中性洗剤で洗いましょう。
黄ばみを作ってしまったら
ひとたび黄ばんでしまうと、基本的な洗濯で落とすのはほぼ不可能です。
酸素系漂白剤を使った漂白処理が必須になってきます。
この漂白方法は非常に便利で、黄ばみ落としだけでなく洗濯で落としきれなかった汚れにも効果的。
是非マスターしておいてくださいね。
- 40℃ほどの温水を用意する
- 酸素系漂白剤と粉末洗剤を入れる
- 30分~1時間ほど漬け置く
- その後、普段通り洗濯する
まとめ
黄ばみを作らないためには、とにかく皮脂などの汚れをしっかりと落とす事が重要です。
上記のような方法以外には、このような固形石鹸で下洗いするのも効果的。
固形石鹸は頑固な汚れ落としに便利なので、一個は用意しておくと、お洗濯の幅が広がります。
来シーズン、黄ばみに泣かないよう、衣替えするお洋服は特にこだわって洗濯してみてください!